フィンランド サウナ旅 UUSI Sauna
成田空港から9時間、2年ぶり2度目、フィンランド バンター空港に降り立った。今回の訪問は、ずばり「サウナ」だ。
前回行った時の、「ロウリュ」での体験があまりに素晴らしかったため、今回は2泊3日のスケジュールでサウナを巡ることとした。
サウナ好きも苦手な人も、旅先としてフィンランドを選んだならば、是非サウナも旅程に入れてほしい。そこに集う人々に触れたなら、ディープなフィンランドを感じるだろう。
バンター空港で降りる人は少ない。ほとんどの人が他国への乗り換えのために、Transfer出口へ流れていく。前回と同じように心細い思いをしながら、入国審査へ向かう。6箇所くらいある入国審査窓口、全て空いているので悩み、歩いてきたながれのままに目の前の出口へ進んだ。
呆気ないほどの簡単さで、入国が完了した。そそくさと電車とトラムでホテルへ向かい、チェックイン完了。時刻は17時、まずはサウナへ向かおう。夕食などはその後だ。
本日、ヘルシンキは良い天気。日があたる場所は暑いくらいだ。
UUSI Sauna
最寄りのトラムの駅を降りてからかなり迷い、歩いていたおばちゃんに道を聞いてやっとたどり着けた。トラムの駅からすぐの所にあったのに、方向音痴にもほどがある。
中に入るとお洒落なカフェやバーの様な店内。テーブルと左手にバーカウンターがある。サウナの入口がよく分からず、キョロキョロしていたら、近くにいたおしゃれなおじちゃん(多分オーナーの人)が、バーカウンターでお金を支払うんだよと教えてくれた。
ついでにサウナの入り方や更衣室についても、この3人に聞けばいいよとフィンランド女子を紹介してくれた。今日は、サウナのプロモーションのための写真撮影をしていて、こちらの3人はモデルさんだと、おしゃれおじちゃんが教えてくれた。余談だが、後日、このサウナのFBに私が写り込んでいる写真が載っていた…。フィンランド人女子3人とアジア人1人の写真、浮いていることこの上なし。
女子更衣室の荷物を入れるロッカーの赤い扉が、ポップでキュートだ。女子3人のうちの一人が、「ここで服を着替えて、奥のシャワー室へ行くのよ。準備ができたら一緒に行きましょう」と言ってくれた。撮影のモデルさんの一人。
もじもじと着替えて、タオルを巻き準備できたことを伝えると、「じゃあ一緒に行きましょう」と可愛いバスローブを勢いよく脱ぐ。良い脱ぎっぷりだ。ぎゅっとタオルを巻きつけている私が、何だかおかしくなった。
奥のシャワー室へ向かう。シャンプー、リンス、ボディソープは備え付けてある。その更に奥の扉にサウナ室がある。
いよいよサウナだ。扉を開けると優しい暖かさと木の匂い広がっている。
「さっきまでサウナ室でも撮影してたから、蒸気が足りないわね」とお姉さんは、どんどんサウナストーンに水をかける。一気にサウナが熱くなるけれど、蒸気が肌に気持ちいい。
女子3人はおもむろにバケツから取り出したヴィヒタ(シラカバの葉がついた枝)で体を叩き出した。バシッ、バシッと結構な強さで全身を叩く。とにかく打つべし、打つべしという感じ。
「さっきからするいい匂いは、ヴィヒタの香りだったんですね」と言うと
「血行も良くなるし、あなたもやってみなさい」とヴィヒタを渡された。
恐る恐る叩いてみると、
「もっと強く!もっと強く!」と言われるがままに強く叩かされた。意外とど根性系だ。
叩くとシラカバのいい香りがして、気持ちがいい。葉っぱが体に貼り付きさらにいい香りがする。「フィンランドでは、これが健康法なのよ。」と嬉しそうにお姉さんが言う。
サウナストーブは、床に置いてあり、サウナベンチは、階段を5,6段登った少し高いところにある。そのため、水をかけるためには一度下に降りて、サウナストーブの近くに行き、水をかけなくてはならない。モデルさんたちは、何度か下に降りて水を丁寧にかけ、サウナ室は適度に熱く心地よい空間となった。フィンランド語でのおしゃべりが始まり、3人とも楽しそうだ。
しばらくすると、シャワー室へ、三々五々に向かい、サウナ室で一人になってしまった。薄暗い中で、時計も温度計もない室内。静かで落ち着く。
自分でも階段で下に降りて、サウナストーブに水をかけてたりして、一人を満喫していると母娘のような2人組が入ってきた。サウナの温度が気に入らないようで、「水、足していい?」と言った後、水が入っているバケツとひしゃくを下からサウナベンチがある所まで移動し、座りながら水をストーブへぶち込む。上から下に投げつけられた水はサウナストーブでじゅわわーと大きな音を立てる。
シンプルに言って、水のかけ方が「雑」である。室内は蒸気が起こる音と二人の会話で騒がしく、一気に暑くなる。
堪らずシャワー室へ退散し、更衣室まで戻り、水を飲む。しばらくゆっくりとしていると、二人も出てきて、更衣室でバスローブを着て、外に出て行ってしまった。
そしてまた一人でサウナ室に戻り、静けさを楽しんでいると、おばあちゃん2人組が入ってきた。
おばあちゃんの一人も、もう少し暑い方がいいらしく「水、足していい?」ともう一人と私に聞いた後、母娘二人組みの方法を踏襲したのかどうか分からないが、サウナベンチからサウナストーブまで水を投げ飛ばす。
やはり雑だが、やはり何とも繊細な蒸気が室内に充満する。
「どこからきたの?」とおばあちゃんが聞いてくる。
「日本から来ました」
