ぴこのねごと

さあ、つかの間の現実逃避へ。 旅とフラと時々経理の話

1泊2日 松山〜高松 横断旅行 こんぴらさんへ

朝は素敵なブュッフェから始まる。昨日の夜、鯛めしをしっかりと食べたが、このブュッフェもしっかりと食べていきたい。

 

前日の様子は下記からどうぞ。

cagedsheep.hatenablog.com

 

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見よ、女子向けのこの素晴らしいラインナップを。

 

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みかんの食べ比べは初めてだ。みかんを直接絞ってみかんジュースを作るマシーンもある。道後温泉の有名な温泉宿も景気があまり良くなく、お食事で経費削減をしているらしいのだが、ややの食事は地元の人も来る美味しい朝食だ。

 

ブュッフェに入る前に、60代くらいの女性二人が、お風呂に行くグッズを持って、まだ薄暗い中連れ立ってホテルを出て行った。このホテルは外湯を楽しんでもらうために、室内にはシャワーしかない。潔い。

 

道後温泉本館は、6:30から開き、朝風呂が観光客のみならず、地元の人たちにも人気があるそうだ。道後温泉は地元の人にとても愛されていると感じた。


www.yayahotel.jp

 

 

タクシーで松山駅まで向かう。タクシードライバーさんはお話好きの方らしく、お遍路の話をしてくれた。お遍路は、15回、さかうちも5回したことがあり、友達とカジュアルに行ったりするらしい。ちょっと感覚がよく分からないが、そういう人もいるのだな。

 

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8:00、松山発のアンパンマン電車で琴平まで向かう。車内は、おそらくこの電車のターゲットにはなっていなかったであろうアラフォー女子やおっちゃんしか車内には居なかった…。

 

日曜朝なのに空き過ぎている気がするが、東京としか比較できないのでよく分からない。車の移動が多いのかもしれないし、やはり2月は観光シーズンではないのかもしれない。
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10:45、琴平駅に到着。びっくりするほど人がいない。


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11:05、有名なこんぴらさんの階段が始まる。ここから1,368段を登るっ。


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 11:10、境内をてくてくと歩く。

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11:15、桜馬場 西詰銅鳥居の先の神馬舎(しんめしゃ)に到着すると、神様が乗るとされる神馬のお散歩を見ることができた。

 

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11:19、有名な「こんぴら狗」さん。遠方のためなかなか足を運べない参拝客が、道中の費用や初穂料を飼い犬の首に巻き、自分の代わりに参拝させるという風習があったそう。像の根元の部分、押すと動きそうだな。


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まだまだ登る。
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まだまだ!
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11:35、785段、御本宮に到着。ここから白峰神社、厳魂神社(いづたまじんじゃ)まで行って、1,368段のなのだが、2018年2月時は、2017年の台風で奥の院までの道が閉鎖され、登り切ることが出来なかった。残念過ぎる。また次回訪れたい。


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12:30、途中まで階段を降り、旧金毘羅大芝居(金丸座)を見学する。1835年に建てられた芝居小屋で、現存する最古のものだという。

 

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昔の靴置き場。下足番が居て、お客様の靴を預かっていた。


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客席は意外と狭く、ここに大人4人だと身動き取れない感じがする。相撲のます席のような感じがする狭さである。


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金丸座

ガイドさんの説明を聞きながら舞台まで、花道を伝って向かう。

 

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そして、奈落にようこそ。


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 階段を降りると、廻り舞台を人力で動かす装置が残っていた。楽しく芝居を見ている、役者が華々しく演じているその裏で、この薄暗い場所で芝居を支えている人がいたんだなあとしみじみ思った。暗いし天井が低いので、この場所は怖かった。

 

金丸座は、2017年の通訳案内士試験に出題されていたのだが、外国人旅行者はほとんど見なかった。インバウンド産業の難しさよ。英語表記も見当たらなかったし、国と地方の力の入れ具合に、まだまだ温度差がある気がする。

 

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13:15、うどん県の香川ではあるが、美味しくないお店もあるのだと思った。出汁の感じられない汁とコシがないうどん。私が冷凍うどんを作った方が美味しいかもしれない。今から思うと、写真の麺やえび天の感じで、「んん?」と思うよなあ。 

 

お口直しに再度別の店で、美味しいうどん食べた。

まずいうどんがあまりに衝撃的だったので、美味しいうどんの写真を撮り忘れてしまった。結構、動揺していたのかもしれない。 


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14:30、赤星珈琲店にて、カフェラテとカヌレティータイム。うどんを2杯も食べたのだが。


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店の外側にはしめ縄が張ってあり、不思議な感じ。

 

帰りの飛行機の時間が近づいてきた。琴平駅へ戻り、空港直通のバスに乗って、高松空港へ向かう。まだまだ行ってみたいところがあったと後ろ髪引かれる思いだったが、また四国に訪れるための理由を残しておこうと思いながら東京へと戻った。

 

あっという間の1泊2日だったが、初四国そして、愛媛と香川の魅力をふんだんに味わう事が出来たと思う。島の独特さも、濃くて楽しかった。次回は、高知と徳島にも是非行ってみたい。小豆島や直島、平家の隠れ里である祖谷渓で落ち武者気分を味わってみたいな。

 

 

 

2月というあまり観光に適さない時期に旅行をしたからかもしれないが、程々の混み具合で快適に過ごすことができた。先日訪れた伊豆もそうだったが、地方の観光業は、なかなか苦戦していると感じた。インバウンドはその解決策の一つだとは思うが、日本人のメンタルとしてなかなか対応には時間がかかるのかもしれない。そうこうしているうちにオリンピックが終わり、乗り遅れた所と事業を軌道にのせた所で天と地の差が生まれてしまうのかもしれない。