ぴこのねごと

さあ、つかの間の現実逃避へ。 旅とフラと時々経理の話

2018-01-01から1年間の記事一覧

熊野古道 小辺路 高野山 大団円 Day4

今日、私たちを濡らした雨は、夜になっても降り続いていた。濡れたものを部屋の洗濯ロープにかけて乾かし、雨音を聞きながら、眠りについた。 「高野山でケーキを食べよう!」 出がけに、リーダーが言った一言で、俄然やる気が出た。普通に生活していたら、…

熊野古道 小辺路 雨の伯母子峠越え Day3

「明日の天気は、雨だね」 農家民宿山本のご主人の一言で私は凍り付いた。とてもおいしい夕飯をいただいて、奥さんと同行者と歓談している所だったのに。 雨の中、ゴワゴワの雨具を着て歩くことは、「八甲田山の死の行軍」を私に思い出させた。今から考える…

熊野古道 小辺路 十津川温泉〜三浦口 Day2

「あれ?」 怒涛の1日目から一夜明けた朝、お布団から起き上がった身体は思ったほど疲れてはいないように思えて拍子抜けした。 宿泊した田花館の温泉は、源泉掛け流しのぬるっとしたお湯で疲労回復にも効くとの事。朝は6:00からお風呂に入れるので、更なる疲…

熊野古道 小辺路 熊野本宮大社〜十津川温泉 Day1

自分の行きたいところへ、自分のタイミングで行く、一人旅も好き。周りの誰かと一緒に行く旅も好き。団体旅行は、楽だけど忙しくて苦手。 私の場合、誰かと一緒に行く旅は、たいてい”誘われ旅” だ。誘われて旅に出る、誘われ旅は、自分の発想の外からやって…

熊野古道 小辺路 本宮大社〜高野山へ 準備②

この夏大型の台風が、次々に襲来し、日本全国が大変な被害にあった。私が住んでいる地域では大きく生活が変わってしまうような影響はなかった。今もなお大変な生活を強いられている方々には、早く元の生活に戻れるように陰ながら応援していく所存です。 さて…

熊野古道 小辺路 本宮大社〜高野山へ 準備①

冬服を着てみて、一年の成長を知る(主に胴まわり)今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 旅は好きだが、登山は好きも嫌いもない。ただ山は登ったら降りてこなくてはならないし、自然みが凄すぎて少々怖さを感じる。キノコ採りで山に入り、亡くなる方…

サウナな人々 - 裸のハードボイルド

サウナ、ほの暗く汗ほとばしる空間。今日もまたそこで、女子たちのよもやま話に花が咲き、熱風が吹き荒れる。 この日のこの時間でのサウナのいつもの面々 今日は比較的若めの子、わんちゃんと、何でも話題についていくおばさん、知ってるさんがひたすらにサ…

帳簿の記帳説明会 - 個人事業主達の祭り

サウナにて、今年のハロウィンの仮装はどうするかと普段はおとなしいけど騒ぎたい人や友達とわいわい騒ぎたい人達が一様にざわめく。今日もそんな話を自分の事の様に、心躍らせて聴いているリスナーの私だが、それはまた別の話。 今朝のニュースを見ると、若…

ハワイ島 コナは本当に最高なのか

灼熱の夏からまだ2ヶ月くらいしか経っていないのだが、最早暑さを忘れつつある今日この頃。皆さま、寒さにお腹などを壊されていないでしょうか。 夏の記憶を呼び覚ましてみると、今年の夏は、 「He aloha no `o Honolulu」 ヘ アロハ ノ ホノルル というフラ…

ハワイ島 コナコーヒーをかたむけて

ハワイ島カイルア・コナと言えば、そこで採れるコナコーヒーも有名である。 プナルウからカイルアコナへの帰りにUCCハワイ・コナ・コーヒー・エステートへ。同じ通りにドトール・マウカ・メドウズ・コーヒー農園もあったが、先にUCCを発見したため、こちらで…

