アラフォー女子がサウナを中心に過ごす1日の一例
鎌倉でのお食事会が夜にあると言うので、以前から行ってみたかったスカイスパYOKOHAMAに泊まることにした。
横浜駅近 スパ&サウナに岩盤浴「スカイスパYOKOHAMA」www.skyspa.co.jp
朝起きたらサウナ、お昼に疲れたからサウナ、夜に寝る前にサウナ、贅沢な時間だ。うっとりと想像すると、寒さも忘れる気がする。
1月は、外資系企業たちの決算時期、法定調書や償却資産税などの申告時期も重なり、修羅場になる。2月も引き続き決算のため、慌ただしいのだが、この日を目指して何とか乗り切るのだ。
朝、公園でジョギングをして、そのまま横浜へ向かう。日曜日の横浜駅の人混みの多さに戸惑いつつ、ひたすらに東口を目指す。ポルテに行く階段に戸惑うが、階段を降りてまっすぐマルイの地下入口を少し過ぎた所にスカイビルの入口がある。
12:30、フロントで名前を告げて、チェックイン。自分のベッドは20時から使用可能だそう。
申し込んだコースは、下記の通り。カプセルとプレミアムルームは、男性のみなので、このプランを申し込んだ。
【女性専用】朝食バイキング付宿泊プラン【通常510円の溶岩浴が使い放題】チェックイン10時30分から
リラックスルームの椅子で寝る場合には通常の5時間利用料金がかかり、1時間ごとに延長料金が生じるプランになるとのこと。
まずはロッカーで荷物を預けて、お風呂へ向かう。ロッカーは、縦長のもので、幅が20cm強。着替え等をノースフェイスのヒューズボックスに入れていたので、ギリギリ収納可能だった。
大きい荷物はロッカーに入れられないので、フロント預かってもらうしかないみたいだ。
お風呂の入口の横にも鍵かつけられる小さなロッカーがある。更衣室と同じロッカー番号のものを使用できる。身体を拭くようのタオルなどを入れておけるので安心だ。
- 炭酸風呂
血流が良くなるため、疲労回復に効くそう。他に美肌効果、新陳代謝の活性化等の効能がある。身体をゆっくり温める。緩くていい感じ。冷えた体に炭酸が優しくしみわたる。
- フィンランド式ドライサウナ
72度、16度の環境で、ずっと入ってられる。ほのかに木のような芳ばしい香りがする。3年前に行ったフィンランドのサウナを思い出した。
外の景色は、入口とストーブから一番遠い場所から見ることが出来る。
アウフグースは、シナモンオイルが入った水をストーブにかけて蒸気を充満させる。シナモンオイルは、この時期限定のサービスだ。配布されるスプレーボトルに入っている水は、水素水とのこと。
至福。
時間がたっぷりあってゆっくり出来る時は、こういうサウナがいい。1時間くらいしか入浴時間がない時は、90度で一気に温めて、水風呂で一気に冷却を3回くらい繰り返した方が、自分としては気持ちいいと感じる。
- ウォームチェア
お風呂場にあるウォームチェアは、とても良かった。ほんのり温かいタイルでできている椅子は、サウナ水風呂後の身体を横たえるのに丁度良い。
このまま無限にまったりしたかったのだが、一時外出して、鎌倉へ向かう。
このプランだと何度でも途中外出可能なので、横浜、鎌倉観光や、横浜あたりを走るのにいいかもしれない。
鎌倉を散歩して、和久でお食事。
極みコース二十四節気本懐石は、本当に美味しかった。鰆を藁で焼いているところだったと思う。
その後、横浜駅で二次会をして、深夜1時過ぎにスパに戻る。
深夜のサウナもとても静かだ。行ったタイミングかもしれないが、ここのサウナはとても静かだ。外が見える場所から、道路を走る車のライトを見ていると、宇宙で流れる星々を見ているような感じがしてくる。
至福。
スリーピングルームには、15台の簡易なベッドがある。隣の人との幅はほぼなく、高さ30cm、長さ80cmほどの仕切り板がベッドの端と端に設置されている。
