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フィンランド HEL YEAH! 海上要塞スオメンリンナ Day3

 フィンランド世界遺産の一つであるスオメンリンナ島へは、マーケット広場から船に乗って、15分くらいで到着します。屋外デッキで周りの景色を楽しみます。

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小さい島々があり、かわいらしいお家も見えます。

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 あっという間にスオメンリンナ島に到着です。船から降りて、インフォメーションセンターで、日本語のパンフレットをもらい、散策開始です。船着き場の右側には、S-Market(スーパー、レンガの建物)があるので、飲料水、食料などを購入できます。

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 5月は、週末にのみ英語とロシア語のガイドツアーがあるため、英語のツアーの予約しようと、Iso Mustasaari島とSusisaari島の間にあるスオメンリンナセンターに向かいます。夏の時期にはガイドツアーの種類も増えるそうですが、日本語ツアーはありませんでした。

 

 ツアー参加料は、11ユーロ(子供4ユーロ、ヘルシンキカードがあると無料)で、Susisaari島、Kustaanmiekka島を1時間から1時間30分で回ります。

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 スオメンリンナセンター内のミュージアムにも入場しました。スオメンリンナの歴史が学べる短編映画には日本語のイヤフォンガイドもありました。観ている人が私しかいないし、暗いし、で、寝落ちたよね。結局、2回観ました…。

 

 お昼はカフェ・ヤーケッラリで、カレリアパイ(カリヤランピーラッカ)をいただきます。ロシアに近いカレリア地方の伝統料理で、牛乳で作ったお粥をライ麦粉の記事で包んで焼いたパイです。こちらのは、お粥ではなくて、ジャガイモでした。

 

 建物は、1898年に士官の家庭の食料貯蔵庫として建設されたそうです。カフェでは美味しいペストリー、スープやコーヒーのほか、スオメンリンナのアートや文化を体験できます。

 

 元食料貯蔵庫だけあって、床下にスペースがあり、ガラスの床から下に配置してあるアート作品を見ることができます。お店にいたおじさんは大きくて、強面だったのですが、帰り際、「食器はそのままでいいの?」と声をかけたら、「そのままで大丈夫だよ」とすごく優しく言ってくれました。

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 そろそろガイドツアーの集合場所に戻ろうかという所で、ガイドツアー参加者に配られるシール無くしたことに気が付き、半泣きです。ダメもとでレシートを握りしめて、受付に行ったら、あっさりシールをいただけました。優しい。

 

 余談ですが、インフォメーションセンターでは、無料Wi-Fiが使用できます。パスワードは、”fortress”で何だか格好良くないですか。

 

 ガイドツアー参加者は30人くらいで、ほぼ欧米人で、アジア人は私ともう一人の韓国人らしき女性2人でした。途中日本人の観光グループにも会いました。

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 スオメンリンナには、刑務所もあります(写真中央)。刑務所ではスオメンリンナの石垣を補修したり、花を育てたりしているそうです。とてもオープンな環境で、脱走することは簡単みたいなのですが、脱走する人はいないそうです。「受刑者たちが自分たちで自分たちを囲む石垣を補修している」とガイドの人は冗談交じりに言っていました。

 

    世界遺産&観光地に刑務所ってどうよと思いますが、もともと政治犯などをこの島に捕らえていた歴史もあるみたいなので、その流れからなのかもしれません。

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高台から防壁を見下ろして、使用されていた当時の様子を思い描いてみたり。

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防空壕のような細く暗い通路は、とても息苦しく感じます。

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のんびり家族でお散歩している人々もいました。観光地としてだけではなく、地元の人の憩いの場所でもあるそう。今なお、住んでいる方もいらっしゃるそうです。

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こちらの教会では、 結婚式をあげることができるそうです。参列者たちが集まってきています。

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    石でぼこぼこの道は、歩きにくいし、坂道だとベビーカーもひけません。雪の日に足で道路を確認して、道を踏み外さないようにロシアがこの様に作ったそうですが、この道は、とても評判が悪いとガイドさんが言っていました。フィンランドの方と話していると、ちょいちょいロシアへの文句を聞きます。

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    長い戦いの歴史からそうさせるのかもしれません。フィンランド建国100年と言いますが、いつからをフィンランドにするかはとても難しいとガイドさんが言っていました。国として独立したのは1917年ですが、実際にはスウェーデンやロシアに統治されていた時も地域としてのフィンランドは存在していた為です。スペインのカタルーニャ地方の様な感じでしょうか。(スペインの中にカタルーニャ地方はありますが、国としては独立していません。現在も独立運動続行中)

 

    スオメンリンナもロシアと(スウェーデン時代の)フィンランドが築いた要塞です。スウェーデンは対ロシア、ロシアはヨーロッパ進出のための入口として、この地を巡り争いがありました。都度フィンランドは、争いに巻き込まれたり、内戦によりヘルシンキが破壊されたり、人口が著しく減少したりしたそうです。

 

    室町、戦国時代の井伊や真田の様に舵取りが難しい時代がとても長く続いたのだと想像に難くありません。

 

    日本もそうですが、ご近所さんとは付き合いが難しいのが世の常としても、簡単に攻め込まれてしまう所が陸続きの国の難しい所です。

 

 そんな暗さも難しさも微塵も感じさせない晴天の中、ヘルシンキへ戻ります。帰りの船では、カモメが「おかえり」してくれました。

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    スオメンリンナでは、茶室があるそうです。ヒュヴェ要塞にある茶室「徳有庵」では、茶道の練習のほか、事前予約により日本式の茶会が開かれているそうで、観に行きたかったのですが、暑いし足が疲れて行けませんでした。この地でお茶なんて、経緯がすごく気になります。

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