たまには月に思いを馳せて
月蝕を見たのは人生初の事かもしれない。
夜空に浮かぶ赤い月は何とも言えない、存在感だった。夕方、光り輝く黄色の満月を見た事もあり、その変貌ぶりに驚きもした。
古代ハワイでも月の満ち欠けは、人の生活に深く浸透していて、いつ農作物を植えるか、魚を釣るか、風が強いのか凪いでいるのかを知る方法であったそう。これはプロテスタントの人々がハワイに来る前からずっと古代ハワイ人が持っていた知恵であった。
ハワイ語で新月はHilo、ハワイ神話のKuという神の為の神聖な時間の始まりを意味する。
この夜は深海やトーチフィッシングに良い夜とされている。今でもこのカレンダーは使われているのだろうか。子供が月の名前を覚える為のチャントがあるみたいなので、今でも使われているのかもしれない。
日本でも同じだと思うのだか、ハワイアンソングにも月をテーマにした曲が沢山ある。
どこにいても月の満ち欠けは、人の生活と一緒にあるものなのだし、心が動くものでもあるのだと思う。
今日は新月。忙しい毎日の中で、これから満ちていく月を意識しながら、過ごすのもたまにはいいかもしれない。
分かりにくいけど、ku @ビショップミュージアム