バルセロナさんぽ Day おまけ
移動中もまた楽し
日本からスペインへの直行便が、現時点では無いため、日本からバルセロナへ行くためには、乗り継ぎをしなくてはなりません。
今回、選んだのはエミレーツ航空で、成田発ドバイ乗り換えバルセロナ着の航空券でした。
行きはドバイでの待ち時間が4時間あったため、移動時間は、22時間、帰りは待ち時間が2時間30分だったので、19時間でした。
エミレーツ航空の天井には、星空が広がっていて、素敵でした。
【トイレ行かせてください、その一言が言えなくて】
飛行機では、トイレ問題が気になるため、常に通路側の席を予約します。
ただ爆睡中に隣や窓際の人に、トイレで何度も起こされると、窓際のほうがいいのかなと思います。
今回爆睡中に起こされたため、寝ぼけて大声で、「Bathroom!!!?」と言ってしまったことが非常に印象深かったです。恥ずかしい。
窓際しか開いていない仕方のない状況の時は、頑張れると思いますが、まだ一人旅の時に、窓際を進んで予約する気にはなれません。精進します。
行きのドバイ発、バルセロナ着のフライト時に、オーストラリア人のカップル(若夫婦?)と隣りになりました。窓際の女性の席のモニターの調子が悪く、7時間のフライト中、5回くらい音が出ない、画面が真っ暗になってしまうと、入れ替わり立ち代わりやってくる、フライトアテンダントさんに主張しています。
言い方が非常に上手で、困ってます、直らないですか、見てくださいと言っているうちに数名のフライトアテンダントさんと仲良くなっていました。
最後には、上司の方がご迷惑をおかけしたので、お詫びを差し上げたいので、連絡先を教えてくださいとやってきました。
どうやら以前エミレーツ航空に乗った際にも、お詫びの無料航空券をもらったらしく、今回のフライトはその無料航空券を使用したようでした。
また今回ももらえる~♪といった感じでたいそう喜んでいました。
私だったら、モニターの不調は、早々に諦めて、ふて寝してしまうと思いますが、何度も言えるこの女性はすごいなと思いました。もしかして私以外、これが標準仕様なのでしょうか。
ハワイアン航空に乗った時、となりのおっさんが、飲みすぎてリバースし、非常に臭く、もらいそうになってしまった時、フライトアテンダントさんにこっそりにでもいえばよかったんだなと、しみじみ思いました。私のバカ!
【昨今の中学生は…。】
帰国の際の深夜2時のドバイ発、成田行きのフライトの際、最後尾、真ん中の列の通路側を予約していました。
後ろのほうの座席は、団体客が利用することが多く、自分の席の列の横3席は、中学生男子が座っていました。
席に着くなり、「あなたの前の席の人は、僕たちと同じグループなので、座席変更をお願いしてもいいですか。」と言ってきました。
私は座席の背もたれを思いっきり倒したいので、この席を予約した、前の席に移動して背もたれを倒しても問題ないなら、変更してもいいよと伝えたところ、中学生男子は「それは、分からないので、前の人に聞いてください」と言ってきました。
自分たちからお願いしてきたのに、なぜ私が前の中学生男子に倒してもいいかと聞かなくてはならないのでしょうか。
本来なら、自分が仲間の前の席に座っている男子に、そういっているけどいいかと聞くべきではないでしょうか。
それを伝えたところ、「あ、じゃあいいです」とさっと引き下がってしまいました。
え?何で?(はとまめの顔)
自分から振ってきて、こっちが反応したら、引き下がるって、よくわからないです。座席を倒してもいいなら変わってもいいと、交渉の場に立ったのに、いきなり退出って、理解に苦しみます。
結局、先生が来て、「あっもちろん大丈夫ですよ。(中学生らに向けて)皆、深夜便なんだから気にしないように」と言ってくれて一瞬で交渉成立しました。
いきなりおばちゃんに、「いいですよ」以外の反応をされたので、彼は思考停止になってしまったのでしょうか。若人よ、そこは怖くても頑張って、交渉してもらいたかった。
もちろん座席倒す倒さないという話も、大人げないということも重々承知しておりますが。これからは何時でも、何人が後ろに座ろうとも気にせず 、椅子をMAX倒そうと自分に誓いました。
【自称 お転婆おばあちゃん 87歳】
上の話の続き
前の席の中学生と通路側の席を代わって、座っておりましたら、私の隣の席におばあちゃんが座りました。終始、咳き込んでいて、具合が悪そうです。
深夜3時を過ぎて、軽食が運ばれてきます。普通の体調でも全部は食べられない機内食です。具合が悪く、うとうとしているおばあちゃんにも優秀なフライトアテンダントさんは、容赦なく声をかけます。
Omelet with mashuroom or with fish?
急に起こされて、英語で話しかけられたため、おばあちゃんがフリーズしてしまいました。しかし反射的に、折りたたんであるテーブルを開いたので、フライトアテンダントさんは機内食を食べる意思があるのだと、再度、どっちにする?と英語で話しかけてきます。
ふと気の毒になって、おばあちゃんの方を向くと、何か声にならない声で話している様子。ただ飛行機の外の音にかき消されて、全然聞こえません。口元5センチ位の所まで耳を近づけると、「具合が悪いから、要りません」と日本語で言っている様です。それを通訳してあげると、フライトアテンダントさんは「分かった!」と去って行きました。
それ以降、おばあちゃんと話したり、通訳したり、映画ホビットを観たり、結局2時間位しか寝ずに成田空港に到着しました。
おばあちゃんは、海外で登山をするのが、好きでずっと登っていたのですが、80歳を過ぎたので今はされてないそうです。アフリカはいい山がたくさんあるのよ〜と言ってにこにこ。今回は、モロッコ旅行を楽しんだそうです。
お転婆おばあちゃんだからね〜とごほごほ咳き込みながら、話してくれました。これが原因か、家に帰って薄着で寝てしまったのか原因かは、分かりませんが帰国してしばらく風邪気味でした。しかし87歳でこの長時間のフライトにチャレンジするとは、驚きです。風邪引いていても、声はかすれてますが、心は全く折れてません。メンタル見習いたいです。
移動時間も何が起こるのか、毎回旅の楽しみ(怖さ)です。
【ドバイ空港】
最後に乗り継ぎて大変お世話になった、ドバイ空港は、A,B,Cで雰囲気が全然違っていて、不思議でした。ターミナルも1と2があり、雰囲気が全然違うみたいです。
ターミナル3のAゾーン 明るくスカッと綺麗
ターミナル3 Bゾーン 免税店のレジがスーパーの様 人がいっぱい
ターミナル3 Cゾーン 薄暗い