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熊野古道 小辺路 本宮大社〜高野山へ 準備①

冬服を着てみて、一年の成長を知る(主に胴まわり)今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

旅は好きだが、登山は好きも嫌いもない。ただ山は登ったら降りてこなくてはならないし、自然みが凄すぎて少々怖さを感じる。キノコ採りで山に入り、亡くなる方々のニュースを聞くと、素人の自分がやたらめったらに山に入るものではないとも思う。そんな私が、ひょんな事から熊野古道のうち最も険しい道を4日もかけて旅するチャレンジをする事になってしまった。話の発端は、8月下旬にさかのぼる。

 

暑さも少しやわらいだある日、熊野古道小辺路を歩かないかとお誘いを受けた。熊野本宮大社から高野山へ3泊4日で登ると言う工程だと言う。

 

登山など20代前半で富士山に登った以来した事がないし、まして3泊4日で登山とは、上級者の所業ではないか。しかも誘ってくれた方とその友達2人というパーティ編成。人見知りの私が、何日も見知らぬ人と行動を共にするのは無理だと思い、断ったつもりだったのだ。

 

しかし数日後に再度誘われて、「はい、一緒に行きます」と何故か快い返事をしてしまった。基本的に、私は押しに弱いのだ。もしかしたら熊野古道へ旅に心の奥底で惹かれていたのかもしれない。

 

さて、懸念は人付き合い以外にもある。数年前怪我により、右膝の半月板が少し損傷しているため、無理をすると痛む。更に加齢による体重増加により、右膝はこれまで経験したことのない負担を強いられている(鋭意ダイエット中だ)。

 

だが一度行くと言ったら、もう引き返せない性格。まずは、敵を知り、己を知り、対策しなくてはならない。精一杯、夏を過ごしている蝉たちの声に背中を押され、私の小辺路チャレンジが始まった。

 

まずは、小辺路とはどのような道なのであろうか。

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出典

www.hongu.jp

 

熊野古道 小辺路は、紀伊半島の中央に位置する熊野本宮と高野山の二大聖地を最短で結ぶ街道である。紀伊半島の1,000m級の山々の峠を3つを越えて、徒歩で行くという。全長は約72km。単純に4日で割るならば、1日18kmの距離を4日間連続して歩くという事になる。

 

今、自分で文字にして、戦慄している。そして自分に問う、右膝よ、大丈夫なのか?と。

 

諦めるのはまだ早い。本体の足りない部分は、装備で賄うしかない。全くの素人のため、登山用具屋さんで店員さんを捕まえて聞いた。

 

必要な最低限の登山用品は、下着、雨具、登山靴だそうだ。

 

下着は特に重要で、汗冷えしないようする事が重要との事。これは後に練習で登った山で実感する事になる。ちくちくしないのならば、メリノウールがお勧め。また消臭効果もあるので、連泊での登山でも洗濯をせずに連続着用可能だ。調湿機能があるものを選ぶことが重要なので、ヒートテックは登山には不向きだ。

 

雨具は、上下が分かれているものがいい。店員さんは、雨が降ったらすぐに着られるようにフャスナーを外し、リュックの背中に入れておくと言っていた。防寒具としても着用可能だが、生地が固く、ごわごわしているので行動しにくい事もあるらしい。これからも登山をするか、不明だったため、ゴアテックス素材のお値打ちのものを購入した。

 

登山靴は、いくつか試着させてもらい、店内や階段を歩いて、足に合うものを選んだ。シリオ PF156-2は、ハイカットで、ゴアテックス素材なので雨でも濡れない。この位の柔らかさだと、登山靴と言うよりは、トレッキングシューズに分類されるそうだ。熊野古道は本格的な登山よりは道が整備されているそうなので、少し柔らかい方がいいだろうという判断だ。

sirio_2018

すごく可愛いコロンビアの靴もあったが、足に合う方を選んだ。店員さんにオシャレは靴以外ですればいいですよと、何故か慰められた。

 

その他、ストックは秋の時期には、山道に落ち葉が積もり、足の置き場が分からない事があるので、道を踏み外さないようにあると良いらしい。また足の負担を軽くしてくれる効果もある。

 

