ぴこのねごと

さあ、つかの間の現実逃避へ。 旅とフラと時々経理の話

詰んでノルウェー、下調べなしでめぐる涙のオスロ 4/27-28

比較的運のよい方だと思っているが、うまくいかない旅もある。何があったかは、下記を読んでいただければお分かりいただけると思う。

 

cagedsheep.hatenablog.com

 

オスロからトロムソ、ロングイエールビエンまでのフライトがキャンセルになり、健闘むなしく失意のままオスロに帰国日まで滞在することになってしまった。今年のゴールデンウィークの話であるが、なかなかこの傷が癒えず、8月になってそろそろ写真や資料を見ても激しい怒りや悲しみが湧いてこないようになったので、この旅を振り返ってみようという気になった。

 

北欧の生活や文化が日本でブームになってるようだが、ノルウェー/オスロへの直行便は無く、ヘルシンキまたはコペンハーゲン等から乗り継ぎをする必要があるので他の北欧の国、フィンランドデンマークへ行くよりは少し不便な場所である。

 

当初、オスロはトランジットのための滞在だったため、ちょっとご飯食べられればいいかなくらいのノリでほとんど資料もなく、情報収集もしていなかった。イメージとしては、寒いし見る所がほとんどない街だと思い込んでいた。

 

しかしそれは大きな過ちだった。オスロは、食事はおいしい、治安は良い、おしゃれな街並み、市内の移動はトラムで便利、人は優しい、現金は不要の素晴らしい街だった。悪い点があるとすれば、物価が日本の2倍くらい高い、サウナが無い(ちゃんと調べてなかったので、他のホテルや施設にはあるのかもしれない)ということくらいだ。

 

物価に関してはフィンランドもなかなか高いと思ったが、それよりも高く感じた。空港で売っていたペットボトルの水は30NOKくらいで、1NOK=13.11円の換算レートだったので、393円位の値段だ。

 

主なガイドブックは、「地球の歩き方 北欧」のノルウェー/オスロページ61ページ分である。その他、ホテルにあった英語のパンフレットだ。

 

それでは少しの間、そんな不幸であったが、楽しくもあったオスロ旅を楽しんでいただけると幸いである。以下、日本円表記は当時のクレジット精算時のレートである。

 

  

4/27 ヘルシンキからオスロへの移動日

SASストライキが絶賛継続中の状況で不安を抱えつつ、オスロ ガーデモエン空港に到着。空港のラディソンブルを予約していたのでチェックインを済ませる。

 

その後ロンドン経由でやって来た友達と合流し、腹が減っては戦はできないと夜ご飯に向かう。空港からオスロ市内への行き方は、鉄道か空港バスになる。何がベストだかよく分からないので、まずはローカル電車のチケット(105NOK、1,380円)を券売機で購入してオスロ中央駅を目指す。

 

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ガーデモエン空港駅の様子。

 

 

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ローカル電車の車内の様子。普通列車とは思えないようなゆったり座席。

 


空港からオスロ中央駅

 ちょっと北海道っぽいと思ってしまった。

 

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30分位で到着。オスロ中央駅前の様子。到着した時には雨が降っていたが、思っていたより暖かく感じた。駅から少し歩いて、本日のレストランにたどり着いた。

 

FISKERIET フィスケリエット

サイトはノルウェー語の表記しかないのだが、とてもかっこいいのでよければ見てほしい。魚屋さんが直営している食堂。いわずもがな魚料理がおいしい。帰国時、フィンランド ヴァンダー空港でも同じお店を見つけたので、意外とあちこちにあるのかもしれない。


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www.fiskeriet.net

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MANY、ノルウェー語の発音は分からないが英語読みなら可愛い響きだ。


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ムール貝をふんだんに持ったスープ。一年分のムール貝を食した気がする。


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サーモンハンバーガー。ノルウェーのサーモンは本当に美味。もう一皿は、カルパッチョだった。

 

3品注文して、557NOK(7,324円)。二人で食べて、かなり満腹になった。フィッシュスープがとても有名らしいが、この日は売り切れだった。隣のテーブルでフィッシュアンドチップスを食べている人がいたが、こちらもなかなかのボリュームだった。次回行く事があれば是非試したい。

 

帰りは、オスロ中央駅からガーデモエン空港までエアポート・エクスプレス・トレイン(196NOK、2,577円)で戻る。普通電車よりも10分位早く着くが、そんなに急いでなければ普通電車を選んだ方が交通費が半分に抑えられるのでいいと思う。

 

ホテルの場所によっては、王宮近くのラディソン・ブル・スカンジナビア・ホテル・オスロまで行くエアポートバス(Flybussen) の方が便利だ。金額は、1,79NOK(2,359円)、所用時間は50分だ。オスロ中央駅のホテルに滞在の場合は、普通電車を選んだ方が最もコスパがいいと思う。

 

4/28 ガーデモエン空港からオスロ市内へ移動

翌日もストライキはやはり終わらず、ロングイエールビエンまで行く希望は絶たれた。何せ行ける交通手段が何もないのだ。朝5時から空港のSASカウンターへ行っていたので、 7時にラディソン・ブル・ホテルに戻り朝食を取り、チェックアウト12:00までの間に、スピッツベルゲン島のホテルやツアー会社、保険会社に連絡したり、今日から帰国日までのホテルの新たに予約をしたりした。

 

お昼は、フライトがキャンセルになったお詫びにSASのサービスカウンターで貰った、何かのパンとバナナだ。意外とおいしくて悔しい。

 

チェックアウト後、予約したオスロ市内のホテルへ向かう。

 

Cochs Pensjonat コクスペンジョナット

90年以上も前に作られた古い建物にあるホテルだ。

シングル、部屋にバストイレが付いているタイプを予約した。簡単なキッチンもついているので、鍋などのキッチン用具をフロントで借りれば簡単な料理はできると思う。私はお湯を沸かすくらいしかしなかったが。

3泊で2,070NOK(27,151円)だったので、一泊9,000円位だ。部屋は清潔、フロントのスタッフは傷ついた私たちに優しかった。このホテルは友人が私が帰国した後に2泊する予定で押さえていたもので、そこに滞在した方が移動の手間がかからないと思われるため、便乗して予約をした。このホテルもSASストライキの影響でキャンセルが多発したため、運よく部屋が空いていた。

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駅からスーツケースを持って24分歩くのは、さすがにしんどいので(しかも上り坂である)、ガーデモエン空港からバスでラディソンブル・スカンジナビア・ホテル・オスロまで行き、そこから歩いた。

https://www.cochspensjonat.no/?page_id=71

 

 

荷物を開き落ち着いたところで、近くのノルウェー王宮を散歩することにした。

 