「旅行?それともこっちに住んでるの?」
「旅行です。フィンランドのサウナに入りたくて、来ました」
「私も日本行ったことあるわ。サウナにも入ったけど、フィンランドのとちょっと違うわよね」
「そうなんですよ。だからまた来たくて」
何となく会話が弾み、良いところで終わって、おばあちゃんたちは二人で楽しそうにフィンランド語で話し出す。
サウナを満喫した私は、おばあちゃんたちに声をかけて、サウナを後にした。
服を着て外に出ると、カフェ兼バーは大賑わいで、座るところもないほど。空いてたら何か食べて帰ろうと思ったが、難しそうだ。
サウナの入り方を教えてもらったモデルさん3人がバスローブ姿で楽しくおしゃべりしているのを見つけた。
「今日は有難う」と一言伝えると、「またね!」「サウナ楽しんでね」と返してくれた。
心も体もホカホカとなり、ヘルシンキでの1回目サウナを終了した。
ヘルシンキのお洒落なサウナ。地元の人たちと交流したい人にはぴったりなサウナ。土日は、混んでいて時間によっては、入れないこともあるそう。去年の暮れに出来たばかりそうで、別の「サウナでどんなだった?」とお兄さんに聞かれた話題のサウナでもある。新しいと言う意味の"UUSI"サウナ。
タオルレンタルすると貸してくれるだろう、マリメッコのガウンがめちゃくちゃ可愛かった。日本でガウンというと白いタオル地のもので何となくお金持ち感がして、敬遠してしまうが、マリメッコのは着てみたいと思った。
中庭で下半身にタオル巻いただけの姿で外気浴すると地元男子を見て、年甲斐もなくドキドキしてしまったのは、秘密だ。
(noteから加筆修正の上再掲)
ストライキ フライトキャンセル SAS - 私の場合
記念すべき令和第一回目のブログは、ノルウェー スピッツベルゲン島で真夜中の太陽を追いかけたり、フィヨルドを見たり、氷河をハイキングしたりする大スペクタクルな投稿をする予定だった。
しかし、結果として2019/4/26から5/3まで続く長いスカンジナビア航空(以下、SAS)のパイロットによるストライキにより、オスロからロングイエールビェンへのフライトがキャンセルになってしまったため、スピッツベルゲン島に行くことができなくなってしまった。
メーデーの日を挟んで旅行に行くなんて海外のメーデーを舐めてる、そもそもゴールデンウィークに長期海外旅行に行くのが悪い、個人手配をするべきじゃないなど、何かしらの突っ込みはあるかもしれない。しかし、将来、海外で乗る飛行機がストライキによりキャンセルになって、困っている人の手助けになればという趣旨で、このブログを更新した。
そのため、そんな風に思う方はここでお戻りいただければ幸いです。moi moi!
*5/11 友が情報を仕入れてくれたので、いくつか情報を更新しました。
*6/29 決着がついて、心が落ち着いたので、情報を更新しました。
さて、ここからは時系列に話を展開していこうと思う。
4/25 フィンランド ヘルシンキ 到着
事の発端は、4/25、SASからの1通のメールだった。
既に、フィンランドのヘルシンキに到着しており、メールを確認したのはホテルに到着してからだった。
2日後の27日にオスロで友人と待ち合わせをしていた。この時は、警告だけだったので、後2日もあるから、何とか28日朝のフライトには影響がないだろうと楽観的に考えていた。楽しみにしていたサウナへ向かう。
4/26 フィンランド ヘルシンキ 滞在2日目
朝、起きてみるともう一通SASからメールが来ていて、「お、問題なくストライキが終わったかな」と楽観的な気持ちでメールを開いた。
内容は、パイロットによるストライキでフライトの遅れやキャンセルで影響があったらごめん、フライト情報など確認しろとのことだった。ストライキが始まったようだった。
SASのホームページでも、28日の便がキャンセルされるか、されないかよく分からない状況。27日分でストライキに関係なく飛ぶフライトが10便程度表示されているだけだった。
何せヘルシンキにいるので、ノルウェーでのロングイエールビェン行きフライト状況が良くつかめなかった。日本- ヘルシンキ- オスロは、フィンランド航空で取っていたので確認をどうすればよかったのか、正直分からなかった。ひとまず、この日はサウナを2件はしごした。
この時、もしかしたらバンター空港に戻ってSASカウンターに行けばよかったのかもしれない。
*5/11追記 この時、サービスカウンターで最新情報を確認及び、代替便を確認した方がよかったようです。ただ今回はスピッツベルゲン島という僻地及び日程が限られていたので、確認しても渡航は難しかったかも。
4/27 フィンランド ヘルシンキ からノルウェイ オスロへ移動
朝のサウナを満喫後、ホテルで状況を確認してもらったが、さほど情報の更新は無く、明日は大丈夫なんじゃないとぼんやりと言われ、不安に駆られながらもオスロへ移動。
不安からなのか、サウナに入りすぎたのか、ガーデモエン空港に到着する頃に頭痛がひどくなり、予約してあった空港近くのホテルで、友人が来るまで仮眠をとることにした。この時メールを確認するとオンラインチェックインのメールが来ていた。チェックインだけをした。少しだけ希望が見えたが、自動で来るメールのような気もして何とも言えない感じ。
