ぴこのねごと

さあ、つかの間の現実逃避へ。 旅とフラと時々経理の話

東京ガーデンテラス紀尾井町 ふらっと赤坂さんぽ

 東京ガーデンテラス紀尾井町が、2016年7月27日にグランドオープンしました。

東京ガーデンテラス紀尾井町 - Tokyo Garden Terrace Kioicho

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 場所は、グランドプリンスホテル赤坂跡地で、ホテルニューオータニ方面にあります。赤坂見附駅から地上を行くと青山通りを横断するため、人の流れが途切れます。(地下道も通っています)駅前ほどごちゃごちゃしておらず、なかなか雰囲気がよいです。

 

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向こうに見えるのは東急エクセルホテルとプルデンシャルタワー、手前では男性が釣りをしております。 

 東京ガーデンテラス紀尾井町では、建物周辺に生まれた新たな緑地と皇居などの都心の貴重な緑地をつなぎ、エコロジカル・ネットワーク(生態回廊)の形成に貢献するまちづくりを進めています。周辺の自然環境には、野鳥をはじめとする様々な野生生物が確認されており、それらの生き物が住みやすい環境整備を進めています。
森を構成する樹種は、在来の植物種を中心に高木や低木、林床の植物を植栽し、多層構造の緑地とすることで自然に近い生態系を目指しています。また、このビオトープは清水谷公園や弁慶濠の水辺と繋がり、トンボやチョウの生息地となり、都心の貴重な水辺の生態回廊を形成します。

  というわけで、環境にも気を使っている近代的な建物です。適度なグリーンがほっとさせます。弁慶濠は池というか沼というか、流れを感じないのでよどんだ雰囲気を醸し出しているような気がしますが、都会に水気があると涼やかでいいです。

 

    テラスの小道を、お散歩すると首都高をビュンビュン飛ばしている車を飽きることなく楽しむこともできます。

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 この辺りは、紀伊徳川家の屋敷跡地があったそうで、なんとなく石垣が残っていますが、その名残かどうかはちょっとよく分かりません。紀伊徳川家からは、吉宗や家茂が将軍になっており、由緒あるお家柄。200年も経てば、そんなお屋敷も商業ビルになってしまうんですね。思わぬ所で、徳川家に出会って、びっくりしました。

 

 さて紀尾井町という地名ですが、徳川御三家紀伊徳川家、尾張家、井伊家の頭文字をとって、紀尾井という地名になったそうです。赤坂から六本木周辺は、現在では交際接待費の経費精算書類しか回ってこないような場所柄ですが、もともとは大名屋敷が連なるエリアだったようです。

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暴れん坊将軍家茂もびっくりの屋敷跡地

 

 今まで全く気にしていなかったのですが、江戸の香りがそこかしこに残る、乃木坂、六本木、赤坂エリアの歴史散歩の終点として、一息つくのにはとてもいいロケーションだと思います。

 

    弁慶濠では、釣り堀やボートを楽しめます。赤坂にこんな場所があるとは、知りませんでした。池は水草がみっしり生えていて、ボートのオールがからめとられてしまいそう。

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半七「おっオールが水草にからまっちゃったよ」

お花「きゃっ、半ちゃん、ボートゆらさないで~こわい~」

半七「大丈夫だよ、落ち着いて、ね?」

お花「もぉ、後で東京ガーデンテラス紀尾井町でお茶おごってもらうからね!」

 

 なんて、デートの提案を無責任にしてみて、今日のおさんぽの最後といたしましょう。(宮戸川の二人を使ってみたが、センスないな…。 )