ぴこのねごと

さあ、つかの間の現実逃避へ。 旅とフラと時々経理の話

ハワイ島 ドライブ ホロホロカー コナから北へ

今年の夏休みは、何となくハワイ島に行きたいふと思った朝の通勤ラッシュ。

 

善は急げと予約した一ヶ月後に、キラウエアが噴火してしまった。

 

ニュースと地図を確認して、噴火している地域と宿泊先のコナの位置は 115㎞も離れており、更に島の中央には、4000m級の山マウナケアとマウナロアが鎮座しており、溶岩やヴォグの影響は大丈夫だと思ったので予約はキャンセルせず、計画遂行することにした。

ちなみにヒロと噴火している地域も30㎞離れており、基本的には問題が無いそう。ただ風向きが北西の時は注意が必要とのこと。いつもは貿易風が南に向かって吹いているので問題ないそうだ。

 

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【ハワイ島】キラウエア火山噴火に関する最新情報(2018年8月2日 更新)|ハワイ州観光局ニュース|allhawaiiオールハワイ

 

久々のハワイアン航空で出発。席に着くなりカムエラさんの歌とフラの映像が流れて、真夜中なのにテンションが上がってしまった。

 

置いてある雑誌も貰ったアメニティもいい。

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オアフとは違う島、自然しかない土地で、のんびりダラダラするぞと誓って眠りについたのだが、コナ空港で想像と違う雰囲気にびっくりした。野性みがすごい。

 

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200年に一度噴火するというフアラライ山、その噴火によりゴロゴロと転がった真っ黒な溶岩、ヴォグで曇っている空、道路の両端に広がるだだっ広い開発できていない土地、人間がその技術をもってしても覆い隠せない、地球のエネルギーの様なものが満ちている。

 

大地のエネルギーを直接身体に注入されたようになり、強制的にしゃっきりしてしまった。ここはエネルギーに満ちた新しい島なのだ。

 

ワイ島は車を運転して移動するのが楽しいと思う。久々の海外での運転は、慣れるまで大変だったけど、ハイウエイに乗ってしまえば、ほとんど信号はないし、見通しはいい。カーナビを付けるのをけちったおかげで(?)迷ったり、後ろから地元の人に煽られたり、クラクションを鳴らされたりしたのは、旅の醍醐味だ。

 

ワイ島の北と南へ車を走らせた。東のコナ方面へは時間の関係で行く事ができなかったし、ハワイ島を東西に走っているサドルロードとダニエルKイノウエハイウェイは、高い山を抜ける長い道なので、運転することが困難に思えたためだ。

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今日のドライブ

【コナからノースコハラ、ワイメア】

コナから北へは19号線に乗って、カメハメハ大王の生誕地の問いわれているノースコハラあたりまで行き、コハラマウンテンハイウェイ(250号)、ワイメア、ママラホアハイウェイ(190号)でコナへ戻った。

 

初めて自分でレンタカーを予約して借りたため、少し緊張しながら、ホテル内にあるダラーレンタカーの支店へ。おっかなびっくり覗いてみるとカウンターには誰もおらず、車を借りに行くとカウンターには、バナナがいた。  

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誰の何のためのバナナか分からないけれど、無事に車を借りて、恐る恐る出発。

 

コナ空港あたりは溶岩がゴロゴロしており、主要な部分以外は全く手つかずの土地が広がっている。よく見ると溶岩の上にヤギがすっくと立っており、その数に驚く。牧場から逃げ出して野生化してしまったヤギだそうだ。

 

何ここ、地球なのという印象。19号線を北に向かって、コナ空港を少し過ぎたあたり。

 

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コナ空港北あたり

北のエリアは、からっと晴れていて、いい天気だ。

 

途中ラパカヒ州立歴史公園に立ち寄る。ここは、約600年前に存在したと言われるハワイの漁村を復元したものだ。

背の高い木があるわけでもなく、海からの風も強い。ここに住むのは大変困難だったのではないかと思う。

 

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Haleとはハワイ語で家のこと
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こちらは病院の建物
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ハワイのゲーム
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たまにアザラシがくるらしい。この日はNoアザラシ。
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流れないトイレの横にあった、手を洗うための水が出る車?のようなもの。トイレは流れないタイプだが、臭くは無かった。
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更に先のノースコハラを目指す。

 

カメハメハ大王の生誕地の隣の町、カパアウにある元祖カメハメハ大王像にご挨拶。

 

ハワイ諸島を統一した苦難の王様である。生まれた場所と言われている場所には行けなかったけれども、その存在をとても近く感じた。

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カヒコのチャントにも出てくるワイメアで一休みし、行きと違う道で帰ることにしたのだが、それはなかなか困難な道のりだった。

 

ワイメアへ向かうコハラマウンテンハイウェイ、全然車が来ない一車線の道なのだが、たまに車がやってくる。追い越し禁止の道で煽られて、手に汗を握った。


ハワイ島 ドライブ 煽られて

 

ワイメアで休憩をして、帰り道ママラホアハイウェイで、突然の雨に降られて焦った。

youtu.be

 

何とか無事にホテルに到着して、ベッドに倒れこんだ時、水曜どうでしょうベトナム横断回の「僕たちは生きています!」という感じがようやく分かった気がした。

 

余談だが、偶然にも宿泊していたホテルは、キングカメハメハホテル。ホテル内に彼が建立した農業とその繁栄の神ロノを奉っているアフエナ・ヘイアフのすぐ近く。カメハメハ大王の生誕地へ行き、余生を過ごした地に戻ることは、感慨深い。

ホテル内にも色々と展示があって興味深かった。

 

アフエナ・ヘイアフ

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私が宿泊した部屋は4階だったのだか、フラの先生が以前宿泊した時は1階だったそう。その為か、虫や爬虫類的なものが入れ替わり立ち替わり部屋に出てきたらしい。4階で良かった…。野趣あふれる場所だ。

 

明日も安全運転でここに戻ってくるぞ。

 

「南へ」編に続く

#ハワイ島応援宣言