夕方、友人が空港に到着したので合流し、まずはご飯を食べてから、空港に向かった。出発ロビーのSASのサービスカウンターには人はおらず、この看板が出ているのみだった。
情報が何もないので、ホテルに帰ろうとしたところ、話をしているSASの職員を見つけ、無理やり状況を確認した。
彼によると、明日の朝5時からサービスカウンターが開いているので、その時間に来い、ホームページで公開されている情報を逐一確認しろということだった。
空港の掲示板には、明日の早朝便のフライトステータスが表示されており、既にCancelledのステータスになっていた。10時の便については何も記載がされていないが、不安しかない状況だ。
4/28 オスロ ガーデモエン空港
朝5時に空港へ行くとサービスカウンターに既に20組ほどがおり、列を作っていた。
番号札を受け取り、大人しく待った。色々な国の旅行者たちがここには集っていた。順番を待たずに直接カウンターでスタッフに話しかける人、番号札を適当に取って、カウンターの人に違うの取ってまた並べと言われた人、オンラインで取ったから自分は大丈夫だとちょっと意味不明な同じ話を周りの人にするおじさんや泣いている女の子などをぼんやりと眺めている。
1時間ほど待ったところで、番号が呼ばれてカウンターへ向かう。当たらなければ良いなぁと思っていたヒゲモジャの怖そうなおじさんの所だ。
彼によれば、本日のフライトはキャンセル、明日もキャンセルされている。ノルウェイジャンも今日は飛ばない。船や鉄道など他の代替手段はない。行き先が僻地すぎるので飛行機以外で行ける交通手段がない。ヒゲモジャさんは困ったような顔をして、どうするか?と言ってきた。予感はあったものの事実を突きつけられて、頭が真っ白になった。
フライトはキャンセルすることにして、返金手続きをしてもらった。ヒゲモジャさんは、意外と優しかったと追記しておきたい。
この時もキャンセルしない方が良かったのだろうか。
*5/11追記 キャンセルしてもしなくてもよかったらしい。この場合には、購入先のカスタマーセンター(日本/母国語)に連絡して、詳しい状況説明や返金等のスケジュールを確認した方がいい。飛行機代は、2日以内に返金されると言われたが、今日現在返金はされていない。(5/7 日本のカスタマーセンターに連絡済)
こちらから、この便に変更リクエストや他の航空会社のチケットを取るからキャンセルしてほしいとか言うのは絶対にしてはいけないらしいです。その後の補償が無くなるそう。
*6/29 この時キャンセルしないで、ダメ元で連絡待ちのステータスにすれば、ホテルと食事代1日分はSASから補償されたようだ。ただ状況確認のため翌日も空港へ行かなくてはならないと思われることから、翌日も時間が消費される。金銭面だけを考えれば、連絡待ちにした方がいいだろう。
ホテルに戻り、いったん朝食を取る。食べているうちに、感情がこみあげてきて泣いてしまった。去年の9月頃から準備してきて、まさかこんなにあっけなく行けなくなると思ってなかったからだ。少し泣くとすっきりした。帰りの飛行機でインサイドヘッドを見たのだが、「悲しみ」はこういう時に一定の効果がある。泣くの大事。
お腹が満たされると元気も出てくるものだ。まずは今日からのホテルの確保、ホテル・現地ツアー会社へのキャンセル連絡、返金の交渉、保険会社への連絡などを一気に進める。
ホテル・ツアー代はキャンセルポリシーにより返金不可という事で、かかった金額は二人分で約22万円。金額が大きく、ショックも大きかった。旅行保険で降りる金額ではとてもまかないきれない。
また、保険会社と話している中で、キャンセル証明書が必要ということも分かった。空港のサービスカウンターに再度向かい、貰いに行かないとならない。
空港へ再び向かい、キャンセル証明書を発行してもらう。貰えたのだか、なんだか小さい紙切れにフライト番号と、キャンセルになった事、サインがぐちゃっと書いてあるものだった。これは、フライトをキャンセルした時に同時に貰っておけば良かったと思った。
忙しそうな係のお姉さんに「ロングイエールビェンでのホテルやツアー代が全額返金不可なのだが、これはSASに請求できるか」と聞いた所、「できる」と言われたので、少し希望が湧いてきた。
4/29-4/30 オスロ市内
SASのホームページへ行ってツアーキャンセル料を請求しようとしたが、"あなたのフライトは既にキャンセルされているので請求できない"とアラートが出る。再び怒りがこみ上げてくる。
EU圏外からEUへ、EUからEU圏外へのフライトでキャンセル等になった場合にはEUR600までの補償が出る可能性(EU regulation 261/2004)があるらしいが、ストライキによるフライトキャンセルはこれに該当しないらしい。
現地でできることはもうこれ以上は無いので、後は日本に帰って行動する事にして、3日間をオスロで満喫した。
5/1-2 オスロ - ヘルシンキ- 日本
帰国の日がやってきた。オスロを全力で楽しんだとは言え、全く忘れたわけでは無かったストライキ案件。常に頭の片隅に潜んでいた。日本にさっさと帰りたいような、まだこっちにいたいような気持ちだ。
再び、ガーデモエン空港に行くのもあの朝を思い出すので、どよどよした気持ちになるが、とにかくお家へお家へ。
未だcancelledばかりのSASのフライト。