ポーランドのアメの味

2018年の1月からフリーランスの経理として働きだした。開業するまでに、いくつかの段階を経て今に至るのだが、正社員歴20年弱の私からすれば、手すりのないつり橋を渡るようなとても恐ろしい第一歩であった。 フリーランスと正社員との大きな違いは、その契…

ハワイ島 星降るマウナケア

ハワイ島でやりたい事の一つにマウナケアでの天体観測があった。 マウイ島のハレアカラの朝日を見るツアーでは、深夜にロビーに取り残されてしまったので、ホテルのロビーで待っている間、少し緊張した。深夜2時、目を皿の様にして見張ってると、無事にツア…

ハワイ島 ドライブ ホロホロカー コナから南へ

昨夜の夢は、すごいスピードで運転している夢だった。スピードを緩められず、怖かった。目が覚めても、運転席からの景色が、まぶたの裏に焼き付いてしまったようで、目を閉じると浮かんでくる。 昨日の荒療治で、運転に慣れたはずなので、今日もホテルまで無…

サウナな人々 - 類は何を呼ぶのか

サウナ、ほの暗く汗ほとばしる空間。 今日もまたそこで、女子たちのよもやま話に花が咲き、熱風が吹き荒れる。 「その人、本当にことわざ知らないのよ」 品のいい見た目のおばあさん、これまでの話ぶりだと70歳は超えているらしい。サウナ常連さんで、この日…

ハワイ島 ドライブ ホロホロカー コナから北へ

今年の夏休みは、何となくハワイ島に行きたいふと思った朝の通勤ラッシュ。 善は急げと予約した一ヶ月後に、キラウエアが噴火してしまった。 ニュースと地図を確認して、噴火している地域と宿泊先のコナの位置は 115㎞も離れており、更に島の中央には、4000m…

ままならぬもの

変わりばえのしない髪型に少し変化を持たせたくなって、前髪を数年ぶりに前髪を作った。 久し振りの前髪のあるスタイルに浮かれていたのだが、しばらくして思い出した。 前髪のクセがすごくて扱いにくかった事を。 前髪のクセは母とすごくよく似ている。顔の…

雨の日に座るもの

駅前に止まっている自転車。変わった様子に目にとまるものがある。 大きさは、折りたたみ自転車サイズ。特徴的なのはその荷台部分だ。40センチ幅位のブルーのプラスチック板をアーチ状にし、その前と後ろにもプラスチック板を貼り付けた、中が見えない青いビ…

祈り

7年たった。 未だに津波の映像を見ると、気分が悪くなるし、震災のことを思い出すと涙が出て溢れてくる。 あの時から今ここに来るまでに、7年かかってしまった。 ・税理士の勉強を止めて、会計事務所を辞めて ・事業会社の経理になって、辞めて ・やりたかっ…

太鼓の音は、始まりの音

太鼓の音は、何故か神聖な音のような気がする。場の空気を区切るような、体の奥の何かが呼び起こされるような、何かの始まりのような。 太鼓の音は、「胎動の音と同じなんですよ」と言われて、誰しもが生まれる前に聞いた事がある音に何となく神聖さや始まり…

たまには月に思いを馳せて

月蝕を見たのは人生初の事かもしれない。 夜空に浮かぶ赤い月は何とも言えない、存在感だった。夕方、光り輝く黄色の満月を見た事もあり、その変貌ぶりに驚きもした。 古代ハワイでも月の満ち欠けは、人の生活に深く浸透していて、いつ農作物を植えるか、魚…

それは「おもてなし」か?

「日本政府観光局(JNTO)」によれば、2017年の訪日外国人観光客は、2,869万人で、東京オリンピックの1964年以降最高の人数とのこと。実際、お客様に日本に来るのは初めてですかと聞いてみると、初めてという人が多い事に少し驚いている。数多くの観光地がある…

春待つ桜にウグイス

フィジーで観光客相手にダイビングのガイドをしていた方から聞いた話。 フィジーでのんびり住んで、仕事がある時にガイドをする生活に、「気候が良い場所で、のんびりな羨ましい生活ですね」と言った所、 「一年中ずっと同じ気候で、何だか四季がある日本に…