リラックスした気持ちで、部屋の天井に装飾された、天の川のような星々を見ながら、眠りに………
つけない…。
既に寝ている人たちのイビキや寝返りの音が気になり過ぎて、寝付けない。
うとうととしかけると、隣の女子の寝相が悪いのか、こちらに寝返りを打つたびに私の足にその両足を投げ出してくる。ぶつかってくるたびに、びくっと起きてしまう。
携帯のアラーム禁止ではあるけれど、深夜に電話が鳴り、驚いて起きたり。
5:30頃には、おばちゃんの1人が、全ての準備が整った服装で、館内着で未だ眠っている連れのおばちゃんに「もう、眠れないから下に行きたい。」など悲しげな声で話してたり。"下"がどこだか気になり過ぎて、脳が回転を始める。こんな早朝に横浜駅に出たいのだろうか。
閉館ギリギリまで寝ようと思ったが、眠るのは諦めて、朝のサウナへ向かう。よくよく考えてみれば、雑魚寝のような環境でほとんど眠れたことがないことを忘れてたな。
寝起きのサウナなんて初めてなので、炭酸風呂でゆっくりと身体を温めてから入る。
この日は、7:00からソフトアウフグースがあった。寝不足の身体に優しい。
至福。
朝ごはん付きのプランにしたのだが、お腹は全く空いていなかったので、無くても良かった。
ダイニングには"下に行きたい"おばちゃんもいた。5人くらいのおばちゃんたちと泊まっていた様だ。みんなの間で嬉しそうにご飯を食べていた。良かったね。
横浜在住の友達は、スカイビルにある、「回し寿司 活」をお薦めしてくれたので、次回はチャレンジしてみたい。11時からなので、9時にスパを出されたら、2時間ほど時間を潰さないとならないが。
安くて美味しい回転寿司なら回し寿司 活美登利(SUSHI KATSUMIDORI)katumidori.co.jp
横浜を起点に何かをする時に、ここのスパを利用するといいかなと思った。
ただ私は眠れないので、スリーピングルームを予約しないで、リクライニングチェアーで眠った方がいいかもしれない。
単純にサウナだけを、1日楽しみたい時に行ってもいい。個々のサウナは、温度が低いので、サウナの暑さや息苦しさが苦手という女子も安心して楽しめると思う。
昨日、自分の担当する12月決算法人の申告が終わり、ほっとした。疲れた…。近所のサウナに行ったけど、またスカイスパのサウナでまったりしたい。
ここまでお付き合い下さり、有難うございます!よい金曜日をお過ごし下さいませ。
人混みをさけて 鶴岡八幡宮〜鎌倉宮あたり
鎌倉で夜お食事会に誘われたため、早めに鎌倉に到着し、のんびり午後から散歩することにした。
アラフォーの代謝は著しく悪い。美味しいご飯を罪悪感なく食べるために歩くと言う、裏のミッションがあるのは秘密だ。
鎌倉に来るのは久々だ。
日曜日の混雑を避けて、駅からバスロータリーを突っ切り、段葛の方へ向かう。
荏柄天神社
福岡の太宰府天満宮と京都の北野天満宮とともに日本三天神の一つに数えられている。
源頼朝が鎌倉幕府を開いた時には、その鬼門を守護する神社として崇められたそうだ。
地図では204号を行くように指示されてるが、段葛の横の道を通って鶴岡八幡宮の前まで歩く。新しいお店がたくさんできてて驚く。
鶴岡八幡宮の前で右折し、狭い道を車と人を注意しながらひたすらに歩く。
荏柄天神の入り口。インパクトがある。下をくぐる時に、少しだけワクワクした。
階段を上ると小ぶりな境内には、合格祈願の参拝者がたくさんいた。
早咲きの寒紅梅。天神様には梅がある。
推定樹齢900年の立派なイチョウの木も生えている。鶴岡八幡宮のイチョウの木が倒れてしまったのはいつだったか。
ここの三択おみくじは可愛い。筒を振ると「天神様 」、「梅」、「牛」のどれかがでてくる。出た絵の箱の穴からクジを引く仕様になっている。