この美しい空港をなんとも言えない気持ちで出発する。こんな旅は初めてだと思う。
5/3 日本
ついにストライキが終わったらしい。メールのリンクは押せない。補償の詳細を知りたくてヤキモキするが、どうしようもない。
日本の問い合わせ先が9:00〜12:00まで空いているようなので、11:58にダメ元で電話してみたら、繋がったのでキャンセル料の請求方法を確認した。支払がされるか分からないが、請求しなければ、何も戻って来ないので請求する。
下記 Claim Formから今回のケースは請求することになるそうだ。
「General complaint or compliment」を選択、「Please select a topic for your feedback」「Select category」 で「Airport Service」を選択。
「What's your feedback about?」「Staff&Service」を選択、その下の 「Select category」「Other」を選択、 「What type of comment do you have?」「 Complaint」を選択すると、Booking Ref、コメントを入れる所、レシートを添付するページが出てきて、こちらで請求可能だ。添付ファイルは、5MBまで付けられる。
コメント欄の冒頭に、Japanese Pleaseと入れておくと日本語でコメントを記載でき、日本のスタッフがプッシュしてくれると言っていた。
最後に「SUBUMIT」を押すとCase IDが出てくるので、スクショを取っておくといいかもしれない。少し遅れてメールが来るが、画面がすぐに消えて不安になるので、念のため取っておこう。
請求後、自動返信メールが来た。青い部分が、強烈に腹立たしい。お客から見たら、SASもパイロット組合も同じなのでストライキでも何でも被害額は全額支払ってほしい。感情論ではあるが、とにかく悔しい。
保険会社からの書類が自宅に届いていたので、連休後半に仕上げて郵送したい。
まとめ
何事も学ばなければ、いつまでもただの馬鹿なので、今回のレッスンを記しておく。
1. フライトのチケットは、極力航空会社から直接購入した方が交渉しやすいと思う。この点は、航空会社から直接購入した自分を褒めたい。Expedia等で購入すると安いが、トラブルがあった時にどこに確認していいかの判断が難しい。担当者も面倒だとたらい回しにする。
2. 旅行保険は大事。損害だけでなく、遅延補償もついているのがいい。クレジットカードの補償については、私のクレジットカードは使えるものがなかった。友人のカードは、グレードが高いカードだったので、手厚い補償がついていた。
3. 僻地に行く際には特に交通を気を付けなくてはいけない。個人手配の場合には、その僻地のプロではないので、極力安定している航空会社で近くまで行くこと。できたらスケジュールに余裕を持たせ、スト情報を入手したら、予算を確認の上、他の航空会社に変更することも考える。
*5/11追記 あまり情報のない場所に行く場合には、旅行会社を通して手配した方が、何かあった場合には、情報を持っているので賢明だそう。スピッツベルゲン島へよツアーは日本の旅行会社では無く、これは仕方なかったと思う。
4. 現地のツアーは、僻地なこともあり、1週間前からのキャンセルでキャンセル料が100%請求された。キャンセルポリシーについては理解していたが、何が起こるか分からないため、個人で手配するなら、ツアー会社予約のタイミングは、慎重にすべきだと思った。混んでいないなら、現地で予約するなど。今回は不安になりがちな自分の性格が裏目に出た。
5. まさかと言うことは、本当に突然起こる。その時どう行動するか、自分が試されているように思える。落ち着いて最善を尽くすことはできなかったが、代わりにオスロを楽しめたので、良かったと思う。
日本に帰ってきて思うのは、日本のストライキと海外のものを同じものだと考えてはいけないという事だ。今回は、ノルウェイ、デンマーク、スウェーデンの若いパイロットたちが起こしたものだそうだ。イースター後を狙って、影響が少ない時期を選んだようにも思えるが、1週間もの長い間、ほとんどのフライトがCancelledになっているのでその影響は甚大だと思われる。それでもストライキを敢行するという覚悟なのだ。
現地ツアー代の請求について、現在SASがボールを持っている。進捗があったら、追記していきたい。途中、誤った選択肢を選んでいるかもしれない。ゲームではないので分岐点でセーブはできない、これが人生だ。
*5/11追記 返金やクレームについては、カスタマーサポートに連絡して終わりではなく、状況が進展しない場合には、何度もカスタマーサポートに連絡してプッシュしてもらうこと。待っているだけだと、半年や1年待たされたり、最悪クレームを無視されることもあるそうです。私にとってはすごくハードルが高いのですが、”クレーマーになったつもりで何度も連絡すること”が大切だそうだ。
*6/29 結果としては、SASからは航空券代以外は補償されなかった。何度もカスタマーセンターと交渉したが、同意には至らなかった。
SASの言い分は、下記の通り。