手袋は、手に寒さを感じさせないようにするために、中々に重要なアイテムとの事。手が冷えてしまうと、体全体が冷えてしまうためだ。ベースはメリノウールやフリース地のものを使用し、雨や雪の際には防水のものを上に重ねる。

 

それにしても登山用品屋さんのスタッフの皆さんは、感じがいい人しかいない。山で悪い気が浄化されているに違いない。

 

更に登山についての知識がほとんどないので、何冊か難しくなさそうな本を読んだ。

  

1. 登山入門 山と渓谷社 

登山入門 | 山と溪谷社

2. 高野山を歩く旅 山と渓谷社

高野山を歩く旅 | 山と溪谷社

3. ひとり登山へ、ようこそ! 平凡社

ひとり登山へ、ようこそ! - 平凡社

4. 悩んだら山に行け! 平凡社

悩んだときは山に行け! - 平凡社

5. 山怪実話大全 山と渓谷社

山怪実話大全 岳人奇談傑作選 | 山と溪谷社

6. 祝山 光文社

祝山 加門七海 | 光文社文庫 | 光文社

 

No.1と2は、実際に役に立ちそうな基本情報が載っている。

 

No.3と4は、恐れ多くて一人では山は登らないし、悩んでもないけれどメンタルの保ち方について特に参考になったかと思う。漫画なので読みやすい。

 

No.5と6は、完全な私の趣味だ。変なものは拾ってこない、変な場所には入り込まないという注意に役立つかもしれない。この旅で何かが起きた時には、こちらでご報告したいと思う。

 

最後に、せっかく高野山に行くのだからと、参考に映画「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」を観たが、あまり参考にはならなかった。「謎解きは座禅の後で」というタイトルにした方が良かったのではないか。染谷君演じる空海が予想以上に怪しく魅力的であったので、それをモチベーションに最後まで頑張って観た。阿部仲麻呂阿部寛が演じていた事を、アベつながりだから選ばれたのかと勘繰った。

https://www.amazon.co.jp/空海―KU-KAI―美しき王妃の謎-DVD-染谷将太/dp/B07DHWGWCL

  

かくして、情報と登山用具は少しづつ揃ってきた。次は第2弾の準備として、近くの簡単な山に登ってみることとする。実戦から得られるものも多いに違いない。

 

無事に3泊4日で高野山へたどり着けるのか。

 

小辺路は11月は紅葉がとても素晴らしいということなので、その景色もチャレンジと一緒にお届できたらいいな。

 

皆さま、明日も良き日で、ありますよう。

 

今週のお題「紅葉」

サウナな人々 - 裸のハードボイルド

サウナ、ほの暗く汗ほとばしる空間。

今日もまたそこで、女子たちのよもやま話に花が咲き、熱風が吹き荒れる。

 

この日のこの時間でのサウナのいつもの面々

 

今日は比較的若めの子、わんちゃんと、何でも話題についていくおばさん、知ってるさんがひたすらにサウナ回りのゴシップに花を咲かせていた。

 

わんちゃんは、とても聞き上手。髪を熱から守るためタオル地の帽子をかぶっている。被るとブルドッグの様な犬耳が頭に生えて斬新だ。

 

取り留めのない話が細い糸の様に続く。

西城秀樹はサウナで、

昨日は◯の王様に行ってきたんだけれども、

土曜日のサウナにはボスがいて、その時間に行くとその場所は絶対に座れない…

身体を洗わないでサウナに入る人がいて、その人の隣に座ると魚の臭いがして、耐えられない。

 

ちょっと最後の話題、実害ありそうなので、そこんところ詳しく!と体育座りをし、ひざで顔を隠した姿勢のまま、心の中で叫んだ。しかし人物が特定できないまま話題が終わってしまった。顔から汗がぽたぽたと重力に引かれて、落ちていく。

 

途中、水風呂休憩を経て、小一時間は話していただろうか、一通り話終わった後、

 

 

「本当に何でもお詳しいんですね」とスマイルで返すわんちゃん。

 

 

そのわんちゃんの言葉に、暑いサウナで何となく和やかでほっこりした感じなった。

 

が、次の瞬間、知ってるさんが、低音ヴォイスで返した。

 

 

「こんな話、知らない方が幸せなのよ。知っててもいい事ないの。あなたはこんな話知らない方がいいわ」

 