鎌倉在住だった漫画家の清水崑さんが使用した絵筆が収められているかっぱ絵塚。見たことがあるカッパの絵が刻まれている。
154人の漫画家によるカッパのレリーフが付けられている絵筆塚。色々な漫画家さんの河童の絵を描いている。女性のカッパが多いような…。
絵筆塚横のしだれ梅は、ほとんど咲いていなかった。
30分くらい境内で過ごし、次の目的にへ向かう。
鎌倉宮
濃いピンクと白の鳥居の可愛さにびっくりした。
この日は、骨董市をやっていたらしい。残念、もう少し早く来ればよかった。
厄割り石というものがあった。毎日の中で、知らず知らずのうちに受けた厄(悪いもの)をお祓いしてくれる。ご祭神の護良親王は、若々しく強いお力で厄を払い清めてくれるそうだ。
かわらけに息を吹きかけ、この厄割り石で粉砕すると、あら不思議何だかすっきりしたような。みんなのすっきりが石の周りに積もっていた。
京都の神護寺でかわらけを山に投げて、厄を払うということをした事がある。似たようなものが全国にあるのかもしれない。
鎌倉宮の奥には、護良親王が幽閉されていた土牢がある。覗いてみるとほのかに光が差し込んでいるように見える。下の方の様子は全く見えなかった。ここに9か月幽閉されたらと考えると、気がおかしくなりそう。
表からは、イチゴミルクな感じの可愛い鳥居があるすっきりとした神社だけど、奥の森の方は暗くて少し怖かった。首塚みたいな場所があったり、五箇条のご誓文の碑があったり、価値観がごちゃ混ぜになっていて、混乱する。
とにかく若い力で、これらをひっくるめてどうにかしてもらおうということなのだろうか。今の日本みたいだな。
奥の森は、緑萌ゆる時期は素敵な場所かもしれない。
宝物殿もごちゃまぜだったが、著名人の直筆の掛け軸等があり、見応えありだ。
頼朝の墓〜鶴岡八幡宮
その後待ち合わせまで、まだ少し時間があったので、頼朝の墓でご挨拶をしたあと、ど定番の鶴岡八幡宮へ。
階段を登った先で頼朝様にご挨拶。この少し前、間違えて隣の崖のお墓に行ってしまった。ちょっと管理が行き届いてなくて、怖かった。日が暮れてきたし。
ぼたん園に行くつもりだったのだが、閉園時間を過ぎていたため、源平池をぼやっと見て、少し休憩。遠くにぼたんが格納されている、三角の藁が見える。
旗上神社へ向かう。橋を渡り、弁天様にご挨拶。
露天から焼き鳥のいい匂いが漂う。誘惑に負けそうになるけれど、ぐっと我慢する。
日も落ちて、いい雰囲気になってきた鎌倉。こんなに遅い時間までいるのも、久々だ。
3時間5キロくらいの散歩。今夜は美味しいご飯が食べられそうだ。
孤独のグルメ風に
「何だか」
「お腹が」
「空いてきたぞ」
サウナな人々 - 女ってやつは
今年は暖冬だというけれど、そろそろ寒さにも飽きた。暖かい季節を思い描いて、ごりごりと首や肩から音を出しながら回す。
寒さも暑さも極端だと体が疲れてくる。
夏も冬もピーク時の辛さは変わらないけれど、冬はサウナが心地よく、仕事が終わったらサウナに行こうと考えて、少しモチベーションが上がったりする。
身体を温めて、残り少ない冬を楽しみながら過ごしていこう。
サウナな人々 - 京都に思いを馳せる
インフルエンザが流行っているようですが、サウナで蹴散らしていきましょう。
立春過ぎたので、春は近いです。
サウナな人々 京都に思いを馳せる|檻野 羊|notenote.mu
全くの余談ですが、最後に京都を訪れたのは、2012年5月でした。後は、乗り換えとかで京都駅を使ったのみ。久々に行きたいけど、空いてる時がいいな。
1泊2日 松山〜高松 横断旅行 こんぴらさんへ
朝は素敵なブュッフェから始まる。昨日の夜、鯛めしをしっかりと食べたが、このブュッフェもしっかりと食べていきたい。
前日の様子は下記からどうぞ。
見よ、女子向けのこの素晴らしいラインナップを。