1. 4月中旬からストライキの情報は流していた。その時点で心配な客についてはフライトの変更キャンセルは無料で行うと通知していた。(これについて聞いていない、連絡したという証拠を出せと言ったが、拒絶された)
2. ストライキに入った時点でも30%の便は稼働していたので、自分たちは最低限の責任をはたした。(主要都市のみの話で.マイナーな地域に行く便については全便欠航だったのだから、その主張はおかしいと言ったが、無視された)
3. SASの規定でストライキにより、行けなかったコンサートチケットやホテル代は補償しないと書いてある。(これは悔しいけどその通り。)
そして最後にこの決定に不満なら、下記に訴えることができるとリンクを送ってきた。「お前のこと訴えてやるからな」と最後っ屁のごとくに文句のメールを送ったが、正直怒りで心が疲れてしまったので、今現在訴えてはいない。お腹いっぱいである。
If you are not satisfied with SAS final decision in this case, you can submit a petition to your local Consumer Complaints Board. See link below:
NEB Europe
National Enforcement Bodies (NEB) | Mobility and Transport
しばらくして、食後のデザートとして、下記のメールが送られてきたので、全ての項目を5段階評価の一番下”Very Poor” として返答しておいた。まず飛行機に乗ってねぇし、自動送信であってもクレームつけてる客に送ってくんなという感じである。控え目に言って、Bankruptしてしまえと今でも強く願っている。
もっと交渉ができる人なら良かったと思うが、そういう性格ではないので、仕方ない。
楽しい休暇、リスク管理をしつつ、皆さんお楽しみ下さいませ。
次回からは、楽しかったヘルシンキ、オスロ旅の事を書いていきたいと思います。
ハワイを探して、フラガールたちは春の熱海へ
春、日照時間が伸びてくると何となく、ハワイに行きたくなってしまう。そう言う気持ちになったことはないだろうか。
全くご賛同いただけないかもしれないが、私はある。
ぶっちゃけてしまえば、いつだってハワイには行きたいのだ。とは言え、なかなか時間と予算を避けないのが現状だし、春は気持ちを抑えきれない。
このハワイに行きたい気持ちを沈静化するため、週末日帰りで熱海へ向かった。
熱海には、ハワイで有名なTシャツ屋さんが日本で唯一出店しており、カフェも併設しているらしい。
海、Tシャツ屋さん、そしてハワイアンカフェ、ハワイ気分を満喫した1日を過ごせるのではないか!?と日曜日、東京駅発9:09の東海道線快速アクティ号に乗り込んだ。
10:47、熱海へ到着。特急にも乗らずに行けるなんて、すごい。お恥ずかしながら、熱海には、はるか昔の社員旅行で一度訪れた事しかない。しかもシャンデリア付きの宴会仕様のバスで行ったため、熱海駅には降りたことがない。
一緒に来た友達は、熱海駅の駅ビルや駅前商店街の人の多さに驚いていた。2〜3年前は本当にさびれた場所だったらしい。
干物がとても美味しそうだった。食べ歩きもできるそう。
お店を冷やかしながら、商店街を抜けて、海岸への道へ向かう。目的のお店は、お宮貫一像の前あたりにあった。
11:27、88TEES CAFEに到着した。
お店に入って右側のスペースにはTシャツが並んでいる。数が多すぎて迷う。Tシャツの他には、ステッカーやエコバッグ、サンダル等が販売されていた。
食事を注文した後、Tシャツを見ていたが、種類が豊富すぎて決めきれない。
そうこうしているうちに、料理が運ばれてきたので、一旦Tシャツ探しはお預けとした。ロコモコ、ガーリックシュリンプ、パンケーキ、アサイボールを頼み、皆でシェア。
何だか、外の景色もカラカウア通りに見えてきた。
デューク・カハナモクの像が見え、ハワイアンミュージックが聞こえてきたら、この旅は大成功だと言える。
*Photo by my friends
咲いている花も植わっている木も何だか、南国を感じる。プロテアは、南アフリカの花らしいが、雰囲気が大事だ。向こうに見えるのはダイヤモンドヘッドかもしれない。
食事も終わり、海岸に出てみる。彼方に見える熱海城を、ピンクのロイアルハワイアンホテルに置き換えてみる。ここはワイキキビーチだ。
この砂浜で、何となくフラソングを聴きたくなったので、今レッスンしている曲をかけてみた。
1.Ka Polio Waimea カ ポリオ ワイメア
-ワイメアの中心、ワイメアの土地について歌っている
2.Pua Milo プア ミロ
-ミロの花と恋人の歌。裏の意味があり、想像すると楽しい。
3.Hana Waimea ハナ ワイメア 古典フラ
-ワイメアでの兵士たちの様子を歌っている
4.Anoai アノアイ 古典フラ
-この場所へようこそ、皆歓迎していますという歌
今年の発表会は、ハワイ島の曲を中心に構成されているので、オアフ島ではなく、ハワイ島の曲ばかりで恐縮だ。せっかく、エア オアフ島、カラカウア通り、ワイキキビーチなのに。
最後のAnoaiは、カヒコの始めに歌うハワイ語の曲だ。人気のないこの海岸で、立ち尽くしながら、ハワイ語の曲を歌っている女子4人、少し異質だったかもしれない。