ノルウェー王宮
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夏場には英語のガイドツアーがあるそうだが、この時期は外から眺めることしかできない。


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周りの公園はとても平和だ。それぞれが好きなことをしている。デザインも美しい。

 


ノルウェー王宮


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王宮前の広場。カール・ヨハン通りがまっすぐに伸びているのが見える。


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広場前のカール・ヨハン像。スウェーデン王。ノルウェーは、王宮が完成した1848年はスウェーデン支配下にあったそう。今、絶賛放映中のヴィンランドサガを観てるので、何となく興味深い。


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水仙が咲き乱れていた。


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とても素敵な公園なのだが、所々にあるオブジェクトの何かがおかしい。

 

ヘルシンキは冬に近い春だったが、ノルウェーに来たら初夏というような気候でとても気分がいい。滞在中は、26度あり半袖でも十分な暖かさだった。予定していた旅先にも行けず、ホテル、ツアー代も戻ってこない怒りと悲しみに包まれた心にオスロはとても優しい。

 

 

部屋に戻り、友達とホテルの斜め前のレストランへ向かう。

 

 

LORRY 

キリンが目印のレストランだ。中はちょっとカオスだけど、何となく統一感というか雰囲気があっており落ち着く。ノルウェー料理やカジュアルな地元料理を楽しめるお店。


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ガスパチョ。外が暑かったので、ちょうど良い。
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焼きサーモンとマッシュポテト。脂が乗ってて、生臭く無いサーモン美味。最高。
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シーザーサラダだけど、ベーコン&鶏肉たっぷり。

 

合計金額はメモし忘れたが、2人で飲み物入れて1万円くらいだったかも。

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Lorryの目印と言えば、繰り返しになるが、お店の前のキリンだ。先日キリンが何者かに盗まれたというニュースを友達から聞いた。このブログを書くにあたり「あれ、どうなったのかな」と調べてみたら、何だか無事に戻って来たようだ。地元の人たちも、キリンの帰還を喜んでいるみたいで、結構人気者だったことを知った。

 

しかしこんなに大きなものを何故盗んだのだろうか。

 

 

www.instagram.com

 

4/27-28は、ストライキに激怒しつつ、オスロいいね!という感情が混ぜ合わさり、何とも言えない不安定な心持ちで過ごした。必死で悲しみを忘れようと楽しさを見つける努力が涙ぐましい。

 

4/29-30の旅程に続く。

 

初めての鹿児島 高千穂峰 天の逆鉾

天孫降臨の地」と聞くと、宮崎県の高千穂を思い出す人が多いかもしれない。

 

旅行パンフレット載っている、高千穂峡の川、真名井の滝、ボートのコンボは九州方面の旅行パンフレットを見る際には必ずある写真だと思う。何やら夜神楽があったり、天岩戸神社があったり、神話の世界観と自然を楽しめそうだ。

 

しかし、ジュリアスにはクラヴィスがいるように、ジョジョにはディオがいるように、高千穂には天孫降臨の地を取り合うライバルがいる。

 

鹿児島県にある高千穂峰(たかちほのみね)だ。

 

高千穂峰は、宮崎県の高千穂と比べて旅行パンフレットにはほとんど載っていない。普通の旅行先としては少し交通が不便なのと地味、そして霧島山のうちのいくつか山に噴火の可能性があるからかもしれない。

 

派手さはないのだが、勇者ヨシヒコかアーサー王エクスカリバーかと言うような剣、天の逆鉾(あまのさかほこ)が山頂にささっており、何とも神秘的だ。現在刺さっているのはレプリカで、本物は山に埋もれているということだ。かつて坂本龍馬がこの剣を抜いたというエピソードもあり、かなり気になる場所だ。

 

霧島市のホームページによれば、天の逆鉾とは、神々が落とした鉾だそう。

はるか昔、神々がこの世を治めていたという神話の時代がありました。神々が天上界の天の浮橋から下の世界をのぞくと、霧にけむる海のなかに島のようにみえるものがあります。神々は一本の鉾を取り出し、その島にしるしをつけました。それが霧島山の名の由来だといわれています。その時、神々が逆さに落とした鉾は、見事に山の絶頂に突き刺さりました。今も高千穂の山頂に残る天の逆鉾は、その時の鉾だといわれています。

 

鹿児島県霧島市|天孫降臨神話

  

出発前の天気予報は、曇りと雨。天の逆鉾を見るためには、登山する必要がある。その為、雨が降る可能性があったら行くのを止めようと思っていたが、この鹿児島行きを逃したら、高千穂峰に登る日はそうそう来ないだろう。何故なら、登山である上にスタート地点までと帰りの車の運転が必要なのである。

 

体力の衰えを日々感じているデスクワーカーのこの私が、山を登り更に空港までの帰り道を慣れない山道を運転する事は、かなりハードルが高く感じた。行くならかつて剣道、トライアスロンなどで鍛えていた同行者がいる今しかない。運転も慣れている。彼女も体力が衰えたと言っているが、それでも私の1000倍はHPはあるだろう。迷いを振り払い、晴れ女の自分を信じて、登山靴とレインコート、ウェアをカバンに詰めた。

 

 

鹿児島滞在2日目、明日の天気予報は、曇り。雨マークが消えた。これなら行けるかもと水分と食料を購入し、山登りの準備をして早めに就寝した。

 

3日目朝、天気は曇り。雨は降っていない。友達の子どもを保育園にともに送り、いざ出発。泊まらせてもらっている友達の家は国分にあるため、そこからまずは霧島神宮方面を目指す。

 

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霧島神宮への道は意外と山道で驚いた。途中車がすれ違えないくらいの狭い道幅の場所もあったが、酷道ヨサク(国道439号)を去年経験した友には、鼻歌交じりの道に違いない。感謝。

 

山道ではラジオから光GENJIの「スターライト」がかかる。アラフォーの二人が熱唱する。

 

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高千穂峰まで


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8:30 高千穂河原ビジターセンターに到着。ここにはレプリカの天の逆鉾が頂上の写真とともに展示されている。頂上まで行けなかった人用に作成されているそう。一通り山道の説明を受け、入山届を出しトイレを済ませた。

 

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 8:50、出発。6月のこの時期は、土曜日にも関わらずとても空いていた。ビジターセンターの人によればミヤマキリシマが咲く時期には、この時間は既に人がいっぱいで駐車場にも入れないそう。

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 9:00、入口から少し歩くと、霧島神宮古宮社に到着。1235年の噴火で焼失してしまっている。2代目の霧島神宮の社殿がここにあった。現在の霧島神宮は、1484年になって今の場所に移されたそうだ。

 

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山道へ入っていく。しばらくの間は、木々の間の階段を上る。途中ソロ登山のおじちゃんが、美味しいから食べろとイチゴ?をもぎってくれた。恐る恐る食べた。甘酸っぱい。