 

 

 

和やかほっこり感が充満していたサウナ内に、一気にハードボイルド感が漂う。

 

「えっ、なにこの雰囲気」と思わず膝の横から、知ってるさんを盗み見る。会話を聞いていることを、あからさまにするのは、サウナ内のエチケットに反すると勝手に決めているが、その禁を犯して、思わず見てしまった。

 

知ってるさんは、汗だく、タオルで重要部分を隠して体育座りの出で立ちにも関わらず、刑事に情報を売る、バーの奥の部屋にいる情報屋の様だった。ドラマの「BORDER」で小栗君に情報を売る、古田新太の様な存在感。

 

 

ここはどこだ。昼下がりのサウナだ。

 

 

この緊張感をもう少し味わっていたかったが、暑さに耐えられず、息も絶え絶えに、最後の力を振り絞り水風呂へ向かった。

 

 

 サウナであなたが他の人を聞いている時、また他の人もあなたを聞いているのだ。

 

 

余談だが、フィンランドで宿泊したアパートの地下にあった、サウナもなかなかにハードボイルドだった。バイオハザード感と言うのが近いだろうか。


フィンランド サウナ

 

 今日も皆さんの1日が、良き日でありますように。

帳簿の記帳説明会 - 個人事業主達の祭り

サウナにて、今年のハロウィンの仮装はどうするかと普段はおとなしいけど騒ぎたい人や友達とわいわい騒ぎたい人達が一様にざわめく。今日もそんな話を自分の事の様に、心躍らせて聴いているリスナーの私だが、それはまた別の話。

 

今朝のニュースを見ると、若い子たちも仮装して街でめいっぱい騒いだ事が伺えた。伝統の祭りでも、輸入の祭りでも、我らは手を抜かない。抑圧された何かを解き放つ様に、魂が燃え尽きるまで騒ぐのだ!

 

そんな血煮えたぎるオレンジと黒のハロウィン世界から対極にあるような無味無臭で灰色の世界、それは税務署主催の「記帳説明会」かもしれない。今年は個人事業主元年という事で、初心に帰ろうと税務署主催の無料説明会に行ってみることにした。

 

お客様の経理を任せていただき、お金をいただいているので、今更感があるのだが、来年の消費税増税時の軽減税率制度の説明があるというので、何か情報の更新があるかと期待もしていた。

 

個人事業主と一言で言っても、最初に提出した届出書により、白色申告者と青色申告者に分かれる。簡単に言えば受けれられる特典が違うのだ。記帳説明会でのメインの説明はやはり青色申告である。青色申告は特典が多いので、その分帳簿の付け方が細かくなっている。配られた資料は、「帳簿の記帳のしかた」をメインのテキストとして、その他資料だ。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kojin_jigyo/kichou03.pdf

 

内容は下記のような感じ。現金出納帳の他にも売掛帳、買掛帳、経費帳、固定資産台帳の書き方が順番に掲載されている。

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久々に簿記のテキストを読んでいる様だ。これを全く簿記が分からない人が理解するのはとても大変だなあと、説明を聞きながら資料を見ていると、案の定、説明している税務署のおじさん、田中さん(仮名)の声を遮るおじさんが現れた。

 

「すいません!」と、右斜めとなりに座っていたおじさんがおもむろに手を挙げた。よく見ると、3人がけのテーブルの真ん中の席に身体をななめにして座り、足を組んでスーツ姿で憮然と手を挙げている。

 

スーツおじさんは、自分の左の椅子にはカバンを置き、右の机の上には資料を置き、3人がけのテーブルを一人で陣取っている。満員電車でつり革を両手で1個ずつ、計2つ使うタイプの輩だなと勝手に判定する。

 

突然説明を妨げられた田中さんは、ちょっと咳込みながら、「うぇっほん、はい、何でしようか?」 と答えた。

 

「そのスライドの資料は渡されてない。スライドの下には33ページって書いてあるけど、もらった資料の何ページをやってるんですかね」

 

「ああ、ごほごほ、こちらのパワポの資料は皆さんが混乱するので渡してないんですよ」

 

スーツおじさんは、「テキストとスライドが違うから、よくわかんねぇよ」と誰に言うでもない小さな声で話し、ふっと電池が切れたように黙った。スーツのポケットに入れた上品そうな赤いスカーフが似合わない言動だ。静かになったのを見届けた後、田中さんは引き続き説明を続けた。