一番この海岸にあっていた曲は、カ ポリ オ ワイメアだった。ハワイ島の北の方で、少し山の上の土地で全く海は関係ないのだが、広々とした感じ、朗々と響くチャントが、雰囲気にぴったりだった。
余談だが、去年、台風の被害にあったホテルニューアカオが見えた。オーシャンビューの素晴らしい立地だ。
ジェラート屋さんへ向かうというので、移動。
*Photo by my friend
ジェラートは2種選んで500円だった。
*Photo by my friend
4月誕生日の私ともう一人のために、友達がサプライズでお祝いしてくれた。ここまで、Happy Birthdayプレートを折らずに持ってきてくれたことに感激した。そして、4人のジェラートの色合いが同じなのがウケた。
ジェラート屋さんでも(カフェでもしてくれた)お祝いしてくれることは、決まっていたそうだが、海岸からジェラート屋さんまでのナビは、お誕生日の私がするという。
何とも私の友達らしいではないか。愛しているよ、マイフレンド。
15:00、帰りの電車まで時間があるので、熱海のパワースポット、來宮神社へ向かう。ここからは全くハワイ感を感じられないが、ハワイには出雲大社もあるのだから、許容範囲であろう。
境内はさほど広くない。かなりSNS映えを意識した境内の様子に少し驚いた。神楽坂の赤城神社を彷彿とさせるお洒落な空間だ。
*Photo by my friend
樹齢2000年の大楠を見に奥へ進む。
周囲23.9m, 高さ26mの本州1位の巨木は、圧倒的な雰囲気を醸し出していた。気功をやっているという友達は、木の幹を触った手が熱く感じると言っていた。
幹を1周廻ると寿命が1年延命すると言われている。また心に願いを秘めながら、1周すると願い事が叶うそうだ。
大楠にパワーを貰いすぎたこと、春の海に30分ほど立ち尽くしていたこと、または帰りの電車のババ抜きで興奮しすぎたことが理由か分からないが、熱海に行った4人中2人が翌週風邪をひいた。その一人が、お恥ずかしながら私である。フラガールと自称しているが、寄る年波には逆らえないということか。
東京近郊で海を楽しめると言えば、鎌倉だと思う。適度に都会でお洒落、お手軽に旅行気分を味わえるためか、最近はどこに行っても混んでいる。
あまり遠さは変わらないのなら、少し地方感があるが、熱海はどうだろうか。日曜日でも、お店は空いているし、混雑もない。今回は温泉には入らなかったが、よいサウナがあるのだったら、それ目当てに行ってもいいかなと思う。
それでは今日も良き日を。
上越新幹線で朝食を
会計事務所に入りたてほやほやの頃、ある会社の担当をしていた時、通勤手当になるのかで、お客さんから質問があった。
その重役は、7月から夏の間は、軽井沢の別荘から東京にあるオフィスに通勤するので、新幹線を含んだ金額に交通費を変更してほしいと会社にリクエストをしてきた。
税理士ではないので、詳細は省くが、結局、一部は給与扱いになると言うことで処理することになったと思う。
所得税が課税されるとか給与になるとかそういうことではなく、ただ世の中には、夏の間だけ軽井沢の別荘から出勤してくる会社員がいると言う事実に驚いた。
あれから10年以上たち、この話はすっかり忘れていたのだが、群馬の高崎に泊まり、高崎から翌朝10:00にオフィスへ行くというスケジュールにこの3月になってしまったことで、埃をかぶった記憶が呼び覚まされた。
東京の朝の通勤がとても苦手である。電車に乗っている人のイライラや不機嫌な感情、混雑に疲れてしまうのだ。ほとんどの仕事を在宅勤務に移行してしまったが、それでも朝電車に乗らなくてはならないことがある。以前より苦痛は減ったが、嫌なものは嫌だ。
朝の高崎駅から東京駅までの移動は、全くの未知の世界だ。小心者の私が、目を覚ます。
朝だし、すぐに電車の席は埋まってしまうかもしれない。普通の電車で、もし席に座れなかったらと考えると気絶しそうなので、予定が決まってすぐに、朝の新幹線チケットを予約した。
その後は繁忙期だったため、不安を感じる隙もなく、群馬から通勤するという日の前日がやってきた。
その日、東京を出た時は、雨だった。しかし群馬に近づくにつれて天気次第に晴れていった。少し離れただけで、天気も変わるんだ。
今の仕事をしていると、ほとんど生活パターンは変わらない。オフィスや家でひたすらに会計データを入力、お客さんに内容確認、関係者へのメール連絡。個人事業主となってからは早朝も深夜も土日もあまり関係なく、仕事とプライベートの境目が曖昧だ。
用事も無事に終了し、翌日の朝を迎えた。
駅の近くのスタバでコーヒーとスコーンを購入し、新幹線で食べようと思う。駅での混雑を考慮して、30分前に高崎駅に着いたが、想定よりも駅前も駅中も空いている。
Maxとき302号、高崎 07:48発で東京まで1時間の出勤だ。1階席を選択したのだが、2階の方が楽しいのだろうか。
車内は満席と言うわけではないが、80%位の乗車率くらいだろうか。朝の出勤や、出張の人が多いかなと思いきや、旅行者のような人々もいて、車内は和やかムードだ。
テーブルを出して、コーヒーを飲みながら、スコーンを食す。車窓の景色がどんどん流れていく。前の人が降りないかなともんもんと思ったり、我先に人にぶつかりながら降りる人にイラついたりする自分はここにはいない。
あの時の重役もこんな状況で、夏の間、軽井沢から会社に通っていたのだろうか。優雅だ。