 

 

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9:20、砂利道が始まる。地面は土ではなく、小石だ。専門的な名前は分からない。岩場まではこの砂利道が続く。踏み込んでも足が砂利に沈み込み、踏ん張れない。足の力が50%くらいしか使えてないような気がしてくる。第一の山、お鉢火山が遠くに見えてくる。


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緩やかな砂利道が終わると、岩場が現れる。ビジターセンターの人は、黄色い目印がある岩を登っていきなさいと教えてくれた。一見、歩きやすそうな砂利道があるのだが、小石が滑るので、下りのエスカレーターを逆走で登る様な状態になってしまうらしい。そのうち心が折れて、ビジターセンターのレプリカを見に来るそうだ。砂利道を登っているカップルがいるが、大丈夫だろうか。

 

初心者は、素直に黄色の印に沿って岩場を登っていく。急斜面に体の前面を預けるように登る。落ちそうで、後ろを振り向けない。振り向いたらたくさんの手に引っ張られて、どこかへ引き込まれてしまいそうだ。

 

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9:55、岩場を登りきると噴火口が見えるお鉢火山に辿り着いた。ほのかに硫黄の匂いがする。今、噴火されたら完全に天に召される。少し怖い。


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 お鉢火山から第二の山、高千穂峰が見える。

 

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10:15、お鉢を過ぎると、霧島神宮元宮に到着。788年の噴火で焼失してしまったそうだ。先ほど噴火口を見ているので、噴火したらもちろん燃えるよねと言う感じ。それにしても平安時代から噴火があり、この場所に神社を建てていたとは。このあたりの火山活動の長さを肌で感じて怖くなる。昔の人も同じように感じたからこそ、ここに神社を建てたのかなと思うと、人間は根本的な部分は何も変わっていないなと思う。

 

前方に見えるのが高千穂峰だ。

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雲行きがだいぶ怪しいが、急ぐことは難しい。クエン酸入りのゼリー飲料を体に叩き込み、急速回復を促す。

 

トレランの練習をしているのか、ランニングスタイルのお兄さんが、軽々と私たちの横を走り抜けて行く。タンクトップと短パンの後ろ姿がみるみるうちに小さくなって行く。この後お兄さんと2回くらいすれ違った。一体どのくらい上り下りしているんだろうか。

 

高千穂峰の最後の斜面は、本当に歩きにくかった。砂利が98%くらいで、あと2%は少し大きい石だ。砂利は踏んでも、後ろに下がり前になかなか進ませてくれない。石を足場にして進もうとするが、石の多くは砂利の上に転がっているだけで、踏むと砂利に流されていく。

 

ここが一番の難所かもしれない。下山時には疲れもあって3回ほど、尻を地面についた。

 

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10:40、何とか登りきった。お天気は曇りで、周りの景色は厚い雲の向こうだ。


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天の逆鉾が遠くに刺さっているのが、お分かりになるだろうか。とても不思議な感覚だ。昔ゲームにはまっていた頃に聖地巡りをしたことがあるが、それとは少し違う感覚だ。神話の世界、神々の世界にお邪魔しているような、神聖な感じがする。周りの景色が霧でよく見えなかったことが、その感覚を助長させるのかもしれない。

 


天の逆鉾


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裏から見た逆鉾。天狗の顔が彫ってあるそう。


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頂上にはトイレは無く、簡易トイレを使う小さな小屋があった。初めて簡易トイレを使用したが、凝固剤と混ぜている時の液体の温かさは何とも言えない。ベア・グリル氏が寒い場所でサバイバルする時には必ずこの液体を使って暖を取っていたのを思い出した。

 

頂上で少しのんびりお昼ご飯をきめたかったが、ソロ登山の女性が13時頃から雨になると教えてくれたので、軽く栄養補給した後、そうそうに下山した。

 

下山は高千穂峰の砂利でコケて苦しかったが、お鉢を歩きながら、岩場は岩に座りながら霧島山の景色を再び楽しむことができた。途中、コンビニ袋片手にスニーカー、普段着で岩場を登っている人がいたけど、こちらも大丈夫だっただろうか。

 

 

12:40、噴火もせず天気も崩れず、3回転んだけれど、無事に出発の鳥居まで戻ってこれた。

 

ビジターセンターの横でのんびりお昼を食べた。山頂には雲がかかっている。雨が降っているのかもしれない。

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どうか噴火してくれるなと思いながら登っていた。そしてここで噴火したらもうどうしようもないという無力感と死の感覚と素晴らしい噴火や火山活動が作る景観の美しさと生きているということが、どうしようもなく私を感動させる。

 

生と死は裏表なのだ。

 

いつもの生活で行き詰ったら、生きていることと死ぬことを同時に体感できる場所に行ってみるものいいのかもしれない。考えてみれば、サウナと水風呂もそういう感覚で入っているかもと今更ながら気が付いた。

 

 

ここまでお読みくださいまして、有難うございました。猛暑日が続いておりますが、何卒ご自愛くださいませ。

 

残念な社長名鑑 - 課長社長のご機嫌毎日

たまに、「俺、社長と知り合いなんです」とか「社長とつながっちゃったんです」とか嬉しそうに言ってくる若い子がいる。「社長」というのは彼らの中で何か社会ですごい人の意があるのかもしれない。しかし今一度考えてほしい、いったい日本にはどのくらいの社長がいるのかということを。

 

キラキラしている目で嬉しそうに話している所に、おばちゃんが水を差すのは如何なものかと思うが、社長という肩書だけでその人物を高評価するのはいささか早計であると思う。明らかに悪い(社会的に法を犯している)社長であれば、すぐにわかると思うので、心を強く持っていれば逃げることは可能だし、騙されることも搾取されることもない。

 

しかしそれ以外の何となく微妙な「社長」というものがこの世の中には、存在する。そしてそういう微妙な人たちこそ、結構従業員を騙して、貴重な人の時間を搾取していたりする。やり方が微妙なため、従業員たちは自分が何をされているのか分からなかったりする。

 

私は、微妙な彼、彼女らを「課長社長」と密かに呼んでいる。そういう社長もいるのだと記憶の片隅に留めておき、おかしいと思ったら思い出して、冷静な判断をして欲しいと思う。

 

 

季節感が全く無いのだが、そんな社長の一人を紹介したいと思う。法人、人物が分からないように脚色しており、全て仮名である。

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初めての鹿児島 2泊3日 温泉ログ 霧島、指宿、桜島

はじめに

先月中旬に鹿児島の友達の家に遊びに行ってきました。丁度梅雨の合間の雨があまり降らなかったタイミングだったのでとても満喫できたのですが、その後、豪雨被害が出てしまうほど、大雨が降ると思いませんでした。皆さま、まだ梅雨は続いておりますので、くれぐれもご自愛くださいませ。