 

スーツおじさんの言う事も分かる。簿記の知識が全くない場合、青色申告の記帳方法を短時間で理解するのはとても難しい。田中さんはパワポの資料も配布するか、配布しないならテキストで説明すればいいのにとも思う。そして、お互いスライドでもパワポでもそこはいいじゃないか。

 

スーツおじさんはとても熱心で、その後も「少額とはいくらまでなのか」「固定資産はどんなものなのか」など熱心に質問していたが、理解できたのかは定かではない。

 

各帳簿の話が進み、個々の帳簿を手計算で集計する「月次総括集計表への移記」へと説明が進む。

 

田中さんは、「毎月、各帳簿の金額をこちらに集計すれば、申告の時にこれを足せばいいので、大変便利です。げほっ」と、少しだけ咳込みながらドヤ顔で言った。

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これは、簿記の美しい所でもあり醍醐味であるのだが、簿記の試験の時にしか、自分の手で電卓を叩いて帳簿を集計したことはない。手書きでの帳簿記帳、ハードルが高すぎる。会計システム万歳!私は、いい時代に生まれた。

 

スーツおじさんをチラ見すると 、おじさんは「無」になり、空(くう)を見つめていたように思えた。この後、田中さんから案内があり、帳簿記帳についての説明を無料で別途みっちりやってくれる機会があると説明があったので、希望の光がスーツおじさんの目に宿ったかもしれない。

 

青色申告会では、「会計システム」を利用した説明会もあり、商工会議所では「帳簿等を会場に持参し、受講者の実際の取引に基づいた記帳の仕方について、個別指導」もしてくれるそうだ。

 

肝心の消費税の軽減税率については既出の情報のみであったが、「青色申告特別控除の改正」について偶然知る事ができた。2020年からは、所得から控除できる金額が65万から55万円に引き下げられるそう。ただし、e-tax(電子申告)するか電子帳簿保存をしていれば、引き続き65万円の控除がうけられるという。いずれも事前の手続きが必要なので、準備が必要だ。

 

電子申告しなかった場合の税額インパクトは、10%の税率の人で、所得税10,000円、住民税10,000円の増税になるようだ。

 

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日々の経理業務に邁進し過ぎて、税務から遠ざかっていたので、この改正は本当に聞いてよかったのだが、私には「トリック オア トリート、e-taxしないと増税するぞ、」と咳込みながら言う田中さんの声が、最後に聞こえた気がしたのだった。

 

 

 

特に何もせずに、ハロウィンも終わってしまったけれど、皆様、明日も良い一日を。

 

今週のお題「ハロウィン」

ハワイ島 コナは本当に最高なのか

灼熱の夏からまだ2ヶ月くらいしか経っていないのだが、最早暑さを忘れつつある今日この頃。皆さま、寒さにお腹などを壊されていないでしょうか。

 

夏の記憶を呼び覚ましてみると、今年の夏は、

「He aloha no `o Honolulu」 ヘ アロハ ノ ホノルル

というフラソングを町内会のお祭りや神楽坂のカナルカフェで踊った夏だった。

 

この曲は目覚まし曲として長きに採用している、個人的にとてもお気に入りの曲だ。曲名は「大好きなホノルル」という意味。しかし、1番から3番までの歌詞の1番の始めで、大好きなホノルルから早々にマウイに船で旅立ってしまい、2番、3番ではハワイ島を楽しんでいる。

 

踊るために途中の歌詞が省略されているという事もあるのだが、1番の始めにしかホノルルは出てこない事に、私はかなりの衝撃を受けた。この人が主人公なんだなと思って見始めたアニメで、その人が早々に死んでしまった時くらい驚いた(注:喰霊零です)。お前は、オアフ島ホノルルが大好きなんだろう?そう言う曲なんだろう?