アドレスホッパーなる人たちがいる。そう言う風に生きられるなら、何ということもないことなのかもしれない。
しばりがあるからこその少しのいつもと違う行動が、何か特別なような優雅なような朝の時間を与えてくれた。新幹線の通勤だったら、毎朝通勤でもいけるかもしれない。
勝手にあの時の重役気分になって、新鮮な朝の時間を楽しんでしまった。たまにはこんな朝もいい。
アラフォー女子がサウナを中心に過ごす1日の一例
鎌倉でのお食事会が夜にあると言うので、以前から行ってみたかったスカイスパYOKOHAMAに泊まることにした。
横浜駅近 スパ&サウナに岩盤浴「スカイスパYOKOHAMA」www.skyspa.co.jp
朝起きたらサウナ、お昼に疲れたからサウナ、夜に寝る前にサウナ、贅沢な時間だ。うっとりと想像すると、寒さも忘れる気がする。
1月は、外資系企業たちの決算時期、法定調書や償却資産税などの申告時期も重なり、修羅場になる。2月も引き続き決算のため、慌ただしいのだが、この日を目指して何とか乗り切るのだ。
朝、公園でジョギングをして、そのまま横浜へ向かう。日曜日の横浜駅の人混みの多さに戸惑いつつ、ひたすらに東口を目指す。ポルテに行く階段に戸惑うが、階段を降りてまっすぐマルイの地下入口を少し過ぎた所にスカイビルの入口がある。
12:30、フロントで名前を告げて、チェックイン。自分のベッドは20時から使用可能だそう。
申し込んだコースは、下記の通り。カプセルとプレミアムルームは、男性のみなので、このプランを申し込んだ。
【女性専用】朝食バイキング付宿泊プラン【通常510円の溶岩浴が使い放題】チェックイン10時30分から
リラックスルームの椅子で寝る場合には通常の5時間利用料金がかかり、1時間ごとに延長料金が生じるプランになるとのこと。
まずはロッカーで荷物を預けて、お風呂へ向かう。ロッカーは、縦長のもので、幅が20cm強。着替え等をノースフェイスのヒューズボックスに入れていたので、ギリギリ収納可能だった。
大きい荷物はロッカーに入れられないので、フロント預かってもらうしかないみたいだ。
お風呂の入口の横にも鍵かつけられる小さなロッカーがある。更衣室と同じロッカー番号のものを使用できる。身体を拭くようのタオルなどを入れておけるので安心だ。
- 炭酸風呂
血流が良くなるため、疲労回復に効くそう。他に美肌効果、新陳代謝の活性化等の効能がある。身体をゆっくり温める。緩くていい感じ。冷えた体に炭酸が優しくしみわたる。
- フィンランド式ドライサウナ
72度、16度の環境で、ずっと入ってられる。ほのかに木のような芳ばしい香りがする。3年前に行ったフィンランドのサウナを思い出した。
外の景色は、入口とストーブから一番遠い場所から見ることが出来る。
アウフグースは、シナモンオイルが入った水をストーブにかけて蒸気を充満させる。シナモンオイルは、この時期限定のサービスだ。配布されるスプレーボトルに入っている水は、水素水とのこと。
至福。
時間がたっぷりあってゆっくり出来る時は、こういうサウナがいい。1時間くらいしか入浴時間がない時は、90度で一気に温めて、水風呂で一気に冷却を3回くらい繰り返した方が、自分としては気持ちいいと感じる。
- ウォームチェア
お風呂場にあるウォームチェアは、とても良かった。ほんのり温かいタイルでできている椅子は、サウナ水風呂後の身体を横たえるのに丁度良い。
このまま無限にまったりしたかったのだが、一時外出して、鎌倉へ向かう。
このプランだと何度でも途中外出可能なので、横浜、鎌倉観光や、横浜あたりを走るのにいいかもしれない。
鎌倉を散歩して、和久でお食事。
極みコース二十四節気本懐石は、本当に美味しかった。鰆を藁で焼いているところだったと思う。
その後、横浜駅で二次会をして、深夜1時過ぎにスパに戻る。
深夜のサウナもとても静かだ。行ったタイミングかもしれないが、ここのサウナはとても静かだ。外が見える場所から、道路を走る車のライトを見ていると、宇宙で流れる星々を見ているような感じがしてくる。
至福。
スリーピングルームには、15台の簡易なベッドがある。隣の人との幅はほぼなく、高さ30cm、長さ80cmほどの仕切り板がベッドの端と端に設置されている。
リラックスした気持ちで、部屋の天井に装飾された、天の川のような星々を見ながら、眠りに………
つけない…。
既に寝ている人たちのイビキや寝返りの音が気になり過ぎて、寝付けない。
うとうととしかけると、隣の女子の寝相が悪いのか、こちらに寝返りを打つたびに私の足にその両足を投げ出してくる。ぶつかってくるたびに、びくっと起きてしまう。
携帯のアラーム禁止ではあるけれど、深夜に電話が鳴り、驚いて起きたり。
5:30頃には、おばちゃんの1人が、全ての準備が整った服装で、館内着で未だ眠っている連れのおばちゃんに「もう、眠れないから下に行きたい。」など悲しげな声で話してたり。"下"がどこだか気になり過ぎて、脳が回転を始める。こんな早朝に横浜駅に出たいのだろうか。
閉館ギリギリまで寝ようと思ったが、眠るのは諦めて、朝のサウナへ向かう。よくよく考えてみれば、雑魚寝のような環境でほとんど眠れたことがないことを忘れてたな。
寝起きのサウナなんて初めてなので、炭酸風呂でゆっくりと身体を温めてから入る。