みかんの食べ比べは初めてだ。みかんを直接絞ってみかんジュースを作るマシーンもある。道後温泉の有名な温泉宿も景気があまり良くなく、お食事で経費削減をしているらしいのだが、ややの食事は地元の人も来る美味しい朝食だ。
ブュッフェに入る前に、60代くらいの女性二人が、お風呂に行くグッズを持って、まだ薄暗い中連れ立ってホテルを出て行った。このホテルは外湯を楽しんでもらうために、室内にはシャワーしかない。潔い。
道後温泉本館は、6:30から開き、朝風呂が観光客のみならず、地元の人たちにも人気があるそうだ。道後温泉は地元の人にとても愛されていると感じた。
タクシーで松山駅まで向かう。タクシードライバーさんはお話好きの方らしく、お遍路の話をしてくれた。お遍路は、15回、さかうちも5回したことがあり、友達とカジュアルに行ったりするらしい。ちょっと感覚がよく分からないが、そういう人もいるのだな。
8:00、松山発のアンパンマン電車で琴平まで向かう。車内は、おそらくこの電車のターゲットにはなっていなかったであろうアラフォー女子やおっちゃんしか車内には居なかった…。
日曜朝なのに空き過ぎている気がするが、東京としか比較できないのでよく分からない。車の移動が多いのかもしれないし、やはり2月は観光シーズンではないのかもしれない。
10:45、琴平駅に到着。びっくりするほど人がいない。
11:05、有名なこんぴらさんの階段が始まる。ここから1,368段を登るっ。
11:10、境内をてくてくと歩く。
11:15、桜馬場 西詰銅鳥居の先の神馬舎(しんめしゃ)に到着すると、神様が乗るとされる神馬のお散歩を見ることができた。
11:19、有名な「こんぴら狗」さん。遠方のためなかなか足を運べない参拝客が、道中の費用や初穂料を飼い犬の首に巻き、自分の代わりに参拝させるという風習があったそう。像の根元の部分、押すと動きそうだな。
まだまだ登る。
まだまだ!
11:35、785段、御本宮に到着。ここから白峰神社、厳魂神社(いづたまじんじゃ)まで行って、1,368段のなのだが、2018年2月時は、2017年の台風で奥の院までの道が閉鎖され、登り切ることが出来なかった。残念過ぎる。また次回訪れたい。
12:30、途中まで階段を降り、旧金毘羅大芝居(金丸座)を見学する。1835年に建てられた芝居小屋で、現存する最古のものだという。
昔の靴置き場。下足番が居て、お客様の靴を預かっていた。
客席は意外と狭く、ここに大人4人だと身動き取れない感じがする。相撲のます席のような感じがする狭さである。
ガイドさんの説明を聞きながら舞台まで、花道を伝って向かう。
そして、奈落にようこそ。
階段を降りると、廻り舞台を人力で動かす装置が残っていた。楽しく芝居を見ている、役者が華々しく演じているその裏で、この薄暗い場所で芝居を支えている人がいたんだなあとしみじみ思った。暗いし天井が低いので、この場所は怖かった。
金丸座は、2017年の通訳案内士試験に出題されていたのだが、外国人旅行者はほとんど見なかった。インバウンド産業の難しさよ。英語表記も見当たらなかったし、国と地方の力の入れ具合に、まだまだ温度差がある気がする。
13:15、うどん県の香川ではあるが、美味しくないお店もあるのだと思った。出汁の感じられない汁とコシがないうどん。私が冷凍うどんを作った方が美味しいかもしれない。今から思うと、写真の麺やえび天の感じで、「んん?」と思うよなあ。
お口直しに再度別の店で、美味しいうどん食べた。
まずいうどんがあまりに衝撃的だったので、美味しいうどんの写真を撮り忘れてしまった。結構、動揺していたのかもしれない。
14:30、赤星珈琲店にて、カフェラテとカヌレでティータイム。うどんを2杯も食べたのだが。
店の外側にはしめ縄が張ってあり、不思議な感じ。