 

そんな私の動揺を無視するかのごとくに、3番の歌詞で、♪穏やかなコナ、シマハギのシッポ、コナは最高、沢山の人々に有名だ、と歌われ、曲は終わる。

 

大好きなホノルルを掴みとして、コナは最高で落とす。曲名は、「大好きなコナ」でよかったのではないか?と悶々としている。曲の中で、「コナは最高!」で締めくくっているが、本当に「コナは最高!」なのだろうか。この機会に、考察してみたいと思う。

 

まずはコナは、ハワイ島のどこらへんなのだろうか。 地図で見るとハワイ島の西。ヒロに次いで、2番目に大きい都市だ。ハワイ島は、中心部は山だらけで、ほとんどの人は海側に住んでいるそうだ。

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コナは、もともと地域の名前で、カイルア湾に面しているため、カイルア・コナが正式名称だそう。カイルア湾に面した辺り、中心部の様子はこんな感じ。 

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カイルア・コナのメインストリートと言えば、アリイドライブ。まずはこちらを見ていきたい。

 

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ホノルルのカラカウアストリートには及ばないが、堂々たるメインストリートだ。キングカメハメハホテル側からの様子。ここをてくてくと歩いて行くと、お店や観光スポットなどが出てくる。

 

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モクアイカウア教会、1820年に王の家として建てられ、1925年に教会になったそう。見学は自由。

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海沿いなのでオープンエアのレストランやバー、カフェがロイヤルコナリゾートまでの道沿いに沢山ある。


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2時間に1回しかこないトロリー。ホノルルの様にピンクラインやら何とかラインなどは、ない。この1本で勝負だ。目撃したあなたはラッキーである。

 


Honu

 海沿いをぶらぶら歩いていると人だかりがある事がある。そういう時はたいてい、カメが海にふわふわ漂っている。  みんな、最高だぜえ~の声が聞こえる気がする。

 

 

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フリエヘ宮殿、1838年に建てられ、カラカウア王の夏の別荘として使用されていたそう。ハワイ王家の紋章が門に入っている由緒正しき建物。


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宮殿の敷地内にあったお風呂。お風呂に入りながら、同時にミネラルを補給していたそう。壁の穴から海水がじゃばじゃば入るようになっている。お風呂と言うか、海そのものだなぁなんて思ったり。

 

アリイドライブには観光客以外にも、謎の人々も多い。海岸に住んでいるぽい人や酔っ払い、メンタルがアレな人は日に何度も何度も通りを歩き、罵りの言葉を叫んでいたりする。

 

葉っぱをどこからか取ってきて、カゴとかを作り出す人もいる。道端をよく見ると、あちこちアートの様になっている。彼らの仕業だろうか。

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謎の作品群。人工物というか、何か開発自体に抗議する意味もあるのかもしれないと深読みしてしまう。

 

ショッピングモールは、閉店しているお店が多く、寂れている感じ。少し奥の方に行くと、雰囲気がガラッと変わりおもむろに寝ている人がいて驚く。

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謎のおしゃれ目なお店。あまりに人がいなくて入りずらい感じだ。

 

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イケてるナウいTシャツ
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顔はめ文化は、こんな所にも。しかし顔はめ板のすぐ後ろはアイスクリーム屋であり、店内でアイスを食べている人に、顔はめしている輩の無防備な背中は丸見えだ。雑なペイントは、ハワイ島クオリティなので良しとしよう。

 

場所を少し移して、カイルア湾から山側に行くパラニロードにもショッピングモールやスーパーマーケットがあるが、坂が急なので徒歩だと少し厳しい。途中にタコベルやバーガーキング、IHOPなどがあるので、食事には困らない。

 

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スーパーで買った牛乳と缶のコナコーヒー。牛乳はなかなか減らなかった。

 

ラニロードを更に登り、19号に出るとウォルマートやターゲット、コナコモンズショッピングセンター、Ross Dress for Lessがある。歩いても行けるが、行きは登りだし、20〜30分かかるため、後続車にクラクションを鳴らされても、車で行くのが吉。

 

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コナコモンズショッピングセンター内には、色々なお店があるが、アルティメイトバーガーは美味だった。夕暮れと共にハンバーガーを求めて、徒歩で出かけたので、日も暮れてしまうし、道に人がおらずかなり怖かった。ハンバーガーの写真は動揺のあまり撮り忘れてしまった。

www.tripadvisor.jp

 

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Broke da Mouth Grindz

中に入るのに勇気がいったが、中の店員さんはファンキーで優しかった。ロコモコガーリックシュリンプ、美味しかった。中は地元の人で大盛況だった。

 

www.tripadvisor.jp

 