この日は、7:00からソフトアウフグースがあった。寝不足の身体に優しい。
至福。
朝ごはん付きのプランにしたのだが、お腹は全く空いていなかったので、無くても良かった。
ダイニングには"下に行きたい"おばちゃんもいた。5人くらいのおばちゃんたちと泊まっていた様だ。みんなの間で嬉しそうにご飯を食べていた。良かったね。
横浜在住の友達は、スカイビルにある、「回し寿司 活」をお薦めしてくれたので、次回はチャレンジしてみたい。11時からなので、9時にスパを出されたら、2時間ほど時間を潰さないとならないが。
安くて美味しい回転寿司なら回し寿司 活美登利(SUSHI KATSUMIDORI)katumidori.co.jp
横浜を起点に何かをする時に、ここのスパを利用するといいかなと思った。
ただ私は眠れないので、スリーピングルームを予約しないで、リクライニングチェアーで眠った方がいいかもしれない。
単純にサウナだけを、1日楽しみたい時に行ってもいい。個々のサウナは、温度が低いので、サウナの暑さや息苦しさが苦手という女子も安心して楽しめると思う。
昨日、自分の担当する12月決算法人の申告が終わり、ほっとした。疲れた…。近所のサウナに行ったけど、またスカイスパのサウナでまったりしたい。
ここまでお付き合い下さり、有難うございます!よい金曜日をお過ごし下さいませ。
人混みをさけて 鶴岡八幡宮〜鎌倉宮あたり
鎌倉で夜お食事会に誘われたため、早めに鎌倉に到着し、のんびり午後から散歩することにした。
アラフォーの代謝は著しく悪い。美味しいご飯を罪悪感なく食べるために歩くと言う、裏のミッションがあるのは秘密だ。
鎌倉に来るのは久々だ。
日曜日の混雑を避けて、駅からバスロータリーを突っ切り、段葛の方へ向かう。
荏柄天神社
福岡の太宰府天満宮と京都の北野天満宮とともに日本三天神の一つに数えられている。
源頼朝が鎌倉幕府を開いた時には、その鬼門を守護する神社として崇められたそうだ。
地図では204号を行くように指示されてるが、段葛の横の道を通って鶴岡八幡宮の前まで歩く。新しいお店がたくさんできてて驚く。
鶴岡八幡宮の前で右折し、狭い道を車と人を注意しながらひたすらに歩く。
荏柄天神の入り口。インパクトがある。下をくぐる時に、少しだけワクワクした。
階段を上ると小ぶりな境内には、合格祈願の参拝者がたくさんいた。
早咲きの寒紅梅。天神様には梅がある。
推定樹齢900年の立派なイチョウの木も生えている。鶴岡八幡宮のイチョウの木が倒れてしまったのはいつだったか。
ここの三択おみくじは可愛い。筒を振ると「天神様 」、「梅」、「牛」のどれかがでてくる。出た絵の箱の穴からクジを引く仕様になっている。
鎌倉在住だった漫画家の清水崑さんが使用した絵筆が収められているかっぱ絵塚。見たことがあるカッパの絵が刻まれている。
154人の漫画家によるカッパのレリーフが付けられている絵筆塚。色々な漫画家さんの河童の絵を描いている。女性のカッパが多いような…。
絵筆塚横のしだれ梅は、ほとんど咲いていなかった。
30分くらい境内で過ごし、次の目的にへ向かう。
鎌倉宮
濃いピンクと白の鳥居の可愛さにびっくりした。
この日は、骨董市をやっていたらしい。残念、もう少し早く来ればよかった。
厄割り石というものがあった。毎日の中で、知らず知らずのうちに受けた厄(悪いもの)をお祓いしてくれる。ご祭神の護良親王は、若々しく強いお力で厄を払い清めてくれるそうだ。
かわらけに息を吹きかけ、この厄割り石で粉砕すると、あら不思議何だかすっきりしたような。みんなのすっきりが石の周りに積もっていた。
京都の神護寺でかわらけを山に投げて、厄を払うということをした事がある。似たようなものが全国にあるのかもしれない。
鎌倉宮の奥には、護良親王が幽閉されていた土牢がある。覗いてみるとほのかに光が差し込んでいるように見える。下の方の様子は全く見えなかった。ここに9か月幽閉されたらと考えると、気がおかしくなりそう。
表からは、イチゴミルクな感じの可愛い鳥居があるすっきりとした神社だけど、奥の森の方は暗くて少し怖かった。首塚みたいな場所があったり、五箇条のご誓文の碑があったり、価値観がごちゃ混ぜになっていて、混乱する。
とにかく若い力で、これらをひっくるめてどうにかしてもらおうということなのだろうか。今の日本みたいだな。
奥の森は、緑萌ゆる時期は素敵な場所かもしれない。
宝物殿もごちゃまぜだったが、著名人の直筆の掛け軸等があり、見応えありだ。
頼朝の墓〜鶴岡八幡宮
その後待ち合わせまで、まだ少し時間があったので、頼朝の墓でご挨拶をしたあと、ど定番の鶴岡八幡宮へ。
階段を登った先で頼朝様にご挨拶。この少し前、間違えて隣の崖のお墓に行ってしまった。ちょっと管理が行き届いてなくて、怖かった。日が暮れてきたし。
ぼたん園に行くつもりだったのだが、閉園時間を過ぎていたため、源平池をぼやっと見て、少し休憩。遠くにぼたんが格納されている、三角の藁が見える。
旗上神社へ向かう。橋を渡り、弁天様にご挨拶。
露天から焼き鳥のいい匂いが漂う。誘惑に負けそうになるけれど、ぐっと我慢する。
日も落ちて、いい雰囲気になってきた鎌倉。こんなに遅い時間までいるのも、久々だ。
3時間5キロくらいの散歩。今夜は美味しいご飯が食べられそうだ。
孤独のグルメ風に
「何だか」
「お腹が」
「空いてきたぞ」