 

鹿児島は、自然の豊かさと荒々しさを合わせて感じることができる土地だと思いました。普段東京都内に住んでいるとなかなか感じることができない、ダイナミックな地形に驚き、かつてそこに住んでいた薩摩藩の人々に思いを馳せながら、アウトドア好きな人も、歴女も、温泉好きな人が楽しめる場所だと思います。

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伊豆へ行った時も思ったのだが、ここは更に南だし、南国の気配がより強い気がする。そう思わせたのは、植物の勢いだ。この時期になると多くの植物が茂り、緑が濃い場所が多くなる。

 

鹿児島の植物が茂る勢いは、東京都内の勢いとは違う気がする。例えば仙巌園の紫陽花だ。顔よりも大きい花で驚愕した。

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そんな熱帯雨林のように植物が生い茂り、今もなお噴火している山々がある鹿児島、どんな温泉に入れるのか楽しみである。

 

 

指宿 山川砂むし温泉 砂湯里(さゆり)

 

指宿と言えば、真っ先に思い出すのは砂蒸し温泉ではないだろうか。学生時代の地理の資料集やガイドブックにも、必ず砂に埋められてニコニコ寝ている人々の写真が載っていたに違いない。夏のビーチのラブラブなカップルでもあるまいし、砂に埋もれて嬉しいものだろうかという長年の疑問に答えが出る日が来たのだ。

 

初めて私がその場所に横たわる日が来るのだ。ワクワクは止まらない。

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開聞岳がうっすらと見える。この道を右後方より車で来たわけだが、その時にとてもラピュタ感がある景色が前方に見えるので、いらした時は是非刮目してほしい。

 

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ppp.seika-spc.co.jp

 

大人820円で浴衣代込みだ。露天風呂「たまて箱温泉」とのセット券1,130円というものもあるのだが、行った日はたまて箱温泉の休館日の木曜日だったため、開聞岳を見ながら露天風呂のコンボをキメることはできなかった。とても残念だ。

 

失意の中、受付で浴衣を受け取り、素っ裸に浴衣を着て早速砂浜へ向かう。砂浜へは一度建物の外に出て行く。携帯やカメラは、カゴに入れて砂浜まで持っていける。

 

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本当は海沿いの砂に埋まって、開聞岳と海を見たかったのだが、到着したのが15時くらいだったので、海沿いの場所のパラソルを片付ける所だった。そんなわけで奥の場所に埋められた。

 

頭にタオルを巻かれ、砂の上に横たわる。じんわりと砂が暖かい。おじさんたちがスコップで砂をかけてくる。だんだん砂が重くなってくる。体全体が砂に埋まると、その重さが何とも気持ちいい。波の音が心地よいBGMになっている。

 

人は普段されないことを人にされると何だか笑ってしまうようだ。完全に頭だけ残して埋まった後、重いやら熱いやらで何だかおかしくて仕方なかった。人は砂蒸されると笑ってしまうものなのかもしれない。

 

10~15分目安で入るといいらしい。10分くらいたつと、お尻が特に熱くなってきた。15分経つと汗びっしょりで、浴衣がかなり濡れていた。すぐに出るのがもったいなくて、手足の砂を落とし外気で冷やしながら、お尻の熱さと相殺するという技を使って、15分ちょっと過ぎまで粘った。

 

水風呂として、海に入りたかった。サウナの様に砂蒸し⇔海で何往復かしたいくらい気持ちよかった。砂蒸し風呂は、一回入ったら終わりの空気感がすごくあったが、海に入ってクールダウン、水分補給、砂蒸しというターンを何度か繰り返すタイプのものはないのだろうか。

 

砂蒸し温泉は、砂浜の下に温泉を引き、その熱で砂を温めてるそう。伏目温泉の成分を含んでおり、神経痛・筋肉痛・関節痛・腰痛に効くそうだ。


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砂湯里

 

湯上りに「すめ」で蒸した卵(50円)をいただく。「すめ」とは温泉の蒸気を利用した天然蒸し釜のことだ。125度以上の蒸気が出ているそうだ。
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熱すぎてうまく殻をむけず、さらに綺麗に割れなかった。


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しゅわーっと指宿サイダー(220円)も汗をかいた体に染みる。指宿市唐船峡の湧水を使用している。

 

 

岩戸温泉 霧島市国分

たまて箱温泉が休館日の為、他の温泉に入るために指宿から霧島まで戻ることにした。

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kirishimaonsen.com

 

指宿で開聞岳と池田湖と昭和が薫るお土産屋を確認したのち、大人一人300円という金額、銭湯気分で温泉が味わえるという岩戸温泉にやってきた。

 

お湯は、少しぬるっとしていてお肌によさそうな感じ。露天風呂もあり、外で風にあたりながらゆったり温泉を満喫できた。脱衣所は広いが、服等はカゴに入れるので、貴重品は入口の無料ロッカーへ預けた方がいい。ドライヤーは無料だが、2台しかないので混んでいる時は少し待つかもしれない。

 

温泉の入口を開けた瞬間、地元のおばちゃんに「☆△〇◎(^-^)!」と話しかけられた。お風呂の椅子が積みあがっている部分を指さしていたので、「ここに椅子あるからね!」と一見さんの私に教えてくれたような気がした。「有難うございます」と全方向的に正解だろうと思う答えをしておいた。「ここはお前が入っていい風呂じゃないんだよ!」と笑っていわれたのではなかったと信じたいが、仮に言われてたとしても私の受け答えはそんなに間違っていないだろう。鹿児島弁はちょっと耳馴染みがなく聞き取れなかった。

 

桜島 溶岩なぎさ公園足湯

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www.sakurajima-kinkowan-geo.jp

 

鹿児島には足湯が点在している。空の玄関口鹿児島空港にもいきなり足湯があるのだから、その押しようには情熱を感じる。

鹿児島港からフェリーで桜島まで行き、桜島港から車で3分の場所にある足湯だ。桜島錦江湾、船の行き来を見ながら足湯を楽しむことができる。ここは深さは30cmくらい。長ズボン(昭和感すみません)をはいていると濡れてしまう。足をまくれるような服装、ストッキングなし(膝丈だったら脱げるから良し)で行くのがいいと思う。

少し入っているとじんわりと汗が出てくる。無料なので気軽に入れる。

 

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足湯で体があったまった後に、桜島ビジターセンターで「へ」というアイスを購入。「へ」とは火山灰のことで、黒糖と竹炭で「へ」にそっくりのアイスを作ったらしい。初め火山灰が入っているのかと思い、火山灰は食べられるんだと思ったが違うようだ。