ざっと駆け足ではあるが、コナの町を見てみた。どうだっただろうか。ちょっとダサくて、人があまりいない、この町。日本から観光で来たはずなのに、何となくお盆で田舎に帰ってきたような感じに、私はなってしまった。

 

色々とアクティビティを申し込んで、プラン通りにこなすのもいいけれど、時の流れが緩やかなコナの街をぶらぶらするのは贅沢で、ゆったりとした時間を過ごせる。この夏、へ アロハ ノ ホノルルを、疑問を持ちながら踊った私は、検証した今なら言える、コナは最高だったと。

 

ホノルルは大好きだけど、やっぱりコナは最高、これは間違いない。時間の流が緩やかなここで癒されて、また元気に歩き出せるエネルギーがわいてくる気がしたので、曲の主人公は、ホノルルに戻って、バリバリと働いたのかもしれない。そんな新説まで思いついてしまった。

 

吹きっさらしのコナ空港国際便も最高だったぜ。

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 ここまでのお付き合い、有難うございました。

Mahalo nui loa

 

 

今週のお題「好きな街」

ハワイ島 コナコーヒーをかたむけて

ワイ島カイルア・コナと言えば、そこで採れるコナコーヒーも有名である。

 

プナルウからカイルアコナへの帰りにUCCハワイ・コナ・コーヒー・エステートへ。同じ通りにドトール・マウカ・メドウズ・コーヒー農園もあったが、先にUCCを発見したため、こちらで休憩も兼ねて、見学することにした。

 

www.ucc.co.jp

 

プナルウへの道のりは下記から。

cagedsheep.hatenablog.com

 

カイルアコナの山側、180号は地図で見ればとても広い道に見えるのだが、実際に車で走ると狭く、山道であるためうねっていて、旅行者には大変厳しいドライブになってしまった。

 

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コナコーヒーは、フアラライ山とマウナロア山の標高500mから800mの一帯の地域で取れるものだけを言う。この地帯をコナ・コーヒー・ベルトと呼び、多くのコーヒー農園が点在している。

 

ワイ島には5つ火山があり、フアラライとマウナロアはそのうち2つだ。四国の半分しかない広さの島に、5つも火山がある事は驚きだ。うのうち2つは4,000m級なのも凄い。13区分ある気候のうち、11区分がハワイ島にあるのもその地形のせいなのだろう。ペレとポリアフという大物女神様が住んでるだけでもすごいのにね。

 

フアラライは、恥ずかしがり屋の山という意味で、山頂にいつも雲がかかっていて、なかなかその全貌を見せてくれない照れ屋さん。恥じらいつつも、標高2,521mとなかなかに高い。

 

マウナロアは、裾野が広がっている山という意味で、山の容積は地球で1番、太陽系でみれば火星のオリンポス山に次いで2番に位置する。ぎっしり中身が詰まっているのだ。標高4,169mで、富士山よりも高い。

 

中に入るとコナコーヒーを使ったお菓子とコーヒーのお試しができる。農園散策ツアーや焙煎体験を行なっている。

 

余談だが、UCCは、コナマラソンのスポンサーをしているらしく、マラソン大会に出ればコーヒー飲み放題らしい。走る時にコーヒー、身体が欲しなそうではあるが。カフェインで利尿作用もあるし、トイレが近くなりそう。

 

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コナコーヒーの実。赤になると収穫タイミングだそうだ。コナコーヒーは、一粒一粒を手で収穫するので手間がかかる。プチプチ潰しの様に、無心でつむしかない。

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この木、1本でコーヒー50杯分の量しか取れないそう。


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農園は溶岩で覆われた大地をダイナマイトで爆破し、コナコーヒーの木を植えるために土壌を整えたという。ハワイ島の開発は溶岩との戦いだと思ったし、その反対で溶岩でハワイ島は守られているなと思う。

 

山の斜面に作られているため、道を下る時、膝が痛いほどだった。

 

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ヴォグが晴れていると、遠くまで見渡せるらしい。この日は、小雨が降っており、薄っすらしか景色が見えなかった。


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ホワイトハウスでは、アメリカ国内で生産されたコナコーヒーが飲まれている。もしかしたら私たちが飲んでいるコナコーヒーは、かの大統領やそうそうたる政治家の方々と同じものかもしれない。

 

 

 

段々と日が短くなり、寒くなり、もの寂しい気分になってしまうこの時期。温かいコナコーヒーをかたむけながら、頑張る自分にひと時の安息を。

 

おまけ

野生のうさぎ。最近、UCC農園に住みついているそうだ。可愛いけど、触ろうとしたら、噛みつかれそうな野性味を感じる。ハワイ島の生きとし生けるものは、皆、たくましいな!(好き!)

