ぴこのねごと

さあ、つかの間の現実逃避へ。 旅とフラと時々経理の話

バルセロナさんぽ Day3

グエルとガウディと何か特別な何か

 
バルセロナには、サグラダファミリアを筆頭に、ガウディの残した建物やそのライバル達のものが街のあちこちに不意にあります。
 
これは京都市内を歩いていて、不意に本願寺があるような、鎌倉街道を歩いていて、不意に建長寺があるような感覚と同じです。
 
建築には、全く造詣が深くないのですが、素人目にも迫力のような、何か違うという感じがします。あと街歩きの時の目印になります。
(歴史的価値のある建造物を目印扱いとはふてえ野郎で、すみません)
 
地下鉄のパセジ・ダ・グラシア駅の出口やホテルから近く、行きたいレストランやショップへの道案内に役立ったのが、カサ・バトリョアントニ・タピエス美術館でした。
 
カサ・バトリョは、言わずもがなガウディ作世界遺産です。今見ても斬新な建物で、街並みから浮いております。

某U漫画家先生のご自宅が、近隣の方々に訴えられたようには、ならなかったのでしょうかね。芸術って難しい。

バルコニーの形状から「骨の家」とも呼ばれているそうで、少し怖い感じがしました。
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アントニ・タピエス美術館は、出版社だった建物を改装したということです。
針金がわしゃわしゃとなっている、渦巻きが何だか不安を感じさせます。
頭大混乱です、収集つきませんが、めっちゃ考え中なのです、といったメッセージを勝手に感じてしまいました。
休館の日に前を通ってしまったせいか、あまりに人通りがなく、一層不安定感を際立たせています。

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カサ・ミラもガウディの作品のひとつです。
グラシア通りとディアゴナル通りの交わる場所の、ワンブロック前の角にあるので、ショッピングはそろそろ折り返し地点だなとわかります。

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カサ・リェオ・イ・モラも目印にしていました。
名前はとても覚えられなかったので、ロエベのビルと勝手に呼んでいました。正当な優雅な建物で、とてもお上品な印象です。
街には合っているのですが、違う意味で目立っている建物でした。
 
他にも知らないだけで、何か特別な建物が街中にあり、見付けると「何か、特別な何か」に違いないと確信していました。
 
カタルーニャ広場から少し離れても、有名な建築物は点在しています。 ガウディ、グエルペアの作品として、有名なのはグエル公園です。
 
小高い丘の上に高級住宅をコンセプトとして建築されたにもかかわらず、グエル邸とガウディ邸以外一戸しか売れなかったそうです。
場所は山の上で不便、 全体がメルヘン、階段は多いし、生活するという視点から見れば、いかがなものかという物件です。
 
門番の小屋である、正面の建物もとても可愛くデザインされており、
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いかつい門番の男衆が、こんな可愛い建物から
見張りをしてる様子を想像したら、可笑しくなりました。
 
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 (悪い子はいねが〜というイメージ)

 
聞いたところによりますと、
数年前から入場が有料になり、入場も30分400人の制限、および予約時間から30分過ぎたら入場できなくなる事もあり、日本の団体旅行のコースからは外れてしまったそうです。
ちなみに、代わりにモンジュイックの丘へ行くそうです。
 
 
そんな話を聞いたので、グエル公園はそんなに混んでいないだろうとタカを括り、地下鉄レセップス駅で当日予約をしようとしたら、見事に近い時間は定員に達しており、翌日、予約をして出直す事になりました。
 
改めてグエル公園のHPの予約画面を見ていましたら、人気の時間帯は、夕方〜夜で、1日前でも予約でいっぱい。
皆さん夕焼けでも、見てるんだろうなぁ。
午後は非常に暑いので、朝か夕方の時間帯ですと、公園散策には丁度いいかもしれませんね。
 


ぐるぐると、足と電車とバスを使って、バルセロナをおさんぽして参りました。
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おさんぽの道中、素敵な建物に見とれて、うっとりと歩いていると、横断歩道で車にひかれそうになります。

道が、歩道と車道でミルフィーユみたいに重なっていて、歩道ー車道ー歩道ー反対車線の車道ー歩道ー車道ー反対側の歩道と整備されていて、それぞれ信号が取り付けられています。
 
間違えて一つ先の信号を見ながら最初の車道を渡ってしまうと、一本目の車道の信号が赤なんてこともざらにあって、不慣れな旅人は細心の注意が必要です。
 
またバルセロナの歩行者用の信号は赤で点滅した後、車用の信号が青になるまでの時間が、5秒くらいしかありません。
日本では、歩行者用の信号は赤になっても、車用の信号が青に変わるまでに30秒はあります。 歩行者用の信号が点滅したら、横断をしないことをお勧めします。
 
平均寿命が80歳以上と日本と同じく、高齢化が進んでいるスペインですが、信号待ちの時間を1つを例にとっても、あまりご老人に優しい街づくりにはこだわりがないように思えました。

人口が日本の半分以下なので、老人の絶対数が少ないのと都市部にはあまり住んでいらっしゃらないのかもしれません。皆さん、そんな事は気にしてない可能性も捨て切れません。

 
久々のヨーロッパ、スペイン バルセロナ
住んでいる人々も文化も刺激的で、不慣れな旅人も彩り鮮やかに迎えてくれたような気がします。
 
最後にTaxiなのかバスなのかよくわからない標識を横目に、また次のおさんぽでお会いしましょう。
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 有難うございました。