ぴこのねごと

さあ、つかの間の現実逃避へ。 旅とフラと時々経理の話

東海七福神めぐり 2019年 経理人は身を清めたい

お正月に七福神めぐりをする慣習があると知ったのは2年前。去年は行けなかったのだが、今年は、東海七福神めぐりに行ってみた。

 

去年は、仕事を手伝っていた会社で、経理の仕事が評価されず心をすり減らしたり、社内の対立が多い会社で仕事をしていたので、社内に漂う悪い気を身体に溜め込んだ…様な気がする。

 

2019年年初、七福神をめぐって、心を整えよう!という事で東海七福神をめぐってみたので、ご紹介。

東海七福神 | しながわ観光協会

東海七福神

江戸時代に入り、東海道五十三次で品川は第一の宿駅となり、その沿道は由緒ある社寺が多く参詣する人も多かったそう。

 

昭和7年に品川が大東京に編入された記念として、東海道七福神初詣を定め、現在に至っている。

 

それでは、小雨降る寒い中、12:45 大森海岸駅からスタート!

 

 

磐井神社(いわい)   弁財天

愛情と智慧を授け、富貴開運をもたらす神

f:id:Cagedsheep:20190113202159j:image
f:id:Cagedsheep:20190113202152j:image

f:id:Cagedsheep:20190113202156j:image

12:50 到着。カラッとした小ぶりな神社。小さな橋を渡ると弁財天がある。

 

1400年の歴史を持つ神社。幾度かの戦火をくぐり、その姿は「江戸名所図絵」等に鈴森八幡宮の名で記録されており、多くの参拝者で賑わったと伝えられている。

 

天祖諏訪神社  福禄寿

財宝と人望と出世をもたらす神

f:id:Cagedsheep:20190113203124j:image

13:36、何故か狛犬の写真しか撮ってなかった…。何していたんだろう、私。2箇所目にして、頭の中が空っぽになったらしい。この浄化力たるや。神社はスカッとしていい雰囲気だ。

 

天祖神社諏訪神社が混じってるようだ。天祖神社創建は1100年〜1190年、諏訪神社創建は1631年以前と言われている。昔は、両社は東京湾に面し、立会川を挟んで並んでいたらしい。

 

品川寺(ほんせん)   毘沙門天

開運厄除けと財宝をもたらす神

f:id:Cagedsheep:20190113205145j:image

14:10、何となく中華風なお寺に到着。
f:id:Cagedsheep:20190113204745j:image

蝋梅が一本だけ綺麗に咲いていた。
f:id:Cagedsheep:20190113204739j:image

境内にミニ七福神があり、何ならここでもめぐる事ができるかもしれない。

 

たまたま法事で来ていた友達に境内で邂逅し、ビックリした。

 

ここは、1652年、品川寺と号し、寺宝の大梵鐘から「鐘の寺」と呼ばれている。毘沙門天は足利期のものと言われており、高野山伝来の由緒深き御尊像として信仰を集めている。

 

f:id:Cagedsheep:20190113210122j:image
f:id:Cagedsheep:20190113210117j:image

旧東海道を、昔の旅人気分でずんずん進む。雨はすっかり上がった。絶好調という精神状態ではないので、曇り具合が丁度良い。

 

荏原神社  恵比須

愛情と智慧を授け、富貴開運をもたらす神

f:id:Cagedsheep:20190113210112j:image

14:50、目黒川をかかる橋を渡って、到着。
f:id:Cagedsheep:20190113210102j:image

鳥居がもさもさしている。
f:id:Cagedsheep:20190113210108j:image

雪予報も出ていた、曇りの日。雨は止んだが、空気は冷たい。何度もお詣りの前に手を洗い、両手は冷え冷えだが、それが何とも心地よい。

 

荏原神社の創建は、709年である。ここまで歩いていて思ったが、七福神を有する寺や神社はかなり古いものが多い。寺や神社の昔からの存在感は圧倒的だ。一歩境内に入れば周りの建物の存在をかき消してしまう。蓄積した悪いものは、足を踏み入れた瞬間に吹き飛んでいく気がする。

 

一心寺 寿老人

延命・長寿福徳をもたらす神

f:id:Cagedsheep:20190113211404j:image
f:id:Cagedsheep:20190113211359j:image

15:05、こじんまりとしていて、何だかしっとりしているお寺。住職さんが怖そうだったけど、気のせいだった。お堂の中にいるトイプードルの様な犬が可愛かった。

 

創建は江戸時代末期。旧東海道筋においては、裏鬼門の方角に向いて、守護しているそうだ。

 

養願寺  布袋尊

寛容で福寿・財宝をもたらす神

f:id:Cagedsheep:20190113211953j:image
f:id:Cagedsheep:20190113211957j:image
f:id:Cagedsheep:20190113211948j:image

15:20、さらっとしたお寺だ。一心寺さんの近くで、門から見える。布袋さんは、江戸時代に製作されたもの。

 

こちらの虚空蔵菩薩は、丑寅年生まれの守本尊で、「品川の虚空蔵さま」と呼ばれている。相方は寅年生まれなので、肌守りを購入してお土産とする。人の事を気にする余裕が出てきた。

 

品川神社  大黒天

福徳円満で財宝をもたらす大願成就の神

f:id:Cagedsheep:20190113213244j:image

いきなり小高い山が登場する。
f:id:Cagedsheep:20190113213238j:image

フィナーレに相応しい階段。圧倒的ラスボス感(不謹慎)。
f:id:Cagedsheep:20190113213229j:image

15:30、到着。熊野古道に比べたら、この階段はどうって事ないよね。

 

1187年、源頼朝公が安房国の洲崎明神をお祀りしたのを創始としている。徳川家康関ヶ原戦出陣の際に戦勝を祈願したそう。

 

f:id:Cagedsheep:20190113213234j:image

神社向かって右側にお稲荷さんもあり、お金を洗う場所があったので、お財布の中のお金を全て水洗いした。洗ったお金はすぐ使った方がいい派と使わない派がいるようなのだが、自分にはよく分からないので、真ん中を取ってしばらくは使わないでおこうと思う。

 

個人的な感想だが、何故お稲荷さんて暗くて少し怖い場所にあるんだろうか。

 

新馬場駅から降りて、品川神社からめぐるルートが一般的のようだが、小高い場所にある品川神社をゴールとすると、達成感が素晴らしいので、こちらのルートもおすすめだ。何より大願成就の大黒天と言うのが、嬉しい。

 

出発する前までは、寒いし、雨だし何となく気乗りしなかったのだが、歩き出してしまえば、4.5kmの楽しい道のり。冷たい空気と水と七福神に悪いものは霧散したように思う。

 

今年は七難を免れ、七福を得られる年になると信じて来週からのビジーシーズンを乗り越えて行きたい。

 

今年の東海七福神めぐりは、1/15までなので、思い立ったら是非!他の七福神と比べて、距離も短めなので歩くのが苦手でも大丈夫かと。

f:id:Cagedsheep:20190113234806j:image

蛇足だか、判子をいただく台紙が、色紙なので保存しやすい。