帰りの飛行機の時間が近づいてきた。琴平駅へ戻り、空港直通のバスに乗って、高松空港へ向かう。まだまだ行ってみたいところがあったと後ろ髪引かれる思いだったが、また四国に訪れるための理由を残しておこうと思いながら東京へと戻った。
あっという間の1泊2日だったが、初四国そして、愛媛と香川の魅力をふんだんに味わう事が出来たと思う。島の独特さも、濃くて楽しかった。次回は、高知と徳島にも是非行ってみたい。小豆島や直島、平家の隠れ里である祖谷渓で落ち武者気分を味わってみたいな。
2月というあまり観光に適さない時期に旅行をしたからかもしれないが、程々の混み具合で快適に過ごすことができた。先日訪れた伊豆もそうだったが、地方の観光業は、なかなか苦戦していると感じた。インバウンドはその解決策の一つだとは思うが、日本人のメンタルとしてなかなか対応には時間がかかるのかもしれない。そうこうしているうちにオリンピックが終わり、乗り遅れた所と事業を軌道にのせた所で天と地の差が生まれてしまうのかもしれない。
木爪崎 水仙まつり 大人女子は冬に下田を目指す
それは、フラ友の一言で始まった。
「水仙まつりに行きたい」
世の中、自分が知らないだけで、色々なイベントがあるものだ。水仙、小学校等の花壇に咲いているものしか見たことがないと思い、この凍てついた寒空の下、海沿いの丘に咲いている水仙を見てみたくなった。
年齢も仕事も生活も違う、同じハラウでフラを習っている気が合う4人のスケジュールを合わせるのは、時としてとても難しい。合わない時は全く合わないのだが、今回はさくっと参加者4人の予定が合った。
そこからの行動は光のごとくだ。旅行会社に勤めている一人が、交通を押さえてくれて、下田への日帰り旅行が確定した。
伊豆は、熱海や修善寺は若かりし頃行ったことがある場所だが、ほぼ記憶がない。何となく団体旅行でわーっと行ってわーっと帰るという印象しか持っていない。ただ下田はペリー来航の地なので、テンションが上がる。
伊豆下田観光ガイド-伊豆下田観光協会公式サイト- | 水仙まつりwww.shimoda-city.info
木爪崎は、下田駅からバスで15分の場所にある。バスは、基本的に1時間に1本で、休日は2〜3本は運行している。
7:50、ここは本当にJR新宿駅なのか⁉︎驚くほど人が…いない…。恐る恐る指定されたホームへ向かおうとしたのだが、「この先売店なし」のポスターを見て、近くのコーヒー屋さんで朝ごはんを買いに戻る。
8:15、今日の参加者が全員揃い、一気にそれぞれが話し出す。何となく話が噛み合ってなかったり、空回っている気がするがおかまいなしだ。何年ぶりに再会すると言うわけではないのに、何故こんなに盛り上がるのか自分でも不思議だ。大人女子の話は、いつでも積もっているものなのだ。
無事にスーパービュー踊り子1号特急が来て、8:30、新宿駅を出発する。
椅子を向かい合わせにして、すっかり旅モード、同じ車両に人はまばらだ。3連休の最終日、この空き具合は経営が成り立つのか不安にさせるほどだ。
4人で話が盛り上がり過ぎて、途中の写真がほとんどなかった。雪化粧の富士山も車窓を通り過ぎるだけだ。
熱海の手前から海が見え始める。海が見えるとテンションが上がるのは、フラ好きだからか、内陸県である埼玉県育ちだからか。遠くに見える島が何か、GoogleMapで何度も確認してしまった。薄ぼんやりとだけど、初島や大島が見えた。
熱海、伊東で人が降りていき、下田まで行くのはこの車両には私たち4名だけになった。
11:12、下田駅に到着した。冬の風が吹き抜けていく。
駅前のロータリーからバスに乗って木爪崎に向かう。思った以上に空いている。水仙まつりの旗を見かけるので、祭りがやっていない事は無いと思うが、
杞憂であった。