 

こちらお値段1個320円というダッツを上回る高級品だ。見せてもらおうか、火山灰アイスのお味のとやらを。

 


美味しかった。

 

 

疑って悪かった。黒糖が小さな粒でも入っており、アイスが溶けた後に口に残り、じゃりじゃりという触感と黒糖の味を楽しめる。黒糖の優しい甘さでアイスを食べた後に猛烈にのどが渇くという事態は生じなかった。


その後、桜島観測ポイントに行った時に、少し火山灰が舞っていたようで、口の中に入った火山灰で口内がじゃりじゃりした。さっき食べたアイス、そのじゃりじゃりとした口内の感覚まで模して、製作したとすると製作者からはとてつもない桜島への愛を感じる。

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おそらく3億人の人が行ったであろう、せごどん風写真(ジャンプの高さが全く足りてない)

 

日向山温泉 花の湯

 2日目は足湯を皮切りに桜島を観光し、その後温泉を目指した。

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www.meru.co.jp

大人500円で、温泉、露天風呂、電気風呂、足湯、サウナ、水風呂が楽しめる。ここはすごく良かった。スーパー銭湯ですかという設備で、一人で来れば、2‐3時間はまったりできると思った。

 

お湯は、さらっとしていて軽い感じ。そして湯舟がとても広い。露天風呂では、夜空に輝く星を見ながら入ることができる。 

 

サウナは80度と低め、水風呂も温度高めなので、水風呂後のしゃっきり感が足りないけれど、広々していて気持ちがいい。サウナに入らずともお風呂、水風呂というコンボが決められるので申し分ない。

 

サウナにはテレビがついているので、熱さから気を紛らわせたい人にはいいかもしれない。個人的には、サウナでは考え事をしていることが多いので、画像も音もあまりない方がいい。

 

霧島温泉・旅行人山荘

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ryokojin.com

大人500円、立寄り入浴できるホテルだ。硫黄の匂いがする。3日目は、午前中に高千穂の峰(1,574m)に登り、下山後その足でこちらの温泉にやってきた。途中、霧島の温泉街を通ったのだが、山中に立ち上る湯気が迫力があった。

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蒸し暑かったせいか下山してから頭痛がひどくなり、薬を飲みお風呂の前にあった椅子で、15分ほどうたた寝をした。アラフォーの体力低下をなめてはいけない。今日の夜の便で東京に戻るというのにこの体たらくで、帰れるのか、私…。少ししたら復調したので満を持してお風呂へ。

 

女湯と男湯は入れ替るため、この日は錦江の湯が女湯だった。土曜日の14:00過ぎに入ったのだが、この時間が混んでいるピークだったようで、この後面白いように人が出て行き、広い浴場は私たちと他1人のものだった。

 

晴れていれば露天風呂からは、桜島が見えるそうだ。この日は曇りの為、目を凝らしても真っ白で何も見えない。お湯には湯の花が舞い、とても気持ち良い。熱くなったら外で涼み、身体が冷えたらまたお湯に入るを何度繰り返して、鹿児島の最終日の温泉を味わう。

 

友達は、旦那さんの転勤により、次は上海に行ってしまう。上海は驚くことに、鹿児島から飛行機で2時間の距離らしい。早くて8月中旬には引越してしまうそう。

 

そんな友がジョジョ5部のアニメ最終回まで観られるのかを計算していたことが分かり、面白すぎると笑ったが、海外に住むと普段何気なく日本でやっていることができなくなるのだ。ラインも使えないそうなので、ラインに頼ったコミュニケーションをしている我らが音信不通にならないように連絡手段をGmail等にしようと決められたので良かった。歳をとると友達が減ってくるので、ここは最大限に気を付けないといけない分岐だ。

 

そんな話をしながらお風呂から上がれば、あら不思議、あんなに重かった体が嘘のように軽い。温泉で深刻な病が完治するとは思わないが、疲労回復は確実にする。温泉は偉大だ。

 

 

駆け抜けた3日間。温泉があちらこちらにあるので、いつでも入れるように友達は車に温泉グッズを常備していると言う。普段使いの温泉なんて、そこだけ切り取れば何と贅沢な響きだろうか。

 

あちこちに温泉があるので、移動中もジロジロあちこち見ていたのだが、「家族風呂」という看板もかなり多かった。行った温泉にも家族風呂の料金設定があった。私には聞き慣れない単語だったが、こちらでは普通のようだ。文字通り家族で入る風呂。貸切にして、両親と子供たちでお風呂に入るらしい。

 

我が家には両親と一緒に風呂に入る習慣はなかったので(どちらか一方とというのはあった)、とても不思議だ。新婚で子供がまだいない二人なら何となく良いのかもしれないが、結婚後何年も経って夫と子供と風呂に入るのは恥ずかしく無いのだろうか。大学生の頃、別の友だちの家では、両親が一緒にお風呂に入ると言っていたのを思い出したので、うちがおかしいのかもしれない。

 

鹿児島、色々な温泉ラインナップを揃えてくれるが、クルマが無いと移動が難しいので、温泉をめぐるならレンタカーをお勧めする。

 

夏休みも始まりますし、皆さま事故や怪我に注意して楽しく過ごされますよう。ここまで読んでくださり有難うございました。

 

 

フィンランド サウナ旅 ユーロホステル モーニングサウナ

さすがというしかないのだが、フィンランド式のサウナがあるホテルは多い。わざわざ外のサウナに行かずともホテルでもお手軽に楽しめるので、これが最もお手軽なサウナ体験かもしれない。

 

前回宿泊したアパートメントにも共同サウナがあったのだが、地下の薄暗いバイオハザード感が強い廊下の奥にあり、小心者の私は怖さの方が優ってしまい、サウナに集中できなかった。

 

さて、ここのサウナはどうだろうか。

eurohostel.eu

 

モーニングサウナは、7:00~10:00で宿泊者は無料で利用できる。夜のサウナは17:00~22:00で、宿泊者 は€ 7,50、宿泊者以外は € 15,00とのこと。

 

エレベーターと言うか、小学校にあった給食を運ぶリフトみたいな乗り物に乗って、6階まで行き、そこから階段で7階まで登る。

 

余談だが、このエレベーターのドアは手動で開閉する必要があり、自動ドアに慣れている現代人たちが希望の階で降りられないという事件が滞在中に頻発した。そんな時はエレベーターで苦笑が起こり、何とも言えない面白い時間を各国の人々と過ごすことになる。


ユーロホステル

 

閑話休題

 

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階段を登りきるとサウナ室のドアがある。

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ドアを開けると、男性と女性用のドアがある。女性用サウナの扉の写真が、ピンぼけである。武者震いだろう。

 