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ポーランドのアメの味

2018年の1月からフリーランス経理として働きだした。開業するまでに、いくつかの段階を経て今に至るのだが、正社員歴20年弱の私からすれば、手すりのないつり橋を渡るようなとても恐ろしい第一歩であった。

 

フリーランスと正社員との大きな違いは、その契約の違いにあると思う。業務委託契約雇用契約である。その違いにより、実感として大きく変わったのが、下記3点だ。

 

1. 有給、ボーナス、社会保険料雇用保険料等が会社員特有の特典が無くなったこと

  委任された仕事に対し、成果を出すことで、その報酬を得られる。成果がなければ報酬もないので、以前より時間管理や仕事完了に対して、シビアに考えられるようになった。今から考えると会社員時代は、特典を知らないで生きていたと思う。

 

2. 所得税の確定申告

  年末調整により一年の所得計算を確定させて、税金を調整をする作業を会社がやってくれないため、自身で確定申告書を作成、提出する必要がある。レシート、領収書を必要に応じで集めるようになった。

 

3. 会社・組織への帰属意識の薄まり

  オフィスに毎日行かなくなった事が大きいかも。また仕事の成果に集中するようになったので、社内の派閥や人間関係のいざこざに巻き込まれることが激減した。半面、居場所がないような、寂しいなと思うこともまだある。

 

客観的に眺めてみると、中々のデメリットを負ってはいるような気がするが、フリーランスで働くことで、面白い体験をすることも多い。会社内での利害関係があまりないためか、色々な社内事情や業界情報、噂話等がよく入ってくる。そして自分の報酬は自分で稼がなくてはならない意識が高まっているため、多くの情報に敏感になって、情報取集癖がついてきた。 

 

例えば、アメの味一つとっても、このブログのネタになるのだから、素晴らしき情報だ。

 

その日のポーランド人のガイドさんからのお土産は、アメだった。その法人は、ポーランドの旅行会社との繋がりが多く、よく添乗員さんからポーランドのお土産をいただく。

 

よくいただくのは、薄く焼いたワッフル。2枚重ねになっていて、その間にキャラメルの様なものが挟まっていて、硬く伸びるようや噛み心地。ワッフルにはシナモンが混ざっていたりして、異国の味がする。

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さて、今回のアメは初めて見るものだ。パッケージの文字は読めず、その見た目からなんとなく味を想像する。

 

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茶色の方はココアの様なチョコの様な見た目通りの味。舐め進めていると最後にカリッとした固まりが入っていて、アメ部分が無くなった所から口でふわっと溶けていく。

 

サクマのいちごみるくの様な感じの口当たり。

 

白の方は、何だか食べたことのない味。ミルクの様な、何とも言えない味。何味なのか生まれてからの記憶から検索していたが、思い当たる味がない。

 

同僚のドイツ人の方曰く、

 

 

「これは、社会主義の味」

 

 

だそうだ。理由はない、とにかく社会主義の味らしい。

 

 

ふむ、これは社会主義味なんだ、と一瞬納得しかけたが、ん?どんな味だ?