バスに揺られる事15分、木爪崎に到着した。海沿いだからか、風が冷たく強い。
可憐な水仙たち。丘の斜面にも花が見える。
海沿いに咲いた水仙は、風に吹かれてゆらゆらと思い思いに揺れている。その中を歩くと水仙のとても良い香りがする。
こんなにたくさんの水仙が咲いている場所には今まで来たことが無かった。一部見頃が終わっているお花たちもあったが、まだまだ満開だった。
木爪崎には灯台もあるので、そちらへも歩いてみた。風が冷たくて、耳がキーンとする。
恋する灯台プロジェクトというものがあるらしく、会場のあちこちにハートをバックに写真をとる場所が設置されている。残念ながら、この日は、カップルがいちゃいちゃしている様子を見ることはできなかった。
空いているのを良いことに、主催者の趣旨に反してハートを使った面白写真ばかりを撮ってしまったことをここで少しだけ反省したい。
灯台へ行く途中に「柱状節理」が見られるということで、更にテンションが上がる。丘を降りると、えのき茸のように、みっしりと並んで柱が、地中から生えている景色が広がる。東尋坊は、とても怖く感じるのだが、この柱状節理は海と大地のダイナミックさを感じて、荒々しいような印象を受けた。
おまけで世界の柱状節理が気になって、調べてみたのだが、アメリカのデビルズ・タワーが圧巻だった。いつか訪れてみたい。
あまりの風の冷たさと空腹の為、13:20、バスで下田駅に戻る。水仙もいいけど、寒さと飢えには勝てなかった。
下田駅前に戻り、お腹が空いたので、地元のお店で海鮮丼をいただく。絶対に海鮮が美味しいだろうと確信していた。言わずもがな。
一口いただいた金目鯛の煮付けもめちゃくちゃ美味しかった。
体も暖まり、お腹もいっぱいになったので、ペリー来航の港へ、カフェを探しながら向かう。
標識に沿って何となく歩きながら、ペリー来航の港に到着した。
この場所にスーパーハイテクな太平洋を横断できる異国の船が来たことに、驚くというよりは恐怖を感じた人も多かったかも知れない。
時間も迫ってきたので、行きとは違う道を散策しながら、下田駅に戻る。途中、古民家を改装したカフェがいくつかあり、とても惹かれた。帰りにバイバイしてくれたネコさん。
16:07、カフェでお茶をする時間が取れなかったので、売店でコーヒーと温泉まんじゅうを購入し、下田駅から踊り子号に乗り込んだ。
帰りの電車、かなり眠くてうとうとしていたのだが、用意周到なお姉様がトランプを持って来てくれたので、何十年ぶりかのババ抜きで戦った。顔の表情でババのいる場所を教えてしまう人が多くて、大人気なく白熱してしまったことはご愛嬌で許してほしい。
冬の伊豆は、大変空いており、観光地の混雑でストレスを感じることはなかった。ゆっくりまったりしたい大人女子にはぴったりな場所だ。
水仙まつりは今月いっぱいまで開催されている。新宿から片道2時間半、バスで15分の旅程だが、水仙が咲き乱れる非日常とのんびりと静かな漁港に癒されること間違いなし。
東海七福神めぐり 2019年 経理人は身を清めたい
お正月に七福神めぐりをする慣習があると知ったのは2年前。去年は行けなかったのだが、今年は、東海七福神めぐりに行ってみた。
去年は、仕事を手伝っていた会社で、経理の仕事が評価されず心をすり減らしたり、社内の対立が多い会社で仕事をしていたので、社内に漂う悪い気を身体に溜め込んだ…様な気がする。
2019年年初、七福神をめぐって、心を整えよう!という事で東海七福神をめぐってみたので、ご紹介。
江戸時代に入り、東海道五十三次で品川は第一の宿駅となり、その沿道は由緒ある社寺が多く参詣する人も多かったそう。
昭和7年に品川が大東京に編入された記念として、東海道七福神初詣を定め、現在に至っている。
それでは、小雨降る寒い中、12:45 大森海岸駅からスタート!