入ると更衣室がある。ロッカーは無いので、タオルや着替えはここの椅子の上に置くことになる。全ての貴重品は部屋に置いてあるが、部屋のカードキーは持参せざるを得ない。カードキー自体には部屋番号は振ってないので、盗まれても問題はないと思うが、心配な人はサウナに行く時は部屋の貴重品をスーツケースに入れてスーツケースの鍵をかける事をお勧めする。

 

奥のドアを開くとシャワー2台があり、おばあちゃん2人が仲良く使っていた。シャワー待ちでぼんやりと立っていると1人が「髪洗ってるから使っていいよ」と貸してくれた。

 

優しい。体を清め、いざサウナの扉を開く。

 

 

真っ暗だ。

 

 

よーく見るとサウナベンチがうっすら光っている。何か光るものが埋め込まれているようだ。HPには10人は入れると書いてあるが、サウナ内は5人くらいで満席の様に思える。

 

暗くて、ほのかに暖かく時間感覚が失われる。サウナストーンに水をかけて、蒸気を足す。蒸気が出る音が落ち着く。静かになると何だか周りの音が気になってくる。

 

「あーぅ」という男の人の声や、蒸気が出る音、ヴィヒタで体をたたくが聞こえる。始め銭湯のように天井まで壁がなく、男性用サウナの音が聞こえるのかと思ったが、どうやらBGMのようだ。サウナサウンドが収められているCDを何故本物のサウナで流すのだろうか。

 

気持ちよくて少しうとうとしてしまった。朝だし、サウナ内は暗いし、眠くなるのは必然だ。安心して入れる温度で、蒸気も丁度いい。リラックスしかない。しかし朝起きたばかりの状態で入るサウナが苦手なので、一回だけ入って終りにした。

 

帰りがけに水着を着ている日本人おばちゃんとサウナのドアを開く時に鉢合わせした。ビーサン一丁、防御力0でボケっとしてたので、恥ずかしかった。全裸と水着、薄いようで分厚い壁を感じた。

 

その後、シャワー浴びてるとその日本人に日本語で「ここ真っ暗なんですけど、大丈夫でしょうか」と聞かれ、「真っ暗なんです。大丈夫です」と答えておいた。何が大丈夫なのか、大丈夫なのかよく分からない問答だった。久しぶりに日本語で話しかけられたので、びっくりして おぼつかない対応になってしまった。

 

 

共同サウナはちょっと抵抗があるという人には、ホテル ヘルカのジュニアスイートは如何だろうか。

 

1泊5万円/部屋くらいの値段で、部屋にサウナが付いているそうだ。私は宿泊した事はないのだが、フィンランド大使館の人がお勧めしてくれた。フィンランドのホテルは高いので、二人旅だったら、そんなに高い金額ではないと思う。

https://www.hotelhelka.com/room/junior-suite/?lang=ja

 

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ユーロホステルのサウナは、

1. お手軽にフィンランドサウナを楽しめる

2. 朝のサウナは無料

3. バストイレ、キッチンは共有だが、ホテル代が安い。サウナは舐める程度、観光、ショッピング重視なら、コスパはいいかしれない。

 

フィンランドで宿泊するホテルにサウナがついていたら、試しに行ってみるべし。新しい可能性に気がつくかもしれない。

 

さてここまで2泊3日にわたり、サウナを満喫してきました。フィンランドを訪れた際には是非サウナも体験していただきたいという思いでブログにまとめました。

 

次回はいつ行けるか分かりませんが、またフィンランドのサウナを巡りたい。

 

大聖堂の前のカウニステでお買い物をした時、「サウナ御朱印帳というものがあり、その表紙のデザインがカウニステなんですよ」と話したところからショップのお姉さんとサウナ話で盛り上がってしまいました。

 

お姉さんがお勧めしてくれたのは、ハカニエミにあるクルットゥーリ。あまり宣伝はしていないそう。サウナを静かに楽しんでもらうために、3人以上のグループで来るのはダメらしい。外観もとてもおしゃれ。フィンンド語のサイトしかないのもなかなかよい。是非次回訪れてみたい

http://www.kulttuurisauna.fi/

 

ここまでお読みいただき有難うございました。また次にお会いできると嬉しいです。

フィンランド サウナ旅 ヴァンターの森へ Kuusijärvi

フィンランドと言えば、森と湖の国。そして、そこにサウナ小屋が建つ。これは必然ではないだろうか。サウナの後に、身体を冷やせる湖がそこにあるのだから。

ヘルシンキからバスで一本で行ける、森と湖のほとりに建つサウナ、クーシャルヴィ。全くの余談だがこのクーシャルヴィの発音が、全く通じなかった。後日フィンランド語を習っている友に教えてもらってもできなかった。

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中央駅の横のバス停から出発。バスは、2019年4月現在は、731N, 738K, 739番のものがクーシャルヴィへ行く。

バスは降りるところがよく分からないので乗るのを避けていたが、運転手さんに言えば降りる場所を教えてくれるということなので、ためらいながらもチャレンジすることにした。

バスはハカニエミを過ぎてどんどん森の中へ進んでいく。白樺が茂ってきて、森の中の道を走っていく。と、突然バスドライバーが途中のバス停で違う人に交替した。交替とともに私のことも引き継ぎしてくれただろうか。

新ドライバーの運転のもと、バスはどんどん進む。モバイルWIFI代をケチったため、今一体どこらへんにいるのか検討もつかない。

だんだん焦ってきた。中央駅を出発してから30分は経った。そろそろだろうか。全く分からん。こんな森の中で間違った場所に降りてしまったら、もうどうしようもない。慌てた私は、隣に座っていた中学生くらいの男の子にお願いしてGoogleマップで調べて貰い、無事にたどりついた。少年よ、有難う。ダメなアラフォーでごめん。

 

交替した後のバスドライバーさんは、結局降りるバス停を教えてくれなかったからこれは英断だったと言える。恥ずかしかったけど。

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www.cafekuusijarvi.fi

 

 

受付でリストバンドをつけてもらい、湖のほとりへ。

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(スモークサウナ小 2つ)


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(スモークサウナ大 1つ)

スモークサウナ(大)に更衣室があるということなので、いそいそと一番奥にあるサウナ小屋に向かう。水着に着替えて、シャワーを浴びて、ビーサンをはいて、いざスモークサウナへ。

スモークサウナとは一体どんなものなのか。Visit Finlandに下記の様に記載されている。文字通り、煙で温めたサウナだ。

スモークサウナは伝統的で、煙突のない昔ながらのフィンランド式サウナです。サウナに煙が充満するまで、大きなストーブで薪を燃やし何時間もかけてサウナを暖めます。サウナが十分に暖まったら、煙を外に出します。