 

この感覚は日本で生まれ育った私には全く分からない。ポーランドは民主主義の国だが、社会主義時代もあったそう。ロシアの隣でもあり、その文化が大陸を通じて、混ざり合っているのかも。そしてドイツも、ポーランドの隣。ヨーロッパ諸国とロシアとの謎の関係が何となく感じ取れるような気がした。これはフィンランドへ旅行した時にも感じた。ロシアと面した国々の葛藤と混乱がポーランドにもあるのかもしれない。

 

フリーランスで独立し、色々な分野で事業展開をしている中小零細企業経理のサポートをする。慣れないことも多いし、収入も安定しないけれど、今まで味わえなかった体験をする機会も増えた。そんな、アメとムチな日々を過ごすことになるとは、10年前には想像していなかった。人生には決まったテンプレートは無いのだ。悩んで苦しんだ先にしか、私の道は無かった。

 

異国のアメも食べていれば、いつかはその味に慣れて、趣深い味と楽しめるようになると信じて、今日もパソコンの前で電卓を叩く。

 

ちなみにホームページによれば、白は、「ラムで味つけられた滑らかなピーナッツでコーティングされたかりかりキャラメル味」だそう。和訳が下手ですみません。確かに苦手なピーナッツ味も少しするかもしれない。

 Wawel » Raczki

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#わたしの自立

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ハワイ島 星降るマウナケア

ワイ島でやりたい事の一つにマウナケアでの天体観測があった。

 

マウイ島ハレアカラの朝日を見るツアーでは、深夜にロビーに取り残されてしまったので、ホテルのロビーで待っている間、少し緊張した。深夜2時、目を皿の様にして見張ってると、無事にツアーの車がやって来た。良かった。

 

サドルロードを通り、マウナケアに向かう。真夜中のハイウェイを進む。途中窓から見えた月がとても近く感じた。道路に街灯があまりないので、月明かりはとても明るい。

 

深夜2時頃なのによく見ると暗闇の中、車道を走っている自転車の人々がいる。何かの練習なのだろうか。ハワイ島には牧場から逃げた動物たちが野生化して、あちらこちらにいるらしい。夜、水や食料を求めて、山から下りてくるそう。暗闇で動く人と動物、ちょっと怖い。

 

マウナケアは、4205mの山で、ハワイ語でマウナは山、ケアは白いという意味で冬には雪が降る。ハワイ神話ではポリアフという雪の女王が住んでいる。ハワイアンにとってはとても神聖な山だ。観測所を作る問題で多くのハワイアンが心を痛めていたり、今も戦っている。

 

富士山よりも高い山に舗装した道路を作り、車で登っていけるのは世界中で、ここだけだそうだ。神聖な山に手が入るのはどんな気持ちなのか、少し申し訳なく思いながらも道路を使わせて貰う。

 

しばらく山を登ると、いつの間にか雲よりも上に来ていた。車から降りるとかなり気温が下がっている。

 

オニヅカビジターセンターにて星空観察をしながら、高所順応する時間。ガイドさんが作ってくれたココア、粉が溶け切ってなくて、じょりっとしていた。

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浮かび上がる天空の星々。プラネタリウムにいるみたいだった。行った時に見えたのは、射手座から牡牛座。黄道12宮の星座は、普段は見えなくても空にある事を実感した。

 

見ていると音もなく、どんどん星が流れていく。

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ビジターセンターから山頂へ移動する。高山病にならないように、車内で眠らないように頑張る。深い呼吸をする。そうこうしているうちに次第に夜が明けていく。もうすぐ日の出だ。

 

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空の色がどんどん変わってくる。山頂は風が強く、寒い。
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マウナケア

 

日の出の時間の少し前に、観光客以外の地元の人も集まってきた。日の出に向かって、チャンティングしている人もいた。ハワイアンの方だろうか。雰囲気に飲まれたせいか、とても自然で尊いものの様な気がした。


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マウナケアの日の出の反対側。日の光で一瞬だけ、空にマウナケアの影が映るのだという。

 

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同じくマウナケアの日の出の反対側。こちらは地球の影だそう。不思議だ。

 


マウナケア下山

 

 明るい時間に見たマウナケアは、地球であるのに地球でない所にいる感覚。他の星には行った事は無いけれど、自分がいつも生活してる場所とあまりに違うとそういう感覚になるのだろうか。車内に流れるフラソング、Lei Pikake(ピカケのレイ)が何とも雄大に聞こえる。

 

そこから先の帰り道は、酸素不足による頭痛と急激な眠気で寝落ちしてしまって、何も覚えていない。

 

山で神隠しにあって、どうやって戻ってきたか分からない子供のような心持ちで、ホテルの前でポストカードとブルーベリーマフィンを渡されて、ツアーは終わりを迎えた。

 

宇宙を旅した様な、ほんのひと時の時間。