ぴこのねごと

さあ、つかの間の現実逃避へ。 旅とフラと時々経理の話

熊野古道 小辺路 本宮大社〜高野山へ 準備②

この夏大型の台風が、次々に襲来し、日本全国が大変な被害にあった。私が住んでいる地域では大きく生活が変わってしまうような影響はなかった。今もなお大変な生活を強いられている方々には、早く元の生活に戻れるように陰ながら応援していく所存です。

 

さて、熊野古道 小辺路旅への準備の一環として、9月に予定していた登山チャレンジは、台風21号、24号の為、予定していた日には実行できず、10月某日に行う事になった。

 

向かうは、ミシュラン三つ星の高尾山。宜しく!

 

同行者を募ったところ、意外にも両親が「行きたい!」と名乗りを上げたため、家族水入らずで行くことになった。

 

途中、ママのトイレが近かったり、身内だけの行動という事で必要以上にのんびりしまったので、午後12時過ぎに高尾山に到着。かなりの人々が集まっていた。本格的な登山装備の人も都内で見かけるような格好の人、子供連れ来ている人、色々な人々で溢れている。高尾山は、色々なニーズに応える素晴らしい山なのだ。

 

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今回は、「山登りの感覚を確かめる事」と「トレッキングシューズの慣らし」を目的としている。

 

 高尾山は標高599mで、東京近郊にあり、素晴らしい自然が残されている山だ。登山ルートの選択肢が多いのも、高尾山の魅力の一つだと思う。子連れの家族は、ケーブルカーに乗ってもいいし、自然を楽しみたいなら、6号路や稲荷山ルートで行くこともできる。

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出典 

登山コース | 高尾登山電鉄公式サイト

 

 

 今回の目的は、「山登りの感覚を確かめる」とういことで6号路を選択。川に沿って歩くルートだ。清滝駅を右手に見ながら、6号路入口へ向かう。清滝駅前と雰囲気ががらりと変わり、一気に山感があふれ出す。

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6号路入口

 


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びわ滝の辺りの写真が無いのが不思議だ。お線香の香りが漂う、湿気っぽい場所だった。うす曇りの今日だけなのか、ちょっと怖い雰囲気だったので、撮り忘れたのかもしれない。6号路を登られた時には是非見てきてほしい。

 

途中、先日の台風の影響か、山道に水が溢れて、沢登りの様になった。流石はゴアテックス素材。靴下は濡れなかった。防水の確認もできたので、少し怖かったが良かったと思う。

 

頂上間際の階段が思いのほか長く、ママの心が折れたので、休憩しつつ、1時間40分くらいかけて、無事に頂上に到着。この日の天気は曇りだったので、何も見えなかった。パパはランニングをしているせいか、呼吸を乱すことなく、すいすいと登っていた。遠い昔に登ったことがあるといっており、懐かしそうな様子だ。

 

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頂上で遅いお昼。買ってきたおいなりさんの甘さが身体に染みる。

 

ゆっくりしていると汗が冷えてきて、身体も冷えてきた。この日はユ〇クロのさらっとするはずのキャミソールを着ていたのだが、汗が乾かず、どんどん寒くなってきた。着替えは持っていなかったので、取り敢えず背中にタオルを挟んで汗を吸わせた。「下着は重要だ」と言っていた登山用品店の方の言葉を思い出した。夏なら何とかなるが、冬は汗をかき、冷えて長い山道を歩くのは、とても危険だと身をもって認識した。

 

この体験をもとに、後日、Milletのくさりかたびらの様な下着を購入した。
www.millet.jp

 

帰りは、吊り橋がある4号路で下山することにした。

 

吊り橋は、がっちりと固定されていて、ゆらゆらすることはなかった。橋の下は途中の木々に遮られてよく見えなかったので、怖さは無かった。


4号路吊り橋

 

4号路の途中、先日の台風で土砂崩れや倒木があったエリアがあった。台風被害をリアルに感じて、自然の驚異を感じた。人間はちっぽけだと再確認してしまった。

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ケーブルカーに乗ろうと、たこ杉とさる園を通り過ぎ、1号路に戻ったのだが、長蛇の列に諦めて、1号路で下山。アスファルトの硬さと急斜面が膝を襲うが、サポーターをしていたおかげもあり、痛みは出なかった。歩幅を狭くして、歩いたのが良かったのかもしれない。

 

靴は、下りで足の指が靴にあたって痛かったが、それ以外は問題なかった。平地での歩行も問題なかった。靴の裏がしっかり地面を掴むような形状になっているのと、足首が固定されているので、疲れもさほど感じなかったように思う。このくらいの高さの山だったら、もう少し登れそうだと少しだけ自信が出てきた。

 

この日は奇しくも、海外に住んでいる妹の誕生日であったため、高尾山にて、ビデオレターを撮影した。二人とも昨日からセリフの練習していたそう。iPhoneを向けると照れてて何だか可愛かった。

 

今回の目的は、「山登りの感覚を確かめる事」と「トレッキングシューズの慣らし」だったのだが、両親と山登りできたことや妹へちょっとした誕生日プレゼントのビデオレターの撮影ができたので、「家族との時間を楽しむ事」もできた。一石三鳥だった。

 

余談だが、ビデオレターは、4号路の途中の山中で撮影したが、意外と人が下りてくるので、落ち着かなかった。街ぶらするような番組に出ている芸能人って、どんなに野次馬が居ても普通にしてられるの、すごいよね。

 

山道の途中で少し話した老夫婦の方たちがお勧めしてくれた、高尾山の稲荷山コース~高尾山・陣馬山コースで、もう一回登山チャレンジをしたかったが、11月には時間が取れず時間切れだ。この後、ストックも購入したが、試す事が出来ず。使いこなせるかどうか。

 

熊野大社本宮、熊野古道から高野山へは、来週の月曜日に出発だ。しかしこの時期にまさかの台風28号(マンニィ)発生。この時期に台風に脅かされるとは。どうかこちらには来ませんように。

 

3泊4日小辺路旅、どうなるのか。一緒に旅気分になっていただけると嬉しいです。