 

www.visitfinland.com

 

中に入ると真っ暗で暗順応するまで、よく見えない。見えない目で、よく見ると人がみっしりと座っているように思えた。

「ここ、いっぱい?座る所ある?」と聞くと「こっち空いてるわよ」とお母さんが呼んでくれた。

転ばないように階段を登り、お隣に座る。沈黙のサウナ小屋。雰囲気壊しちゃったかな…と思いながら煙の匂いを堪能しながら、サウナの熱さを感じる。サウナ小屋の外に木の板がおいてあり、サウナシートならぬ、サウナ板を敷いて座る。何せ室内は熱々になっており、壁もベンチも全てが熱い。

「お水足していいかな?」

一人が言う。皆が暗がりの中でうなずいた感じがする。では、という感じでおじさんが、サウナストーブまで下りて、水をサウナストーンにかける。じゅわーという音とともに温度が一気に熱くなる。これは熱い。そんなに色々なサウナに入った経験はないが、今まで入ったサウナの中で断トツの熱さだ。

そして、水をサウナストーンにかけるだけではなく、サウナストーンの上にある、持つところがない金属でできた鍋にも水を入れた。これはえぐい。サウナストーンに水をかければ、すぐに蒸気になって室内に熱さが広がるが、少し経てば温度は落ち着いてくる。しかし鍋にいれて水がぐつぐつとなっている場合、蒸気は出続け、常にサウナストーンに水をかけた時の状態が水がなくなるまで続く。蒸気の熱さと熱さの持続が半端ない。

フィンランドのつわもの達もこれには、「ぐううう」と言っている。隣に呼んでくれたお母さんも、顔を両手で覆いながら「おう、おおう」と苦しそうだ。耐えきれなくなり、お母さんと娘さん、旦那さんとついでに私も外に出る。

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スモークサウナ(大)の前の湖に転ばないようにゆっくりと入る。膝くらいの深さの所まで入り、しゃがむ。3人家族は、胸までつかる所まで進む。

 

至高。

 

言葉はいらない。

 

湖の中で、ぼけーっと湖面と回りの木々を眺めていると、その様子をお母さんが「そんな風に湖に入っているとフィンランド人みたいね。観光客は、さっと入って、冷たいって騒いですぐ出ちゃうから。」と言ってくれた。

お母さんは、湖に首までつかっているが両手は水につけず、両指を合わせて三角形を作っている。何かの健康法だろうか。娘さんも両手は水につけず、バンザイをしているような格好で入っている。

そういえば私の母も、水風呂に入る時には手は水につけない。バンザイをして水風呂に肩までつかっている。その様子をちょっと思い出して笑ってしまった。国も人種も全く違うのに、サウナ後の水風呂(湖)の入り方に共通があるなんて、不思議だ。

何度かサウナ⇔湖を繰り返し、お母さんが「小さい方のサウナもいいから、体験してみるといいわ」とおススメしてくれたので、スモークサウナ(小)へ向かう。

小さいサウナは、6人も入れば結構な密度になる。入ってみると、高校生くらいの女子が5人くらいで楽しくおしゃべりしている。一つ席が空いていたので座る。こっちのサウナは明るい。しかし熱さは変わらない。

可愛い女子が集団で出ていくと、入れ替わりに静かなおじさんが入ってきた。水着姿に、不似合いな手袋をしている。挨拶をしたが、「うむ」とうなづいて何かフィンランド語でごにょごにょ言った。寡黙なおじさんは、おもむろにサウナストーンに水をかける準備を始めた。多分、さっきは「サウナストーンに水かけるね」と言ったのだろう。手袋をした手で、繊細な感じで水をかける。そして、例の鍋にも水をたっぷりと入れる。えぐい蒸気が一気に充満する。やけどするんじゃないかと思うほどの熱い蒸気。小さい小屋の方が熱さが伝わる速度が速い。

 

たまらず、外に出る。スモークサウナ(小)から湖は遠い。坂を下りて、湖に入る。

 

至高。

 

こちらの湖の方は、少しプールっぽくなっており、泳いでいる人がいた。野趣あふれるスモークサウナ(大)の前の湖もよかったが、こちらもよい。

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のんびりとしているとさっきの親子3人のお母さんが帰る所に出会った。お礼とまた来るねといって、お別れした。

これまで行ったサウナとは全く違う経験だった。この気持ちのよさ、ゆっくりできる感は、ちょっと味わったことがない。

サウナでの沢山の出会いは、何事にも代えられない時間だ。後日、友達がクーシャルヴィを訪れた時の話も、とても興味深かった。その日その時間にたまたまサウナで出会った人たちと素敵な時間を過ごすこと、これこそフィンランドでのサウナの醍醐味であると私は思う。

ほぼ裸で人と人が話をして、気持ちよい時間を過ごして、また自分の生活に戻っていく。サウナを通して、人が交差していく。フィンランドのサウナのそういう所に、惹かれてやまない。

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帰りのバス停。周りの森は歩けるようになっていて、走ったり歩いたりした人が意外とたくさんいた。まだ雪も残っていた。鳥のさえずりとかえるの鳴き声が、すごく春らしい。

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1.森と湖とサウナで THE フィンランドという体験ができる

2.ヘルシンキからとヘルシンキへのバスがだいたい一時間に一本。

3.週末は混むらしい

4.   最近は日本の番組で取り上げられたらしく、日本人観光客が結構いるらしい。ちょっぴり残念な気もするけど困った時には少し安心かも。

5. 更衣室にシャワーはあるが、ドライヤーがない。持参するか、宿泊先に戻ってから髪を乾かす等したほうがいい。

6. 身体がスモークサーモンの様な匂いになるので、苦手な人は電気サウナがいいかも。

時間に余裕があり、アウトドアが好きでスモークサウナを森と湖の環境で体験したい旅行者におススメです。冬には、AVANTOができるそうですよ!(凍った湖に穴をあけて、極寒の湖に入ること)

ここまで読んでくださり、有難うございます。

【noteのものを加筆修正し、再掲しました】

note.mu

 

 

フィンランド サウナ旅 ALLAS SEA POOL

フィンランドのサウナに水風呂は見当たらない。ではサウナ後に水風呂に入りたい時は、どうすればいいのか。

そう、海か湖に入るのだ。

2年前に行った時は改装中で入れなかった。その少し後にマンウィズが気持ちいい青空の下、ここでビールを飲んでいるのをTwitterで見た時、行きたかった場所にオオカミさん達がいたことと行けなかった残念さが入り混じった「うわーーー」という音が口から出た。

 

 