磐井神社(いわい) 弁財天
愛情と智慧を授け、富貴開運をもたらす神
12:50 到着。カラッとした小ぶりな神社。小さな橋を渡ると弁財天がある。
1400年の歴史を持つ神社。幾度かの戦火をくぐり、その姿は「江戸名所図絵」等に鈴森八幡宮の名で記録されており、多くの参拝者で賑わったと伝えられている。
天祖・諏訪神社 福禄寿
財宝と人望と出世をもたらす神
13:36、何故か狛犬の写真しか撮ってなかった…。何していたんだろう、私。2箇所目にして、頭の中が空っぽになったらしい。この浄化力たるや。神社はスカッとしていい雰囲気だ。
天祖神社と諏訪神社が混じってるようだ。天祖神社創建は1100年〜1190年、諏訪神社創建は1631年以前と言われている。昔は、両社は東京湾に面し、立会川を挟んで並んでいたらしい。
品川寺(ほんせん) 毘沙門天
開運厄除けと財宝をもたらす神
14:10、何となく中華風なお寺に到着。
蝋梅が一本だけ綺麗に咲いていた。
境内にミニ七福神があり、何ならここでもめぐる事ができるかもしれない。
たまたま法事で来ていた友達に境内で邂逅し、ビックリした。
ここは、1652年、品川寺と号し、寺宝の大梵鐘から「鐘の寺」と呼ばれている。毘沙門天は足利期のものと言われており、高野山伝来の由緒深き御尊像として信仰を集めている。
旧東海道を、昔の旅人気分でずんずん進む。雨はすっかり上がった。絶好調という精神状態ではないので、曇り具合が丁度良い。
荏原神社 恵比須
愛情と智慧を授け、富貴開運をもたらす神
14:50、目黒川をかかる橋を渡って、到着。
鳥居がもさもさしている。
雪予報も出ていた、曇りの日。雨は止んだが、空気は冷たい。何度もお詣りの前に手を洗い、両手は冷え冷えだが、それが何とも心地よい。
荏原神社の創建は、709年である。ここまで歩いていて思ったが、七福神を有する寺や神社はかなり古いものが多い。寺や神社の昔からの存在感は圧倒的だ。一歩境内に入れば周りの建物の存在をかき消してしまう。蓄積した悪いものは、足を踏み入れた瞬間に吹き飛んでいく気がする。
一心寺 寿老人
延命・長寿福徳をもたらす神
15:05、こじんまりとしていて、何だかしっとりしているお寺。住職さんが怖そうだったけど、気のせいだった。お堂の中にいるトイプードルの様な犬が可愛かった。
創建は江戸時代末期。旧東海道筋においては、裏鬼門の方角に向いて、守護しているそうだ。
養願寺 布袋尊
寛容で福寿・財宝をもたらす神
15:20、さらっとしたお寺だ。一心寺さんの近くで、門から見える。布袋さんは、江戸時代に製作されたもの。
こちらの虚空蔵菩薩は、丑寅年生まれの守本尊で、「品川の虚空蔵さま」と呼ばれている。相方は寅年生まれなので、肌守りを購入してお土産とする。人の事を気にする余裕が出てきた。
品川神社 大黒天
福徳円満で財宝をもたらす大願成就の神
いきなり小高い山が登場する。
フィナーレに相応しい階段。圧倒的ラスボス感(不謹慎)。
15:30、到着。熊野古道に比べたら、この階段はどうって事ないよね。
1187年、源頼朝公が安房国の洲崎明神をお祀りしたのを創始としている。徳川家康が関ヶ原戦出陣の際に戦勝を祈願したそう。
神社向かって右側にお稲荷さんもあり、お金を洗う場所があったので、お財布の中のお金を全て水洗いした。洗ったお金はすぐ使った方がいい派と使わない派がいるようなのだが、自分にはよく分からないので、真ん中を取ってしばらくは使わないでおこうと思う。
個人的な感想だが、何故お稲荷さんて暗くて少し怖い場所にあるんだろうか。
新馬場駅から降りて、品川神社からめぐるルートが一般的のようだが、小高い場所にある品川神社をゴールとすると、達成感が素晴らしいので、こちらのルートもおすすめだ。何より大願成就の大黒天と言うのが、嬉しい。
出発する前までは、寒いし、雨だし何となく気乗りしなかったのだが、歩き出してしまえば、4.5kmの楽しい道のり。冷たい空気と水と七福神に悪いものは霧散したように思う。
今年は七難を免れ、七福を得られる年になると信じて来週からのビジーシーズンを乗り越えて行きたい。
今年の東海七福神めぐりは、1/15までなので、思い立ったら是非!他の七福神と比べて、距離も短めなので歩くのが苦手でも大丈夫かと。
蛇足だか、判子をいただく台紙が、色紙なので保存しやすい。