そんな因縁で今回は外したくなかったサウナだ。

アッラス シープール 

カタヤノッカ、マーケット広場の近くにある。観覧車が目印だ。この日は残念ながら曇り。

受付の建物。入口を入ってすぐに受付があり、料金の支払いとリストバンドをつけてもらう。

受付の建物を出て、右に進む。施設の中に入ると近くに、貸切できるサウナ観覧車が見える。茶色の乗り物がサウナになっている。日本のサウナにはエンターテイメント性があるとか言っている人もいるけど、これを見てしまうと素直に信じていいものかと思う。発想の次元が違う。

サウナの入口は、こちらだ。海に面しており、行き交う船が見える。

右に曲がると、男性用、女性用、男女混合のサウナの順で並んでいる。現在、女性用サウナは改装中のため、男女混合サウナが女性用となっている。

恐る恐る、何故か半開きになっているドアを開けると、右手にサウナ、左手にロッカー、右奥にシャワーというレイアウトになっていた。

ロッカーの扉にはグレーの突起が出ていて、どうやら突起が出ているのが空きのロッカーのようだ。荷物をロッカーにしまい、ビーサン一丁になった所で鍵の閉め方が分からないことに気がついた。

暗証番号を設定できるようなものもないし、突起を押しても鍵はかからない。説明書きもない。仕方なく、近くのおばちゃんに聞いてみると、腕のリストバンドをグレーの突起に押し当てると鍵がかかるらしい。開ける時は再びリストバンドを突起に押し当てると、解錠されるとのこと。

リストバンド内のチップは手首側についており、手首を押し当てると施錠された。結構強い力で押し付けないと、突起が引っ込まないので、ちょっと手首の静脈の状態が心配だ。

シャワーで清め、いざサウナへ。ここのサウナも階段を5-6段登って上のサウナベンチに行くタイプのサウナだ。入ると中の空気は乾燥して暑くピリッとしている。日本のサウナに近い感じ。

私の他に誰もいないからか、乾燥がきつい。蒸気を足すために、サウナストーンに水をかけようとバケツを見ると、水が入っていない。水を汲むためにバケツの取手に手をかけるとあまりの暑さに日本語で「あつーーー!?」と言ってしまった。何でサウナに置くバケツの取手を金属で作るのだろうか。

グッと我慢してバケツを持ち、階段を降りて、水を入れようと蛇口をひねると、お湯が凄い勢いで出てきて、バケツにぶつかり飛沫が足に飛ぶ。再び「あつつつーーーーい!?」となる。

慌てて後ろに下がり、蛇口から距離をおく。ビーサン一丁でお湯が溜まるまでじーっと蛇口を観察し、お湯が跳ねてこない所まで近づき、お湯を止める。再び、熱々のバケツを持って早足で階段を登り、サウナストーブの前で座った。

右手の生命線が、取手の熱さで焼き切れるかと思った。

想像した通りサウナストーンに水をかけるための柄杓もバケツと同じ素材でてきているようでとても熱かったが、我慢して水をかけ続ける。蒸気が出てサウナは良い感じになってきた。

ここのサウナは何となく静かだ。平日朝9:00に来たからかもしれないが、皆さんはサウナにさっと入って、出て行く。朝の通勤前の時間かもしれないし、健康のために外のプールで泳ぎ、締めにサウナに入る人も多いのかもしれない。サウナへのんびり話に来ている人はこの時間にはいなかった。

フィンランドのサウナでは会話を楽しむと本に書いてあったが、今この時間のここのサウナは一人でぼんやり過ごすことがいいような感じがする。常に全開で他の人と話す状況は、私のような人間にはちょっとストレスだ。こういう雰囲気は落ち着く。

サウナの小窓からは船がこちらへやってくるのが見える。サウナから外が見えるっていい。

 

何度かサウナと水シャワーを繰り返し、十分に温まった所でいざ海水プールへ向かう。

この施設の名前からも推察できるように、ここは屋外にプールが3つある。温水プール、消毒した海水を入れたプール、子供用プール(夏季のみ)である。

(温水プール)

サウナの建物からプールまでは結構距離がある。今日は昨日の暖かさから一転して、曇りの12度-13度、風も強い。誰もいない海水プールへ向かうが、途中で体が冷えてくる。いそいそと階段を降りて、デッキを歩いていると監視員のお兄さんが監視員部屋から出てきて、海水プールまで着いて来てくれた。

外に出る時は水着を着用しているのだが、若いお兄さんにぷよぷよボディを晒すのは、日本でもフィンランドでもまだ恥ずかしいものだな。

(海水プール)

海水プールへ下りる階段は藻がびっしり生えている。よく見るとプールの壁にも生えている。少し怯んだが、思い切って入ってみる。

お兄さんは、本日の水温は7度と言っていた。30秒くらい入って、お兄さんにもう大丈夫といってプールを出る。水が冷たいからと言うよりは、茶色の海と海藻類にちょっと抵抗があった。海水プールは、もう、いいかなとベンチでぼけっと外気浴をする。

少し経つとお姉さんが海水プールへやってきた。あの茶色のプールで泳いでいる。私はちょっと怖くて、プールの階段から先に降りれなかったのに。すごいな。

後で、このお姉さんにサウナで会ったので、「泳いでましたよね。すごいですね、水も冷たいし」と話しかけたら、「冷たいけど気持ちいいのよ〜。せっかく来たのだから、泳がないと」とニコニコしていた。あの海水プール、慣れれば気持ちいいのかもしれないなあ。消毒もしてあるということだし。

 

帰り際、リストバンドを返却する時に、サウナ御朱印帳にスタンプを貰う。昨日行ったUUSI Saunaのスタンプを見たお兄さんが、「ここ行ったの?良かった?まだ行ったことないんだよね」と話しかけてくれた。

「良かったよ。サウナはここと同じくらいの広さだった。外気浴しかできないけど、ヴィヒタもあったよ。あそこのサウナ新しいの?」

「そう、去年の暮れぐらいにてきたんだよ。”UUSI”って”新しい”って言う意味のフィンランド語だしね!今度行ってみるよ」

フィンランドの人は日本人と少し似ていて、基本的に向こうから話しかけてきたりはしない。こちらが話しかけると、普通に話してくれるけど。サウナの話は、会話のきっかけになるし、旅人とフィンランドの人の壁を少し壊してくれるように思えた。

 

アッラスシープール、

1.トラムで簡単に行けるアクセスの良さ

2.朝6:30から営業していること

3.サウナの温度が日本に近い

4.近すぎない距離感

5.一人で来ている人が多いこと

を考えると、「ちょっと空いた時間にサウナ試してみたいな」「地元のサウナを軽く体験したい」と言う人にオススメ。

クールダウンに海や湖に入るスタイルのサウナの場合には、バスタオル、水着、ビーサン持参は必須だ。

 

(noteからの加筆修正の上再掲)

note.mu